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ガンダムな日々

とりあえず、ガンダムSEED DESTENYも始まったので、ガンダム専用のブログもありかなと。

機動戦士ガンダム SEED DESTINY 第10話 「父の呪縛」 感想

2004年12月24日 | ガンダム SEED DESTINY
アスランのアスランによるアスランのためのまったりとしたお話でした。
このゆっくりとした進行は、来年に響きそうですな。
なので、ストーリーも追うほどのものでもないので感想を多めに。
そんな感じの第10回

地球連合の核攻撃は、ニュースとして地球、プラント双方に伝わります。
驚くアスラン、怒りをあらわにするカガリとシン。
プラントの民衆は、このニュースを知り、評議会の対応に不信感を抱き始めます。
そして、報復か対話か。意見はまっぷたつにわかれます。
そんな中会談中のアスランとデュランダル議長。
アスランは議長に、戦争だけはやめてくれと懇願します。
議長も、できれば戦争はさけたいが、民衆が知ればそうも言ってられなくなる。
今まさに先の対戦のように進もうとする針をどうすれば止められるのかと。
そこにラクⅡの登場。
反戦平和を叫びます。静まる民衆。ラクス効果は絶大です。
しかし、これは議長の描いたシナリオであった模様。
議長曰く「ラクスの力は大きい、自分なんかより遥かに」
なので、ラクスという名前が必要なのだと。
それと、アスランも必要らしいです。
そんなアスランにセイバーをプレゼント。なんか前種でキラがフリーダムをもらう
シーンとダブるんですが。気のせいでしょうか・・・
で議長、セイバーを託すことで、アスランに何かをやらせるつもりです。
その理由は「自分の考えは、ラクⅡが言っていた通り。だが、相手、様々な人間、組織
そんなものの思惑が複雑に絡み合う中では、願う通りのことを運ぶのも容易ではない。
だから、思いを同じくする人には立ってもらたい」
「できれば戦争は避けたい。だからと言って、銃も取らずに一方的に滅ぼされるわけにも
いかない。そんなときのために、アスランにも力のある存在でいてほしい」
というものでした。
受けるか受けないかは、少々猶予が与えられました。

会談を終え、ホテルに帰るアスラン。
待っていたのはラクⅡ(ミーア)でした。
そのままお食事へ。
そこで、ミーアは衝撃(?)の告白。
ミーアは自らすすんでラクスを演じている模様。
ある日、議長に呼ばれプラントのために君(ミーア)の力が必要だといわれたみたいです。
その理由を聞いたアスラン「必要とされてるのは君(ミーア)じゃない、ラクスだ」と速攻
否定。
でもミーアはそれでもかまわないみたい。
ラクスとしてのミーアは必要とされている。ラクスでいる限りは、議長、プラントの人々に
必要とされる。それでいいと。
これを聞いたアスランは、必要とされている自分はどちらであるかを反芻します。
そして至った結論に苛立ちます。てな感じで終了しました。

自分で書いてて、よわかりませんすみません。

今回は主要な人物って3人しか出てないので、これの感想を。

・デュランダル議長
え~、策士全開でした。
アスランを取り込むために、アスランが肯定してほしい部分(ザラ議長の息子である等)を
肯定しつつ、ザラ議長はザラ議長、アスランはアスランと血縁とか関係なく、一人の人間と
して接していこうとしています。
さらに、使えるものは全て使う。
ミーアはラクスに容姿、声等、瓜二つだったことから、自分の政策をすすめるための人形と
してラクスを演じさせます。
確かに、ラクスはプラントアイドル、平和の象徴。誰の言葉よりも信じてしまうものです。
議長はそれを利用してるわけですね。
やっぱりクロいです。

・ミーア
洗脳されてるのかと思っていたのですが、自ら進んで演じてました。
必要とされるのなら、それが例え自分ではなくても、今だけだったとしてもそれでいい。
ラクスでいる間は、誰からも必要とされるのだから。
普通の人間であれば、自分自身ではなくそれを演じる自分が必要だと言われれば、自分の
存在価値とかを考えてしまうものです。
でも、そんなことを、明るく笑顔で言われると、なんかとても健気に思えてきます。
下手すると、視聴者には本人(ラクス)よりも人気が出るかもしれません。
まぁ、レーゼはルナマリア派なのでどうでもいいですが。

・アスラン
今まさにいろんなしがらみから開放されようとしてる感じ。
アスラン・ザラでいる限りは付きまとうザラ議長の影。
それをデュランダル議長に肯定された上で、別の人間として認めてもらえたこと。
これは、アスランにとって救いの一言だったと思います。
さらに、アレックスとしてではなく、アスランとして必要といわれたこと。
アレックスとして過ごしてきた日々。誰からも必要とされず、何も求められず、ただ逃げて
ただけの自分。
シンに言われた一言、アレックスとしてオーブに戻り何をしているのかと。
アレックスとして何もしていなかった自分。最後に見せた怒りの部分はそこら辺かなと思います。
しかし、アスランとしてなら求められ、必要とされている。
でも、そうは単純にいかなくて、アスランになるイコール戦いの場に戻るということになるわけで。
アスランとして求められることとは、政治家の息子としての自分ではなく一兵士としての自分。
戦うことでしかアスランは必要とされていないわけです。
できれば戦いたくはない。でも今アスランにできることはと考えると・・・

最後に今回の名言
「君にできること、君が望むこと。それは君自身が一番知っているはずだ」
(ギルバート・デュランダル)