きょうも映画館通い by Banzong

わたしたちは世界一の映画の街に住んでいる!

2018.1.19 シネスイッチ銀座で『はじめてのおもてなし』を観る。とてもよい後味!

2018-01-19 | 映画レビュー
現代を描くヨーロッパ映画にはたいてい何らかの形で難民問題が影をおとす。シネスイッチ銀座で観た『はじめてのおもてなし』というドイツ映画もそのものずばり、難民を受け入れた家族の物語でした。

舞台はミュンヘン。きれいな街ですね。引退間近の大病院の外科医と元校長の夫婦、その息子で遣りての弁護士、30過ぎても自分探しをしている娘、の裕福な一家。暇を持て余しているお母さんが突然、難民を家にひきとるといいだし、そこからトラブルが続出するのですが…。ナイジェリアから流れてきた難民青年がいたって好人物で、彼のおかげもあり、崩壊寸前の家族が次第にひとつにまとまっていくというハートウォーミングなコメディです。

過激な左翼の活動家もいれば、ネオナチもいる、宗教もややここしい、平凡な家族にこの青年が加わることで、さまざまな問題が浮き彫りになります。ドイツで大ヒットし、一昨年の興行ベストワンというのもうなづけます。

よくわからないタイトルだし、スルーしようかと思いましたが、観てよかった。とてもよい後味でした。こういう映画のあとはビールがうまい。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2018.1.18 台湾映画では珍し... | トップ | 2018年1月第3週の「わたし的... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画レビュー」カテゴリの最新記事