バスティン研究会広島

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水谷先生 指の講座(2018年 2月)

2018年02月16日 | 指の講座
2018年2月16日(金)カワイ広島パーチェにて、水谷稚佳子先生による指の講座が開かれました。


【初級】

親指なしハノンを使って

〈親指なしハノン D-1〉
4と3を広げるのは、小さなお子さんには難しいかも。

みんなで弾いてみました。
腕が下に落ちて抜けた感じを体感する。
指先に乗っかった感じがわかると、もっとしっかりした音が出せる。



二人組で腕の重さを感じる。
その時は指先が白くなっている。
その重さをそのまま鍵盤に乗せて弾く。
鍵盤にぶら下がると手首が落ち、この状態では、指が立たない。
そのまま手首を起こし➡手首の角度を変えることで、音の種類が変わる。





指先は足、指の付け根は腰。
ボードをつけることで、付け根の関節を立てる。
その時には手のひらの力を使っているので、そこを意識することが大切。


曲を弾くときには、親指を使うけれど、その時に内側を意識することで無駄な力がなくなるといいです。

【中級】
〈親指なしのハノン A-4〉
・指先が伸びていると音がモニョモニョするので、指先を立てる意識をする。



・指を上げずに(無駄な動きをせず)弾けると楽に弾けるようになる。練習時は意識的に指を上げて弾くのも、アクセントにしたい指だけを上げて弾くのも効果的。

親指を使う→親指の骨と手首の間の筋肉のこと



・ボードをつけて(親指以外がボードを握らないように)親指をスリスリする。
・親指を弾く時に指のつけねの骨が低くならないように気をつける。ボードをつけた時の山型を保つように親指を弾く。



【上級】

・親指を使う時に5の指が上がるのは、片足で立った時に両手を使ってバランスを取ろうとするのと一緒。
5の指が上がる癖、4の指が中に入る癖などは、全く動かないようにしようとするのではなく緩和していけると良い。
・自分の手の癖を知って原因を考えて工夫していくことが大切。

親指なしのハノン A-5 A-6
・3.4拍目の2度音程の反復で4の指と5の指がくっ付いて重ならないように。



他の指が暴れないように気をつける。



・A-5と6は難しくなっているので、速く弾く、4にアクセント、リズムなどで練習すると良い。


水谷先生、多くの学びをありがとうございました!
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