安らぎたい・・・

イルカと遊んで「うつ」退治＝英医学誌論文
2005年11月25日 （時事通信）

【パリ２５日】イルカと遊べばうつ病は癒される―。英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル（ＢＭＪ）に、英レスター大学の精神科医らがまとめたこんな論文が掲載された。
動物との触れ合いがうつ病に効くとする説は以前から言われていたが、科学的な実証性に乏しく、単なる「参考意見」として扱われていた。
しかし、同大学の精神科医２人は米国とホンジュラスから募ったうつ病の３０人を２つのグループに分け、一方のグループはホンジュラスの海洋科学研究所で水の中でイルカと遊ばせた。片方のグループには珊瑚礁の海で海水浴やダイビングを楽しませたが、イルカと接する機会を与えなかった。実験中、両グループとも抗うつ剤の投与は禁じられた。
実験開始から２週間後、両グループとも症状の改善が見られたが、イルカと触れ合っていたグループの改善が顕著だった。専門的に弾き出された基準に換算すると、イルカと触れ合っていたグループではうつ病の症状が半減ないし３分の１に激減。イルカと接しなかったグループに比べ、改善ぶりだった。
うつ病に特有の不安症状も、「イルカ触れ合いグループ」は２０％以上減少、これに対しイルカを伴わないグループは１１％の減少にとどまった。
精神科医２人は「今回の実験はイルカ療法の効果を調べる初の無作為の実験だ」と位置づけている。〔ＡＦＰ＝時事〕
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人間の弱点は“心”。
みんな、癒しを必要としてるよね。