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リサイクルトナー社長の奮闘記

リサイクルトナー専門店エイゼットソリューションの社長の奮闘記です。

印刷工程のこと 2

2013年07月10日 | サポート事例

レーザープリンターが印刷されるまでには沢山の工程があります。

用紙の工程

工程1 給紙 用紙をカセットから取り出す
工程2 同期 最初の書込み位置を感光体の画像に合わせる
工程3 転写 感光体に付着したトナーを用紙に移し変える
工程4 剥離 感光体に用紙が張り付かないように剥離爪で剥がす
工程5 定着 定着ローラーにて用紙に付着したトナーを熱で溶かして用紙に定着させる
アイロンプリントのようなイメージです。
工程6 除電 転写工程の時に、転写するため用紙を帯電させている
その帯電を取り除く
取り除かないと排紙された用紙同士がくっついてしまい容易に剥がれなくなってしまう
工程7 排紙  

 

用語説明  
紙粉 用紙は定型のサイズに切っている
用紙の端面はその切り口に紙の粉が付着している
また、粗悪な用紙は表面にも紙の粉が付着している
これを紙粉という
給紙ローラー ゴムで出来た筒状の部品
カセットから用紙を1枚ずつ取り出すためのもの
紙粉の多い用紙の場合、紙粉がローラーに付着し、成長するとローラーの摩擦力が
不足して紙とローラーにすべりが発生する
また、埃やタバコの煙などもローラーの汚れの原因となる
すべりが発生すると、用紙を送る事が出来なくプリンターエラーとなる

対処として、ローラーの清掃
また、用紙はローラーとサバキシートにはさまれていることが多いので、サバキシート
も清掃が必要
清掃は、マニュアルの通り実施
通常、水を使う事が多い 硬く絞った濡れウエスを利用
アルコールにて湿らせたウエスも有効(特に油汚れには有効)
また、給紙部以外にもゴム製のローラーがあるなら清掃する


プリンタの中ってこんなに汚れています。

2013年07月10日 | サポート事例

当社にあるエプソンLP-8300C トナー型番は、LPCA3ETC2 K C M Y
中古で購入しました。

トナーを見てみると純正のトナーが入っています。
印刷枚数は、2万6千枚

現像部を取り外すとこの部分が特に汚れています。
このトナーの補給方法が原因です。

現像部本体も周辺が汚れています。
これは、印刷している時にトナーが4色回転します。
この種のプリンタを使った経験のある人は、ガチャンガチャンと音がするのを聞いていると思います。
ですから、トナーの補給口から漏れてしまう。

また、トナーはものすごく小さい粒です。印刷しているときに紙以外の部分に飛び散ります。

そして、トナーの受ける場所は黒のトナーが積もっていました。
多分、モノクロ印刷主体で使っていたのでしょう。

これが、進むと用紙を汚してしまいます。

このプリンターの場合、トナーの補給口が前面にあるため前面から汚れが広がります。

しかし、前面があまり汚れていないのに後ろ側が汚れている場合はそれを放置しておくと大変なことになります。
転写ベルトの廃トナーは、ドラムの廃トナーボックスの後ろ側のルートから入るようになっています。
接続部分がありその部分が何らかの原因で正常な形で付いていない可能性が有ります。
気が付いた時にはプリンタ内部がトナーで汚れ大変なことになっているかもしれません。
また、トナーの漏れを清掃しないと現像部の穂立ち部分に違う色のトナーが付着し巻き込んでしまい、適正な色が出なくなったりすることが有ります。

1年に1度のオーバーホールや点検が必要かもしれません。

このプリンターは、純正のトナーを使っていたようです。

でも、このように印刷をしていると内部は汚れてきます。

トナーの補給方法の原理から、トナーはリサイクルでも純正でも同じように汚れてしまいます。
極力トナーを漏らさない対処としては、トナーを挿入したら右回りに捻って固定するのですが、その時に確実に止まる位置まできっちりとねじ込むことです。


このプリンタのシャッターはこのような形をしています。

対象型番は、
エプソン
LP-7800C,LP-8300C,LP-8500C,LP-8800C
LP-8000C,LP-8200C
ゼロックス
DocuPrint C620
DocuPrint C625PS
DocuPrint C830
ColorLaserWind 3300
ColorLaserWind 3310
ColorLaserWind 3320PS
DocuPrint C411
DocuPrint C412
NEC
PR-L9000
PR-L9050
Color MultiWriter9200C
Color MultiWriter9250C
富士通
XL-C3100
XL-C3200

 

もう少し詳しく、見てみましょう

真ん中の黒いものはカバーです。
このカバーは、スプリングで左側に引っ張られています。

カバーを右側にスライドすると、シャッターが見えてきます。

トナーを交換するとき、機械本体に押し込んだ後、右に回して固定させます。
トナー全体が右に回ることによって、シャッターが機械の中でこのように開きます。

シャッターを下にずらすと四角の口が2個見えてきます。
写真上の口は現像部へのトナーの補給口
そして、下側の小さいほうは廃トナーの入り口です。

シャッターは、このようにスライドし続けると簡単に外れます。

右側の窓は廃トナーが入る部屋についている窓です。
ドラムに付いた不要なトナーと、転写ベルトに付いた不要なトナーは、ドラムユニットにある廃トナーボックスに入っていきます。

では、トナーカートリッジ本体にある廃トナーが入る部屋は何のためにあるのでしょうか。
サービスマンと話したのですが、
多分 (多分です)トナーを補給している時に現像部に入りきらなかったトナーをトナーカートリッジの中に戻してしまうとゴミなども入ってしまいます。
いったんトナーカートリッジから出てしまったトナーがこの部分に回収されるのだろう。
と、いう結論になりました。
(これは、メーカーさんに聞かないと本当のことは判りませんが、教えてくれないでしょう)

トナーカートリッジの反対側には白い部品が付いています。
これは、部品についている白い突起が本体側のギヤに連結されグルグルと周るようになっています。
この部品はトナーカートリッジ本体の中にある螺旋状の部品に連結されていて、螺旋が周ることで、トナーが前のほう(トナーの補給口)に移動されます。
また、トナーがかき回されることによりトナー全体が帯電されドラム(感光体)に良くくっつくようになります。
この方式でトナーを移動させることが一般的のように思います。



キャノン LBP-740e の不具合の事例

2013年07月10日 | サポート事例

昨日、地元のお客様から定着に用紙が巻きついてしまって印刷が出来ない
とのコールがありました。

それで、お客様の元に
見事なものです。現場では時間がかかりそうだったので自社に持ち帰って修理です。

定着部はこのようなことになっていました

真っ黒に印刷した用紙を裏紙として使ったようです。
このような場合、トナーが定着部で再度溶解して巻きついてしまうことが多いのです。
これだけ頑固にくっついてしまっては、定着部を外して分解してでないと取ることは出来ません。
また、LBP-1810(トナー がEP-62)の定着とは少し違いメンテナンス性が悪かったです。
分解しにくい構造になっていました。
LBP-1810は結構簡単に分解できるのですが・・・

裏紙を使うのは環境にやさしいのでは有りますが、裏紙は真っ黒に印刷されたような用紙は使わないほうがいいようですね。

余談ですが・・・
真っ黒に印刷された用紙はどのようにして出来たのでしょうか。
多分、コピー機の蓋を開けた状態でコピーのボタンを押してしまって出来たのでしょうか。(結構このケースは有りますね)

もう一点
違う機種のプリンターなりコピー機で使った用紙を裏紙として使うのも避けたほうがいいです。
トナーの融点が違いますので、トナーが解けてしまい、定着部を汚してしまうことが有ります。
ひどいと、今回のようなことになります。


カラーレーザープリンターの消耗品は何故メーカーの印刷枚数以下なのでしょうか

2013年07月10日 | サポート事例

上のタイトルについて、皆さん疑問に思いませんか?

最初に買ったEPSON LP-9500C これには泣かされました。

トナーは大食い ドラムはすぐに赤ランプ
一体どうなってるの?
1枚当たりのコストなんて嘘ばっかりです。

黒ばっかを印刷してもカラーのドラムの寿命をあらわすインジケーターが減ってしまう。
このプリンターはタンデム機なのでドラムも4つ付いています。

おとなしい私も完全に怒りました。
それで、EPSONに電話で苦情!
「一体どうなってるの? 売り文句とは大きな違いが有りますね」

すると、黒のみを印刷するのだったらプリンターのプロパティでの設定があるのです。
でも、そんなことマニュアルには書いてなかったような気が・・・
黒のみの印刷でも、他のドラムが回転するので回転すればするほど寿命が短くなってしまうというのです。

ここら辺のことは、最近はコピー機のメンテナンスをすることでメカニカル的な部分も含め分かりました。

他にもドラムやトナーが実際の印刷に関係ないのに減ってしまう理由を説明します。

それは、皆さんもお気づきかと思いますが、カラーレーザープリンターを使っていると、「カラー調整中」というメッセージが出て勝手にプリンターが何かをやっています。
これは、電源を入れたとき、連続印刷中、最初の1枚目
などのタイミングで始まります。
このときにカラー調整と言って、各色を実際にドラムにつけて転写ベルトに転写してカラーの付着の状況をセンサーにて確認しているのです。
確認して、規定値とは違うようなら機械内部で調整して再度同じ操作をします。この作業を調整範囲内になるまで繰返します。

エプソンLP-9000Cの場合は、このように中央に1センチの幅でトナーをつけます。

転写ベルトにはこのように付いています。

この調整によりトナーは減ります。
そして、ドラムが回るのでその分ドラムの寿命も短くなってくる。
ということです。
(ドラムの寿命は、何回転したかで管理していることが多いみたいです。)


ですから、メーカーのサイトにも書いていますが、電源の頻繁な入り切り、
連続しない印刷などの理由により、寿命は半分以下となることも有ります。

長く使うためには、このカラー調整を極力少なくする使い方となります。

それで、提案します。
車のように、10モードのような実際の使用に近い条件でのコストを算出してお客様に公表してはいかがでしょうか。

コストいくら
といっても、メーカーによってはトナーだけの場合
トナーとドラムを含んだ料金
などまちまちのようです。
これを、10万枚まで印刷で 電源を何度切る 連続印刷を何回繰返す
など、メーカーの協会のようなもので条件を一緒にすればいいのでしょうね。
(メーカーによって印刷条件による強み弱みがあるでしょうから実現は不可能でしょうね)



ゼロックス C830 印刷不良

2013年07月10日 | サポート事例

地元のお客様から
「何を印刷しても赤が物凄く濃くて、本来青の部分まで赤く印刷されている。」
と連絡があり、早速確認しに行きました。

エクセルで、赤 青 黄色を帯状に着色して印刷

このような結果です。

不具合が二つ有ります。
第一 赤が物凄く濃くなっています。それで青まで変な色に
    黄色はイエローのトナーのみですので影響はありません
第二 帯状の印刷不具合が有ります
    この部分のみ赤が薄くなっています。

ここで、原因の予想
 RGB 赤 緑 青 の3原色
 CMY シアン マゼンタ イエロー カラートナーの3色
の関係が有り、R(赤)はM(マゼンタ)とY(イエロー)のトナーで作ります。
と言うことは、帯状の部分はマゼンタのトナーが乗っていないことになります。
ともかく、マゼンタのトナーが異常ということが想定できます。

それで、分解

マグネットローラーの一部(マゼンタが乗らない部分)が着色(デベロッパーがマグネットローラーに付着していない)していない。

良く見るとその部分には、このような部品(部品なのかは不明)が挟まっていました。

 

 で、結論です。
何かの原因で、板状の部品がマゼンタのマグネットローラーに挟まりました。
その部分はマゼンタが乗りません。
印刷する時に、カラー調整をします。
マゼンタの乗りが規定範囲になっているかを検査するために転写ベルトにトナーを転写。
それを検査する箇所が挟まった部分を範囲としていた。
すると、トナーの濃度が低いことになります。
と言うことは、現像槽内のデベロッパーに混じっているトナー量が少ないことになります。
それで、プリンターは一生懸命にトナーを補給する。
結果として、トナー濃度が規定値よりかなりの水準まで上昇し、印刷結果として極端に赤が強くなってしまった。
トナー濃度はマゼンタのベタ印刷を繰返すことで下げることが出来ましたが、最初の印刷結果のように帯状の筋から上の部分の色むらは改善できませんでした。

ということみたいです。
少し専門的な解説で申し訳ありません。
マゼンタの現像槽のユニット交換にて修理をすることになりました。

なぜ、写真のような部品が挟まってしまったのかは不明です。
軸受け部分のカラーのようなものでしょうか。
鉄で裏には両面テープが張っていました。
とりあえず無くても印刷は出来るようです。
材質が鉄だったのでマグネットローラーに引っ付いてしまったのです。


後日、取り寄せたマゼンタの現像ユニットが到着したので、交換しました。
新品の状態までとは言いませんが、かなり綺麗な印刷ができるようになりました。

 


NP165の印刷不具合

2013年07月10日 | サポート事例

地元のお客様から
「キャノンのコピー機やけど、濃度を薄くせんと汚れこんでくんさー
一回見てもらえんかいな。」
と、お招きいただきました。

取扱説明書には 除電針の清掃方法が書いてあってそれは、定期的に実施しているとのこと

それではということで、
・・・これはアナログコピー機やで・・・・!
ということで、やった結果が下の写真の下側の印刷結果です。

山勘で直したようなものですが、モノクロコピー機はその部分が一番大事です。


印刷が汚れて

2013年07月10日 | サポート事例

少し汚れてきました。
これは、当社がカラー印刷でメインで使っているリコー CX8200
トナーが安くて大いに助かります。タイプ8000というとトナー型番になります。
でも、このように大量に印刷すると汚れが出るようになってきました。

それで対応です。
それは、現像槽とドラムを外し付着したトナーを清掃します。
トナーはものすごく粒子の小さなものですので、印刷をしているうちに周りがトナーで汚れてきます。
そして、転写ベルトも綺麗に清掃


結果として、汚れはなくなりました。

このプリンターは、使ううちに必ずこのようなことが起こるみたいです。
これはリサイクルトナーでも純正でも起こると思います。
それは、前述の理由です。

やっぱ長く使うには清掃は必須ですね。



HP デザインジェット 500のベルト交換

2013年07月10日 | サポート事例

地元のお客様へ訪問した時、
「プロッタの音がおかしいので見てくれないか」と、
ベルトの当たりを見てみると、ベルトが削れたカスがプロッター内部に沢山落ちていて、ベルトの山がかなり消耗しています。

それで、部品を注文して交換する事にしました。

ベルトを交換するためにカバー類などを外していますと、そこの社員さんがきて、「プロッター、カゼ引きそうやね」

2人で作業してベルト交換に要した時間は1.5時間ほど。
機械の分解に慣れていない人には、かなり難しい交換作業でしょう。
また、沢山の部品を外しますので「分解できたが、組み立てられなかった」ということも想定できます。

交換したベルトの状況です。

下は、プーリーにあたらない部分で上はプーリーにあたる部分
山がこんなに違います。
また、ベルトの繊維も少しほぐれてきていました。

このような状況でベルトを交換しないで使用していると、最後はベルトが切れてしまいます。
すると、プリントヘッドが本体にぶつかることによりベルト交換では済まない重大な故障となるようです。

デザインジェット500は地元でも沢山の事務所で活躍しています。
一度ベルトの状況を確認することをお勧めします。
このお客様のプロッターは使用年数が5年程でした。

メーカーに依頼するとかなり高額と聞いています。



印刷物の汚れの改善方法の例

2013年07月10日 | サポート事例

よく発生する事例として、一度印刷やコピーをした裏紙を使用したときに印刷面がトナーで汚れてしまうことがあります。

定着温度の違うプリンター(たとえばA社とB社)で印刷した裏紙を使用しますと印刷の最終工程である、トナーの定着工程
で、裏紙に付着しているトナー(印刷物)が融けてしまい定着ローラーを汚してしまいます。

印刷面がトナーで汚れてしまっています。

今回の汚れは、他社のコピー機で印刷したはがきを
再度印刷したために付着してしまいました。

定着ローラーを確認

プリンターの内部で熱くなっている部分です。
これは、定着ユニットという部品で、機種によって
は簡単に外す事が出来ます。
通常、メンテナンスが容易となるようプラスドライバー
1本で取り外しが出来ます。

ビスを外す時は、ビスの形状が違う場合があるので
分別して置き、もとの状態に戻すことが大事です。


やけどに注意です。

筋状の汚れがついています。
この汚れは、一度印刷して付いていたトナーが
この部分で融けてしまい、定着ローラーに付着
してしまったものです。

手前に見える部品は剥離爪と言います。
この部品は、定着ローラーに接触していること
が多いので爪の先がトナーで汚れている場合
が有ります。
汚れは紙つまりの原因となりますのでこの部分も
確認し清掃してください。

ウエスをアルコールで湿らせ、ゴシゴシ清掃
今回は、簡単に付着したトナーが取れました。


頑固なトナーの付着も根気良く、かつ、やさしく
擦ってあげると取れます。

結論として、
裏紙を使用する場合は、同じコピー機やプリンターで印刷したものに限定することです。

定着温度は、低いほど省エネに貢献しますので低く設定した機械が多い傾向にあります。
しかし、今回のように定着温度の高い機械に通すと低い融点のトナーは簡単に融けてしまい
汚れの原因となります。



ドラムカウンターのリセットについて

2013年07月10日 | サポート事例

> 先日、御社からブラザー用のDR-6000リサイクルドラムを購入した者です。
> ドラム交換は済ませたのですが、カウンターリセットの方法が分かりません。
> Helpも、ブラザーのHPも、なぜか1470Nについては(純正品に)同梱の説明書を見て
> リセットして下さい、
> とあり(他の機種については説明があり、その通りにしてもリセット出来なかっ
> た)、困っているところです。


お問い合わせいただきました件、ご案内いたします。

1.フロントカバーを開く
2.ドラムカートリッジ交換
3.LEDランプの下の黒いスイッチを長押し
4.全てのランプが点灯

以上で、ドラムカウンターのリセットが完了します。


LBP-2810 LBP-2710 LBP5800 LBP-5700 用トナー EP-86不具合の事例紹介

2013年07月10日 | サポート事例

弊社でレンタルしている、 LBP-2810に印刷不良が発生したとの連絡があったので確認に行きました。
印字を確認すると、写真の左側の一部に黄色の筋が入っています。

赤の楕円で囲んだ部分に
黄色く筋が入っています。

こちらの写真も同じです。

それで、エクセルにて四角を書いて何種類かの色をつけて印刷してみました。

赤の場合、くっきりと黄色の
筋が付いています。

青の場合、空色の筋が
付いています。

黄色の場合は、筋が付き
ません。

緑では、薄く筋が付きます。

茶色では、少し黄色の筋が
付きました。

今度は、トナーカートリッジの状態を確認しました。

一番上は、黒です。
左端にマゼンタが付着しています。二番目のマゼンタのドラムの左端には、マゼンタが
付着しています。

それで、マゼンタのトナーを拭き取りましたら、上記の印刷不良は解消されました。

しかし、100枚ほど印刷すると同様の症状が出てしまい、結局マゼンタのトナーカートリッジを
交換しました。

上の黒のトナーカートリッジと下のトナーカートリッジのドラムの色が違うのが
分かります。
これは、上がリサイクルトナーで下が純正のトナーです。

この例から、純正のトナーカートリッジでも、このような印刷の不具合が発生すること
が分かります。

原因の推定です。
マゼンタのドラムにトナーが付着した結果、絶縁不良が発生したものと考えられます。
詳しいことは、専門の知識が必要ですので省略させていただきます。

このように、印刷不良の原因を究明するためには、現物を詳細に確認することが
大切です。

 



トナーの残量表示について

2013年07月10日 | サポート事例

■トナーの残量表示について

トナーの残量表示は、どのように調べているのでしょうか。
通常は、消耗品のランニングコストの算出方法を根拠にしていると思います。
プリンターの場合、A4普通紙に5%の印字率を基に算出しています。
と言うことは、5%の印字率で5,000枚印刷できるトナーは5%印字率にて2,500枚印刷したら
トナー残量は、1/2と表示されるでしょう。

10%の印字率にて2,500枚印刷したら、どのようにトナー残量が表示されるでしょうか。

答えは、1/2残っている、表示になります。
しかし、実際には殆どトナーが残っていない状態となっています。
このことは、全てのメーカーサイトに消耗品についての記述が有りますので参考にしてください。

エプソンのランニングコストに関する記述

リサイクル品だから、 トナーが少ないのではなく、純正品であっても
お客様が印刷する「印刷物」の印字率により大幅に違ってきます。

リサイクルトナーの場合、トナーを少なく充填して販売していることは、絶対にありません。
なぜなら、リサイクルトナーの一番のコストは、クレームです。
クレームが有ったら、お客様にトナーの代替品を送る、そして、クレーム品を送り返してもらう
次に、クレーム解析
そうなると、運賃とクレームに対応する人の手間が物凄くコストをあげてしまうことになります。
(何のために、リサイクル品を販売しているかの目的がなくなりますので、わざとクレームとなるような商品の販売は全く意味の無いことです)

リサイクルトナー工場は、極力クレームの無い商品を開発することで成り立っています。
わざわざ、トナーの充填を少なくするという行為は、リサイクルトナー工場は絶対にやっていないのです。
(少なくとも当社がお付き合いさせていただいている、リサイクルトナー工場に関してですが・・・・・)


LP-8000Cのエラー表示

2013年07月10日 | サポート事例

このエラーメッセージは、「トナーカートリッジが取り付けられていない」と言うことです。

トナーカートリッジの検知方法は、プリンター左奥のトナー検出センサーで行っています。

トナーを装着してもこのメッセージが出てくるということは、センサーがトナーにより汚れてしまったことで、検知できない状態になっています。

このプリンターは、4サイクル方式と言う構造になっています。

ブラック シアン マゼンタ イエローの各色のトナーを回転させ、ドラムに付着して転写ベルトに画像を作り、用紙に付着させます。
その構造から、トナーが回転するためトナーがもれてしまうことが多いのです。

では、トナーセンサーの清掃した事例を紹介します。
また、この方法は当社がこのように行っていますということを紹介するだけで、ご質問に関しては、お答えかねますのでご了承ください。 
 

 LP-8000C本体  エプソン LP-8000C本体
 定着ユニットを引き出します
 LP-8000C本体

  


定着ユニットを取り外した 場所から上を除くとセンサー が確認できます。


 外すには少し力が必要です。 また、爪で本体にはまっていますので、


無理に行うと壊してしまうことも考えられます。


絶対に無理をしない方がいいです

LP-8000C センサーが外れたら、内側にセンサーのレンズが有ります
のでウエスで良く拭いてください

これで完了です
 LP-8000C

 センサーが外れたら、内側にセンサーのレンズが有ります
のでウエスで良く拭いてください

これで完了です


 

この事例と同じプリンターとして
エプソン LP-8200C LP-8300C LP-8800C LP-7800C LP-8500Cゼロックス DocuPrint C620 DocuPrint C625PS DocuPrint C830

等が有ります。

 


エプソン LP-S3000シリーズ LP-S2000 の環境推進トナー について

2013年07月10日 | サポート事例

 

このトナーは、エプソンがカートリッジ(トナーを充填する入れ物)の所有権を保有しているトナーカートリッジ

のことです。
そのため、当社では、この型番のトナーカートリッジのリサイクルは、行っていません。
トナー型番がLPB3T20V、LPB3T21Vと、一番最後に V の付く型番のトナーが環境推進トナーです。
LPB3T20、LPB3T21は、通常のトナーのため、再生可能です。

リサイクルトナーでのコスト (参考)
トナー型番 LPB3T20 LPB3T21
印刷可能枚数 A 6,000枚 10,000枚
リサイクルトナー価格 B
(2008/05/22 現在 税込み)
12,495円 13,230円
印刷コスト B÷A 2.1円 1.323円

ご注意
 08/05/22現在、このトナーカートリッジは、リターン対応(現物再生)のため、
リサイクルトナーをご利用希望の方は、先ず純正トナーを購入していただく必要があります。
その際には、リサイクルトナーとして販売可能な
環境推進トナー以外のトナー(型番LPB3T20、LPB3T21 )をお買い求めください。


印刷枚数の解説 (エプソンの解説から引用)

2013年07月10日 | サポート事例

当社のサイトで表示している印刷枚数よりも少ないとのお問い合わせがあります。
このことについて、解説します。

印刷枚数は、A4の5%印刷で連続印刷にて測定したものです。
間欠印刷や電源のオンオフによって、トナーが印刷以外に消耗されますので、サイトで表示している枚数の
印刷が出来ない場合があります。

上記は、お客様の印刷物や使用条件によってかなり変わることを意味します。
この現象は、純正トナーでも同じです。
また、ドラム(感光体)に関しても同じこととなります。

(参考として、下記を参照願います)

しかし、リサイクルトナーをお使いで、印刷枚数が極端に少ないと思われる場合は、お気軽にお問い合わせください。
当社のサポート担当が、お客様の使用状態などを確認し、上記以外の不具合がそのトナーに発生
していると判断できましたら、良品交換にて対応いたします。