バスティン研究会広島

バスティン研究会広島の活動内容

室内楽・第5弾②(2018)

2018年02月23日 | 室内楽講座
2018年2月23日(金)広島カワイ楽器店、パーチェで2018年度第2回室内楽クラスのレッスンが行われました。



今回はチェロの篠崎由紀先生にレッスンをして頂きました!
初めてお会いする先生なので、みんなドキドキでしたが、広島恒例の沖根先生の貢物で一気に和みました





バイオリンは田中郁也先生、チェロは柳橋泰志先生に演奏して頂きました


【ピアノトリオ】
グレンゲル op.35 no.2

打鍵スピードが速いので、テンポが合っていても焦って聞こえ、弦奏者を煽ってるような弾き方になってしまっている。5〜10度の坂を足が先に行ってしまってる感じ。その辺りを気をつけるとアレグロが弦と合う。

箇所によってテンポがズレてるかも。



離鍵した後の響き分の長さも念頭に打鍵する。
用意の時間を作らない。音楽でない動作を入れない。音が鳴っていなくても良い演奏をしていると想像できる見た目を目指して。

一つのテンポでしか弾けない。という状態で作らないように。ピアノは一人で弾くことが多いけれど、弦楽器などは複数人で弾くので色んなテンポに対応出来るように。

次にアウフタクトで弦が出て来るような音楽を一人でまとめて弾き終えずに弾く。

綺麗な音の上にペダルをつけるように。
エコーがひどいカラオケの状態にしない。

【バイオリンデュオ】
エクレス ソナタ ト短調 第2楽章


細かい音が合いの手のように入るので、ピタっと流れに入ってた方が良い。上手く入ってないと弦の方は「きーかないっ(プイッ)」という気持ちになってしまう。

弦のメロディを追い越さないで(音量的な意味で)
16分と8分の速度感が違わないように。
弾けなくても、音楽上で大切な「抜けない方が良い音」を見つけて、他の楽器のメロディなどを邪魔しないで合わせるという事も出来るように。

pの部分は小さいと考えるのでなく、繊細な音を扱うつもりで。



【ピアノトリオ】
ハイドン Hbk. ⅩⅤ:25 ジプシートリオ
第1楽章


冒頭のアウフタクトと22小節のアウフタクト、調性の変化をよく感じて。
焦らないで時間いっぱい鳴らしてちゃんと歌って。
左手の16分音符は遅くならず、推進力を持って。スピード感やテンポは正しくても、4小節単位(26〜29小節)で進んで行っているのが分かる演奏になるように。カクカクした音でなく長音をイメージして和声を展開して。




記事担当のわたくしめ、急用にてここで退出してしまいました…
4時間あるレッスンの内の前半の2時間だけでも、これだけ濃厚なレッスンをして頂けました!
ピアノとは違った視点で、弦奏者の気持ちに寄り添った立場からのアドバイスはどれも目からウロコがポロポロ落ちました。

後半のレッスンの内容も気になりますよね〜
皆さんも是非聴講してみて下さい
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