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ここには何を書けば良いの?

ソニー損保の責任割合の決め方

2007-09-12 20:20:54 | Weblog
私が契約している保険会社はCMでもお馴染みのソニー損保です。
事故相手が契約している保険会社は日本興亜損保です。

一般的には「過失割合」と言われている言葉をソニー損保は「責任割合」と呼んでいますので、ここでは「責任割合」と言う言葉を使います。その責任割合は相手80%、こちら20%からスタートしました。

責任割合の決め方ですが、保険会社同士で「判例タイムズ」という本を参考にしたそうです。
左折車と対向右折車の過去の判例に当てはめ、相手70%、こちら30%となります。そして相手がいきなり第一車線に入ってきたことによる修正要素を加えて、相手80%、こちら20%となりました。交渉はここからスタートです。

実際の事故現場は左折を完了して直進に入ったところです。ですから交差点での事故の判例に当てはめるのはどうかと思いました。相手は第一車線に入るための方向指示器を点けていませんでした。さらにこちらを見ていなかったので相手に著しい過失があると主張しました。この他にもいくつもの交渉のための検討材料を述べてきました。
そして、相手85%、こちら15%となりました。どの主張が認められたのか聞いてみたら、

「責任割合を変更したのはあくまでも解決するため」との回答。頑張って主張してきたことは一切認められなかったのです。

その後、私と調査員が立ち会って現場検証をして、調査員がソニー損保に対してレポートを提出しました。
そしてその結果、相手90%、こちら10%となりました。これもやはり

「責任割合を変更したのはあくまでも解決するため」だといいます。せっかく調査してもらったのに一つも認められなかったのです。

これは本当に解決のためなのでしょうか?。こちらから主張(指摘)したことに対して、相手の保険会社が認めたくないだけかもしれません。一度認めてしまうと後で取り返しがつかなくなるからです。しかし、本当は相手は弱い立場なので、割合分だけ譲歩せざるを得なかったのだろうと思います。

これは何を物語っているかというと、

「解決のためだけに責任割合を変更することもある」

ということなのです。どんなに主張してもしなくてもです。
だったらもう少し粘っていれば相手95%、こちら5%になるかもしれないと思ってしまうのは私だけではないはずです。

ソニー損保は、あとから主張してもまったく聞き入れてくれない使えない会社なのです。


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