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2018.1.3 初映画は『バーフバリ 王の凱旋』と『しとやかな獣』の異色2本です。なかなかいいチョイスのスタートではないでしょうか。

2018-01-03 | 映画レビュー
初映画は、『バーフバリ 王の凱旋』と『しとやかな獣』の異色2本です。

『バーフバリ』は新宿ピカデリーで観ました。今回も全編がクライマックス。濃いいーいイケメン男女が、これでもかと盛り上げる音楽をバックに、踊るように剣を、拳を振り回し、機関銃のように弓を引く大活劇です。

古代インド。みなしごの主人公が、実は伝説の王バーフバリの実子だったことを知り、邪悪な暴君に挑む…というところまでが前篇でした。映画の前に、結構長いこれまでのあらすじがつきます。で、始まるのですが、すぐに息子の話にいかず、先代の物語がもう一度こってりとあります。なぜ彼が争いに破れたか。これがまた波乱万丈。後半やっと、息子の物語になります。

インド映画史上最大のヒット作。大スペクタクルです。ワイヤーアクション+ストップモーション+CGでしょうか。奇想天外な武器が登場し、象も人も空を舞います。141分、あきるところなく緊張感が続きます。

『しとやかな獣』(1963年)、また川島雄三監督作品です。角川シネマ新宿で開催中の「大映映画祭」の一本。

何度観てもこのテイストにはうなります。当時の高級アパートに住む元海軍軍人一家とそれをとりまく人間たちのドラマなんですが、出てくる人物がほとんどワルというか、ろくな奴らじゃない。色と金の化かしあいです。若尾文子が主演。出演時間はわりと少ないのですが、彼女こそ最大のワル「しとやかな獣」というわけです。

舞台はほぼアパートの一室のみ。外の空模様が変わっていきます。カメラのアングルも自由自在、ときにシュールなショットもはさみます。いささか風変わりな作品です。

カミさんは「お芝居の映画化?だと思った」。いえ、新藤兼人のオリジナル脚本。でものちにケラリーノ・サンドロヴィッチなど、舞台にもなっています。

趣のちがう2本なので、ごっちゃになりません。なかなかいいチョイスのスタートではないでしょうか。





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