我が町は、もともとは九谷焼を中心とする産業があるだけの片田舎であったが、1990年ごろから企業や大学を誘致したり団地を造成したりして人口は5万を数えるに至っている。

九谷焼のモニュメント
それでも低山も残り自然は保たれており、現在個人的に調査しているアベサンショウウオも生息している。
散歩道では、注意しなければならないがスズメバチの巣作りも進んでいる。

大きくなり始めたスズメバチの巣
道端の擁壁には地蔵様が無造作に祀られている。

道端のお地蔵様
湧き水も多く、周辺ではルリシジミが盛んに吸水している。

湧き水に集まるルリシジミ
田では春先に植えられた早場米が穂をつけ始めた。

穂を出し始めた早場米ゆめみずほ
団地近くの森では、アオサギ達と一緒に営巣していたゴイサギのヒナが孵化し、茶色の毛を持つ幼鳥、若鳥(ホシゴイ)が巣立ちをし田で餌を摂るようになった。なお、若鳥が親羽になるには2,3年の時間がかかるそうである。

田のホシゴイ



田で餌を探すゴイサギ
ゴイサギ(2021年5月29日の記事)は、鋭く赤い目、頭の白い冠羽、白い腹などが特徴のサギで、川で魚を待ち伏せしたり田でカエルを捕まえたりする。

冠羽が目立つゴイサギ
今は巣立った若鳥たちが親についてエサ取りを憶える時期である。
アオサギもお出ましになり、ダイサギやコサギも餌を探しており、トビもカエルを狙っている。


大きさで他を圧倒するアオサギ

田のダイサギ

トビも田で餌探し
今年は早く梅雨が明け暑くなった。鳥達も暑さに立ち向かわなければならない。