about Panzerkampfwagen Models

AFVプラモ製作記です。

アスカモデル 1/35 2号戦車L型ルクス初期型 その3

2017-04-02 15:23:46 | 2号戦車L型 ルクス
これまでは細部の塗り分けが終わったらデカールを貼ってウェザリングを行っていましたが、今回は新たな試みを
試してみます。

全体にフィルタリングを施します。
いわゆるスミ入れやウォッシングとはまったく異なるものと僕は認識しています。

僕が子供のころ、親が趣味で水彩画と油絵をやっており、その様子をよく眺めていました。
そこでは、例えば人の肌を表現するのに、白、赤、青、黄、茶色など多くの色を塗り重ねていき、最終的に、うまく
言えないのですが、ああそうだよなって感じの色あいになっていました。
当然ですが、影になる部分や手前に来る部分などをすべて彩度の変化や微妙な色の変化で表現しており、できあがっ
た絵を見ると、色の表現に深みがあったと思います。

考え方としては、フィルタリングはこれと同じことだと思うのですが、合ってるのでしょうか?

ま、フィルタリングの意味が合ってるかどうかは正直どうでもいいですけどね。
要は、基本色の塗装を終えた段階で、その塗装表現により深みを出し、ハイライト部分や影になる部分などを際立た
せ、よりリアルな表現を獲得するために、意識して塗料を塗り重ねていき、それらの効果を得ることだと考えます。

うんちくはこれぐらいにして、僕がこういうことを考えて実行しようと思ったのは、これらの塗料の存在を知ったか
らです。



クレオスのフィルタリング専用塗料フィルタリキッドです。
全4色とも買ってきたのですが、今回はイエロー以外の3色を使ってみました。

最も使ったのはバイオレットで、次にブルー、かるーくグリーンという感じで使ってみました。



ちょっと写真の写りが明るすぎたのですが、前回の記事と比べると違いが分かっていただけるのではないかと思い
ます。
写真より、実物の方がより効果が目に見えるのですが…



実際の色あいはこのぐらいの感じです。

この塗料、攪拌用の金属球が瓶に入っているので混ぜるのが楽でいいですよね。
で、よく攪拌して筆に取ってみると、薄め液で薄めなくてもそのまま使えそうなくらい希釈してあります。
色だけ見るとビビッドで気後れしてしまいますが、実際に使ってみるとグレーによく馴染みます。
僕は、薄め液で少しだけ薄くしたものを筆を使って、主に影になる部分に塗っていきました。
まずバイオレットを塗り、乾燥させてからグリーンをほんの少し塗り、また乾燥させてからブルーを塗ってみまし
た。
その後、さらにもう一度、バイオレットとブルーを重ね塗りしています。
最後のバイオレットとブルーは、割と全体的に薄く塗ってみました。

前回のときの写真と比べてみると、色あいに深みが出ていると自画自賛しています(^^)
しかし、まだまだおっかなびっくりやっているので、これもやはり経験を積む必要がありますね。
色相や補色関係をしっかり頭にいれて使いこなせれば、表現力がグッと上がる気がします。
次作以降もこれはかならず行う工程になりますね。

うーん、1つ作るごとに工程が増えていってる気がするのだが…

ちなみに最も使いやすい色はバイオレットでした。





ようやく、次回はウェザリングを施して完成となる予定です。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿