男ゴコロと旅の空 rainbow in my heart

出張に行く。食事する。女を抱く。酒を飲む。仕事する。丸裸の俺?

静岡おでん 「よしく」 その1

2008-12-01 00:20:14 | 出張グルメ

さぁて、おでんシリーズは、まだまだ続きます。
そしてこれは、おでんシリーズでありながら、
浅羽由紀シリーズでもあったりして。
だって、今回レポートする「よしく」さんも、
これまた「浅羽由紀をサポートする全国おでん連盟」
に所属しているんだもん!

っていうのは半分冗談ですが、
「静岡に行くのだったら、是非“よしく”さんに」
という由紀さんのご紹介のお店です。
何でも「牛のアキレス腱が最高に美味しい!」
ということなので、それは必須ですかね。

実はこの前日に訪問したかったのですが、
静岡の得意先の社長と意気投合しちゃいまして…
ゴーカ海の幸のご接待を頂きまして、
その上、夜のクラブ活動突撃!ということで、
一度は断念したのです。

で、次の日。
僕は朝から浜松に移動して、一日ずっと
浜松で仕事していたのですが、
静岡に戻ったら、すでに19時を回っていました。

本当はこの日、堀川ひとみさんの横浜でのライブに
行くはずだったのですが、もはや間に合わない時間。
しょうがない…
こうなったら、一度は断念した「よしく」に
行くしかないじゃないか!と
重い荷物を背負って、「よしく」探しの旅に。



途中、道行く小父様に尋ねながら探し当てた「青葉横丁」。

いいねぇ、赤提灯がずらっと並んで、
この風景見ただけで、肩から力が抜けて、ホッとする。

あ、よしく、みっけ!



タイミングがいいのか悪いのか、
お店にはまだお客さん、入っていませんでした。
その分、おやっさんとゆっくり話が出来たかな。

「浅羽由紀さんの紹介で来ましたぁ」

まずはビール…ありゃ、みんな大瓶かぁ。

「ヱビスなら缶があるよ」

ということで、ヱビスをば。



突き出しは、大きなサザエのつぼ焼きだ!



よしよし、うまく全部繋がったぞ!



続いて…おやっさんお勧めの生シラス!



静岡はいいね。幸せ幸せ!

で、さっきから目の前でいい匂いをさせている
おでんをそろそろ、行きたいんですけど。。。

これが静岡おでんです!



黒いです。漆黒です。

え?初瀬さん?いえいえ…(笑)

で、ここで前回にけちゃんからご質問いただいた、
関東煮(かんとだき)について、
ちょっとお話ししましょうか。

関西では「おでん」のことを「関東煮」と言います。
でも、実は東京のおでんというのは、
この関東煮が東京で広まったもの…というと、
???という感じでしょ。

ま、ルーツはおそらく関東なのでしょう。
昔々、お江戸で広まった「醤油で煮込んだおでん」。
これが大坂(江戸時代は大阪は大坂と表記)に行って
「関東煮」と呼ばれるようになります。
関西では「おでん=田楽」は、お湯で煮て味噌をつけて、
というスタイルだった頃のハナシです。
区別するために「関東煮」ですね。

で、お江戸のおでんは、今よりも真っ黒な出汁
だったらしいです。かつおに醤油、砂糖、みりんで
作った甘辛いだし汁です。スープに浮いている今の
おでんと違って、汁気は少なかったそうです。

ところが、この関東の真っ黒な出汁のおでんは、
次第に廃れていき、そこに関東大震災!
東京のおでんが壊滅したところに、
関西からの救援食として逆輸入されたのが「関東煮」。
当然関西風の味付けに変わっていたものが、
東京に広まり始めます。
そして今度は東京で関東煮が改良され、
「スープが飲めるおでん」に進化していくのです。

だから、おでんは東と西を行ったり来たりしながら、
進化してきたと言うわけですね。
そのどの時代から枝葉として別れたかで、
それぞれの地方や、それぞれのお店の味が決まると
いうことでしょう。
やはり進化の系統樹を作ってみると面白いでしょうね。

誰かスポンサーにならないかな。
食の系統樹で本作らせてくれない?
もう今の仕事、リタイアしてもいいからさぁ。

で、静岡おでんです。

静岡おでんなのですが…

長くなったので、また次に続く、ということで。

あ、予告編見ておいてください。
「よしく」の芸術的玉子切りの妙技です!




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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
にけちゃん! (bays_star)
2008-12-03 20:57:36
正解は、関西で関東風おでんのことを
「かんとだき」と呼んだのですけど、
ま、そういうことです。

知恩院さんには、子供の頃、
よく行きました。
いつかまた、ゆっくり訪ねたいものです。
返信する
(゜o゜) (にけちゃん)
2008-12-03 20:01:08
おお、そうだったのですか!
もちろん何にも知らなくても
おでんのおいしさはかわらないかもしれませんが
とーっても、興味深く読ませていただきました。

ちっちゃい頃に、
東京ではおでんのことを
『かんとうだき』というらしい…、
と聞いたのは当たらずとも遠からず
だったようです。

こちらでは京風の薄色でおだしをきかせた
おでんが人気です。
京都は古川町商店街の中にあるお総菜屋さん、
三条どおりから入ってずんずんずんずん・・・、
もうじき知恩院の方へ抜けちゃう、
という、かどっこの脇商店のおでんはおいしい・・・。
ただ、持ち帰り専門なので、店先でいただく、
というわけにはいきませんが。
返信する
そうそう。 (bays_star)
2008-12-01 21:26:22
青海苔と節粉の混ざったヤツを
かけて食べるんだけど、あれかけちゃうと、
みんな同じ味になっちゃうから、
おやっさんはオススメしなかったですね。

僕の声が聞きたければ、浅羽由紀さんの
ラジオ番組第2回放送を聞いておくれ!
返信する
サザエのつぼ焼きの (ケロヨン)
2008-12-01 01:00:42
うまく全部つながったぞ には ケロもよしよし だよ(笑)
そうか おでんにはそんな流れがあるんだぁ
そんな深いもんだとは思わなかったよ
牛のアキレスけんは東京でもある?食べてみたいね

漆黒のおでん びっっっっくりー
青海苔をかけるのは静岡だっけ?
おでんを早くみせろぅ! ポチッしたよ~(笑)

ニコ動に入ってる声は bays_starしゃまの声なの?
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