(写真は岩下にパンチを見舞うプラウェーッ(右))
昨日タイ・バンコクで行われたWBCインターナショナル・スーパーライト級タイトルマッチは王者プラウェーッ・シンワンチャー(タイ)相手に日本ライト級ランキング7位の岩下幸右(グリーンツダ)が粘ったものの手数で及ばずフルマークの判定負けとなりました。
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(愚連隊の一言)パタウィコーン市場のあたりは日本人にゃ全く縁が無いな(きっぱり)
相変わらず雨にたたられているバンコクでしたが試合前は雨は降らずに暑くなり、
めっさ蒸し暑いやんけ!!!!(何故関西弁?)
って感じでした。
さっそく興行内容です。
[[ 2011年10月14日(金) ]] ゴーキェット・パタウィコーン興行
場所:バンコク市ブンカム区ナワミン通りのパタウィコーン市場
▼第1試合:ノンタイトル、6回戦、契約重量122ポンド
ソッ・プーンインスリージム(タイ) VS ヘンドリー・バロンサイ(インドネシア)
「塩試合確定!」と思っていたこの試合でしたが元々の階級がSフライかバンタムのヘンドリーに
「Sバンタムじゃしんどいっすよ~」(試合後本人談)
って感じ?っていうか「おみゃ~試合前夜に彼女(タイ人だす)と張り切りすぎたんじゃにぇーけー?」(何故名古屋弁?)って感じもいつもと違って序盤からパンチを繰り出して一見主導権を握ったヘンドリーでしたが、ソッの逆襲にあって2R、3Rとダウンを食い
ありゃ??予想と違って早期KO???
っと思ったもののそこからクリンチも駆使して粘るヘンドリーと無理して倒しに行かないソッのおかげで無事に判定へ。(何故無事?)
<最初だけは良かったのになあ…>
当然のごとく判定でソッの勝利。
しかし今回はヘンドリーのいつもの地に這うようなボディーワークがでなかったなあ…試合中苦しそうな息遣いをしていたので聞いたら「いや昨夜エアコンが冷えすぎて…」
「そりゃタイ人の彼女と…(以下略)」
Sフライくらいで完調のヘンドリーの試合をみてみたいけどねえ…
▼第2試合:WBCインターナショナル・スーパーライト級タイトルマッチ
王者:プラウェーッ・シンワンチャー(タイ) VS 岩下幸右(日本、グリーンツダ)
メインイベントは「冷蔵庫(アイ・トゥーイェン)」の異名を持つプラウェーッ・シンワンチャーと日本からのサムライ・チャレンジャー岩下幸右。入場から刀をさして気合の入った岩下!!
<どーせなら羽織袴で…(無理無理、暑いし)>
試合は全般に
うまく避けて、うまく当てるプラウェーッと根性で耐えて反撃する岩下
って感じの攻防。
<対峙する二人>
相手の岩下が良く動くだけにプラウェーッの足もいつもより動きます。しかし序盤からなんやかんやでプラウェーッのパンチがよく入っていたので
ありゃ、これはやっぱ早期KOか?
と思ったら岩下のタフネスぶりは半端じゃない!?Σ( ̄□ ̄;)
<プラウェーッのパンチも入ってるように見えるんだが…>
3Rにプラウェーッのパンチを受けても両手を広げて「平気!」とアピールした岩下は5R後半にはプラウェーッのボディーブロー連打を腕でガードも避けもせず、
前かがみになって力を入れて耐えるパフォーマンスを披露(おいおい)
このタフネスのアピールにタイ人の観客も沸きます。
しかし攻撃面では「コースケのフックは強いですよ」(Byプーム君)というフックがことごとくプラウェーッの体裁きで避けられます。ダッキング、スウェーはもちろんよく練習で見るような避け方で的確に岩下のパンチを避けるのはさすが。
岩下の有効な攻撃はしょっぱなの1パンチか(その後の追撃は避けられちゃう)接近戦でのパンチ。ただこちらは強いパンチは打てて無かったですね。
<ストレート系でガンガン攻めて欲しかった>
<接近してのパンチは威力に欠けました>
折り返して後半に入ると散々攻めていたプラウェーッの方が疲れが見えてくるんだけどチャンスらしいチャンスは7Rか、岩下のパンチにプラウェーッが前のめりになってぐらつくシーンがあったものの、疲労最高潮になったと思われる10Rには岩下も相手に合わせて休んでしまってましたね。
<プラウェーッの豪快アッパー!>
あそこで強引にでも攻めに出れれば良かったかも…しかし続く11Rは疲れで体を預けるような動きが多くなったプラウェーッより手をだして行った岩下が若干有利かなと思いました。(あたしはこのラウンドだけ岩下。)
とはいえ11Rの攻防もKOが出来るような打ち合いには到底見えず、最終12Rの出だしも今ひとつ積極的にパンチが出ない岩下を見ておもわず
「ここでKOしないと勝てないぞ!!」
と大声で叫んだんだが本人には届いたか?このあとロープ際から垂直に飛び上がるようなイメージのジャンプ(パンチ?ジャッジの陰に隠れてました)を見せて
逆にレフェリーから注意されてましたが…(汗)
しかし最後の岩下の攻勢もプラウェーッを倒すには到底いたらず結果は判定に。
120-108、120-108、120-108 フルマークでプラウェーッの勝利
まあ仕方ないか…あたしだって119-109だったし。
<判定の瞬間>
確かに頑丈さは認めるんですが、せっかくの上背とリーチがあるのだから遠距離からの強いパンチとか欲しいですね。相手の体裁きで避けられてしまった岩下のパンチに比べてプラウェーッはガードの上に出たテンプル、肘でカバーしきれない脇腹、正面からのみぞおち、と開いているところに的確にパンチを入れてきたのもさすがでした。
<やっぱ世界ランカーはるだけのことはありました。>
岩下自身は「効いたパンチはほとんどなかったです。9Rにもらったボディーストレートだけですね。相手のパンチの強さは想定内でした。」と言っていました。敗因としては「試合の途中(中盤から後半にかけて)で攻め方とか考えてしまって逆に手が出なくなってしまいました。あそこでもっと攻めに行かなければいけなかったんだけど。」と語っています。
確かに守る面で
頑丈さはホント心底認める
ので、攻撃面とガード面の強化をお願いしたいですね。やっぱボクシングはパンチを相手に当てないと勝てないですからね。長所は長所でキープしつつ、攻める武器を磨いてもっと上を目指して欲しいですね。
頑張れ、九州男児!!!!
なお試合後に夕食を待って待ちぼうけ(汗)している間に岩下をみつけたタイ人から写真を何度と無く頼まれていました。「強かったぞお!」という褒め言葉も何度ももらってました。
完敗ではあったけど、世界レベルの相手との試合でも屈しない「頑丈さ」を発揮した岩下に対してタイ人は賞賛を惜しみません。こういうのがいいですね♪
▼第3試合:ノンタイトル、6回戦、契約重量105ポンド
ピグミー・ゴーキェットジム(タイ) VS リノ・ウクン(インドネシア)
世界戦敗北後の復帰第2戦を迎えたピグミーは得意の速い出入りでリノを攻めて3Rにボディーで2度のダウンを奪って1分丁度のTKO勝ち。
<リノ~~~(左)、がんばりんしゃい!(何故九州弁?)>
途中リノが逆襲をする場面もあって万全ではなかった。それと気になったのはドゥアンペッとピグミーに共通する
もろ古いタイのボクシングの体質みたいな~(はっきり言えや)
狙いがもう完全ボディー狙いなんですよね。そしてボディーにフックを入れに行く際に頭ががら空きになる。ドゥアンペッがドリアン・フランシスコにタイトルマッチで負けた敗因も打ち合いのさなかに空いた頭にフックを食らったのが大きかったわけですが…スピードではまだいいものを持っておりだけになあ…
▼第4試合:ノンタイトル、6回戦、契約重量115ポンド
ペッバーンボーン・ソータナピンヨー改めゴーキェットジム(タイ) VS ベンジャ・ローモリー(インドネシア)
ABCOスーパーフライ級王者のペッバーンボーンがインドネシアの新鋭ベンジャと当たったんだけど、
ベンジャ、結構いいじゃん…
若くて怖いもの知らずのせいで思い切りいけるのかも知れないけど強くて重いパンチのペッバーンボーンと回転の速い(けっこう)正確な反撃をするベンジャの戦い。プレッシャーを受けて下がっちゃったのは仕方ないけど、結構的確なパンチを入れてくるのとパンチを打つ手と逆の手がちゃんと上がってガードしているのがいい。
ええでっ!!!!
って感じ?試合見ててなんかしっくりきたんだよね。改めて写真で見るとよくわかる。
<右手のガードちゃんと上がってる>
<パンチも的確>
<ガードできてるなあ…>
この選手はうまく育てて欲しいですね。
頼むよ、Mr.ネルソン…
おっと最後に恒例のナニの写真だす…(おいおい)
<さあ、あなたはどの子を選ぶ~~~~っ!!!!!!絶叫調>
ではまた
皆さん、クリックお願いね♪♪
昨日タイ・バンコクで行われたWBCインターナショナル・スーパーライト級タイトルマッチは王者プラウェーッ・シンワンチャー(タイ)相手に日本ライト級ランキング7位の岩下幸右(グリーンツダ)が粘ったものの手数で及ばずフルマークの判定負けとなりました。
タイへの旅のホテルの予約はこちらからどうぞ♪
(愚連隊の一言)パタウィコーン市場のあたりは日本人にゃ全く縁が無いな(きっぱり)
相変わらず雨にたたられているバンコクでしたが試合前は雨は降らずに暑くなり、
めっさ蒸し暑いやんけ!!!!(何故関西弁?)
って感じでした。
さっそく興行内容です。
[[ 2011年10月14日(金) ]] ゴーキェット・パタウィコーン興行
場所:バンコク市ブンカム区ナワミン通りのパタウィコーン市場
▼第1試合:ノンタイトル、6回戦、契約重量122ポンド
ソッ・プーンインスリージム(タイ) VS ヘンドリー・バロンサイ(インドネシア)
「塩試合確定!」と思っていたこの試合でしたが元々の階級がSフライかバンタムのヘンドリーに
「Sバンタムじゃしんどいっすよ~」(試合後本人談)
って感じ?っていうか「おみゃ~試合前夜に彼女(タイ人だす)と張り切りすぎたんじゃにぇーけー?」(何故名古屋弁?)って感じもいつもと違って序盤からパンチを繰り出して一見主導権を握ったヘンドリーでしたが、ソッの逆襲にあって2R、3Rとダウンを食い
ありゃ??予想と違って早期KO???
っと思ったもののそこからクリンチも駆使して粘るヘンドリーと無理して倒しに行かないソッのおかげで無事に判定へ。(何故無事?)
<最初だけは良かったのになあ…>
当然のごとく判定でソッの勝利。
しかし今回はヘンドリーのいつもの地に這うようなボディーワークがでなかったなあ…試合中苦しそうな息遣いをしていたので聞いたら「いや昨夜エアコンが冷えすぎて…」
「そりゃタイ人の彼女と…(以下略)」
Sフライくらいで完調のヘンドリーの試合をみてみたいけどねえ…
▼第2試合:WBCインターナショナル・スーパーライト級タイトルマッチ
王者:プラウェーッ・シンワンチャー(タイ) VS 岩下幸右(日本、グリーンツダ)
メインイベントは「冷蔵庫(アイ・トゥーイェン)」の異名を持つプラウェーッ・シンワンチャーと日本からのサムライ・チャレンジャー岩下幸右。入場から刀をさして気合の入った岩下!!
<どーせなら羽織袴で…(無理無理、暑いし)>
試合は全般に
うまく避けて、うまく当てるプラウェーッと根性で耐えて反撃する岩下
って感じの攻防。
<対峙する二人>
相手の岩下が良く動くだけにプラウェーッの足もいつもより動きます。しかし序盤からなんやかんやでプラウェーッのパンチがよく入っていたので
ありゃ、これはやっぱ早期KOか?
と思ったら岩下のタフネスぶりは半端じゃない!?Σ( ̄□ ̄;)
<プラウェーッのパンチも入ってるように見えるんだが…>
3Rにプラウェーッのパンチを受けても両手を広げて「平気!」とアピールした岩下は5R後半にはプラウェーッのボディーブロー連打を腕でガードも避けもせず、
前かがみになって力を入れて耐えるパフォーマンスを披露(おいおい)
このタフネスのアピールにタイ人の観客も沸きます。
しかし攻撃面では「コースケのフックは強いですよ」(Byプーム君)というフックがことごとくプラウェーッの体裁きで避けられます。ダッキング、スウェーはもちろんよく練習で見るような避け方で的確に岩下のパンチを避けるのはさすが。
岩下の有効な攻撃はしょっぱなの1パンチか(その後の追撃は避けられちゃう)接近戦でのパンチ。ただこちらは強いパンチは打てて無かったですね。
<ストレート系でガンガン攻めて欲しかった>
<接近してのパンチは威力に欠けました>
折り返して後半に入ると散々攻めていたプラウェーッの方が疲れが見えてくるんだけどチャンスらしいチャンスは7Rか、岩下のパンチにプラウェーッが前のめりになってぐらつくシーンがあったものの、疲労最高潮になったと思われる10Rには岩下も相手に合わせて休んでしまってましたね。
<プラウェーッの豪快アッパー!>
あそこで強引にでも攻めに出れれば良かったかも…しかし続く11Rは疲れで体を預けるような動きが多くなったプラウェーッより手をだして行った岩下が若干有利かなと思いました。(あたしはこのラウンドだけ岩下。)
とはいえ11Rの攻防もKOが出来るような打ち合いには到底見えず、最終12Rの出だしも今ひとつ積極的にパンチが出ない岩下を見ておもわず
「ここでKOしないと勝てないぞ!!」
と大声で叫んだんだが本人には届いたか?このあとロープ際から垂直に飛び上がるようなイメージのジャンプ(パンチ?ジャッジの陰に隠れてました)を見せて
逆にレフェリーから注意されてましたが…(汗)
しかし最後の岩下の攻勢もプラウェーッを倒すには到底いたらず結果は判定に。
120-108、120-108、120-108 フルマークでプラウェーッの勝利
まあ仕方ないか…あたしだって119-109だったし。
<判定の瞬間>
確かに頑丈さは認めるんですが、せっかくの上背とリーチがあるのだから遠距離からの強いパンチとか欲しいですね。相手の体裁きで避けられてしまった岩下のパンチに比べてプラウェーッはガードの上に出たテンプル、肘でカバーしきれない脇腹、正面からのみぞおち、と開いているところに的確にパンチを入れてきたのもさすがでした。
<やっぱ世界ランカーはるだけのことはありました。>
岩下自身は「効いたパンチはほとんどなかったです。9Rにもらったボディーストレートだけですね。相手のパンチの強さは想定内でした。」と言っていました。敗因としては「試合の途中(中盤から後半にかけて)で攻め方とか考えてしまって逆に手が出なくなってしまいました。あそこでもっと攻めに行かなければいけなかったんだけど。」と語っています。
確かに守る面で
頑丈さはホント心底認める
ので、攻撃面とガード面の強化をお願いしたいですね。やっぱボクシングはパンチを相手に当てないと勝てないですからね。長所は長所でキープしつつ、攻める武器を磨いてもっと上を目指して欲しいですね。
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完敗ではあったけど、世界レベルの相手との試合でも屈しない「頑丈さ」を発揮した岩下に対してタイ人は賞賛を惜しみません。こういうのがいいですね♪
▼第3試合:ノンタイトル、6回戦、契約重量105ポンド
ピグミー・ゴーキェットジム(タイ) VS リノ・ウクン(インドネシア)
世界戦敗北後の復帰第2戦を迎えたピグミーは得意の速い出入りでリノを攻めて3Rにボディーで2度のダウンを奪って1分丁度のTKO勝ち。
<リノ~~~(左)、がんばりんしゃい!(何故九州弁?)>
途中リノが逆襲をする場面もあって万全ではなかった。それと気になったのはドゥアンペッとピグミーに共通する
もろ古いタイのボクシングの体質みたいな~(はっきり言えや)
狙いがもう完全ボディー狙いなんですよね。そしてボディーにフックを入れに行く際に頭ががら空きになる。ドゥアンペッがドリアン・フランシスコにタイトルマッチで負けた敗因も打ち合いのさなかに空いた頭にフックを食らったのが大きかったわけですが…スピードではまだいいものを持っておりだけになあ…
▼第4試合:ノンタイトル、6回戦、契約重量115ポンド
ペッバーンボーン・ソータナピンヨー改めゴーキェットジム(タイ) VS ベンジャ・ローモリー(インドネシア)
ABCOスーパーフライ級王者のペッバーンボーンがインドネシアの新鋭ベンジャと当たったんだけど、
ベンジャ、結構いいじゃん…
若くて怖いもの知らずのせいで思い切りいけるのかも知れないけど強くて重いパンチのペッバーンボーンと回転の速い(けっこう)正確な反撃をするベンジャの戦い。プレッシャーを受けて下がっちゃったのは仕方ないけど、結構的確なパンチを入れてくるのとパンチを打つ手と逆の手がちゃんと上がってガードしているのがいい。
ええでっ!!!!
って感じ?試合見ててなんかしっくりきたんだよね。改めて写真で見るとよくわかる。
<右手のガードちゃんと上がってる>
<パンチも的確>
<ガードできてるなあ…>
この選手はうまく育てて欲しいですね。
頼むよ、Mr.ネルソン…
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私が最後に話したのが3年前ですが
当時は元気でしたが 去年初めくらいから
やせ始めて体調が悪そうだとは聞いてました
今年になり ガリガリになりかなり悪い話を聞いてました 原因は肺がんです
マガジンは風呂場でこけたとかいてますが
私の友人が葬式にもでましたし
私自身も今年の初めから悪いのは効いていましたが見舞いにいかず亡くなり悔やんでいます
王者になる3ヶ月前から防衛で日本にくるまででの間 すごいBOXERでスパーしても当たる気がしませんでしたずば抜けた才能の持ち主でしたが 転落後は昔の彼ではありませんでした
非情に残念ですし 彼の勇士や笑顔が目に焼きついております 安らかに眠つてください