映画と周辺

レンタルDVD映画の勝手なインプレッション。車や音楽、その他もろもろ脱線予定。。。池袋の定点観測もする。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ

2005-11-01 16:38:40 | 映画
1920年代、ユダヤ移民の子供たちがギャング団を組織し、禁酒法を背景にのし上がっていく、アメリカン・サクセス・ストーリー。権力を手にしたがるマックスと、ストリートにこだわるヌードルス。幼なじみの2人が辿る道は、晩年交差する。

なんか最近マフィア映画づいてるが、これもその一環。
公開したときを何となく覚えてる。当時、高校生かなー。観に行こうか迷って、結局やめた覚えがある。よく考えたら、3時間半のギャング映画を劇場に1人で観に行く高校生ってやっぱヘンだ。
その後、TV放映で初めて観たのかな?で、しばらくしてディレクターズ・カット版とかいうのが出て、それはレンタルして観たような気がする。

監督はセルジオ・レオーネ。西部劇で一世を風靡したイタリア人。マカロニ・ウエスタンっつーやつ。で、この「ワンス・アポン・・・」が遺作になるらしい。

そういえば、初めてこの映画を観たとき、強盗に入った邸宅でそこの夫人をR.デ・ニーロが強姦するシーン(この女もグルだが)を観て、「なんてエロいんだ!」とある種の感動を覚えた。(なんじゃソレ)
つーか、よく考えたら、マトモに観たバイオレンス映画の初体験はこの映画だったような気がする。(香港カンフーとかってバイオレンスじゃないよね?)
時代はずれるが、「地獄の黙示録」の狂ったバイオレンスがなんのことやらさっぱりわかんなかったお子様にとって、この映画が発するバイオレンスのわかりやすさと、背後にあるセンチメンタリズムが、妙にしっくりきたんだろう。その後、「ゴッドファーザー」やら「アンタッチャブル」やらにワクワクし、「時計仕掛けのオレンジ」でまたわからなくなったりもした。北野武なんかも好きだが、やっぱ基本は、R.デ・ニーロのオールバックだよなぁ、と久々に再見してしみじみ思ったりもして。




レオーネ独特のカメラワークや、素晴らしいセットや、意味深なラストカットや、語ろうと思えばいくらでも語れる映画なんだろうなぁ、とも思うが、なんかどうも自分は、この映画観るたび笑いそうになる。それもモリコーネのあの旋律が流れるたびに・・・。
たそがれたデ・ニーロが昔のことを思い出すたびに、あの曲が流れるわけで。しまいには「イエスタデイ」までかかったりして。ぷぷ。

最新の画像もっと見る