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2007-08-13 | 文化のこと
「伊都国」の環濠集落跡 弥生後期、外交拠点か 福岡今宿五郎江遺跡
2007年8月2日 

 福岡市教委は1日、同市西区今宿町の今宿五郎江(いまじゅくごろうえ)遺跡から、弥生時代後期(2‐3世紀)の大型環濠(かんごう)集落の遺構を確認したと発表した。福岡県糸島地方を中心に栄えた古代のクニ「伊都国(いとこく)」を構成する有力な集落の1つとみている。伊都国に関係する遺跡群で環濠集落跡が確認されたのは初めて。中国の史書「魏志倭人伝(ぎしわじんでん)」は伊都国を古代日本の外交窓口として紹介しており、集落跡からは銅鏡や楽浪(らくろう)系土器といった舶来品も出土した。

 同市教委によると、同遺跡は西区の今津湾に面し、伊都国の東端に位置。福岡市域に広がるクニ「奴国(なこく)」に近接しているため、集落に防衛機能を備えた環濠を設けたとみられる。今のところ船着き場などの港湾施設は確認されていないが、市教委は「遺跡の環濠集落は伊都国の中でも交易、外交、防衛の拠点的役割を担っていた可能性がある」としている。

 確認された環濠は長さ約30メートル、幅2.5メートル、深さ1.2メートルのV字形。1984年の発掘調査開始から遺跡南側を中心に断続的に見つかっていた溝が今回、馬蹄(ばてい)形につながった1つの環濠としてほぼ完全な形で確認された。市教委は、北側でも同時期の溝を確認しており、環濠集落は南北に長い楕円(だえん)形だったとみている。東西約200メートル、南北約270メートル、総面積約4.2ヘクタールに及ぶ大型環濠集落があったことが推測されるという。

 環濠内からは今回、中国・後漢時代の「内行花文鏡」といわれる銅鏡の破片や、朝鮮半島支配のために漢朝が設置した楽浪郡(平壌周辺の地域)一帯で製造された土器も出土。これまでの調査で住居の柱跡とみられる穴も複数確認したという。

 邪馬台国(やまたいこく)に代表される3世紀の日本を記述した魏志倭人伝によると、伊都国には「一大率(いちだいそつ)」という役所が置かれ、中国・朝鮮との外交窓口となっていた。市教委は今後、役所や櫓(やぐら)、住居、墓地跡の有無など集落機能の解明を進める。

 市教委は4日午前10時から午後1時まで発掘現場で遺跡説明会を開く。10‐26日には同市博多区井相田2丁目の市埋蔵文化財センターで出土品を公開する。月曜休館。


邪馬台国の解明に重要
伊都国歴史博物館名誉館長の西谷正・九州大学名誉教授(東アジア考古学)の話
 邪馬台国の時代を解明していく上で、考古学的に重要な発見だ。中国や朝鮮からの舶来品は、伊都国を経由して畿内、山陰など各地にもたらされた。見つかった環濠集落は伊都国の中心地・糸島半島から、衛星のようにクニを形成していた有力集落の1つといえる。詳しい発掘調査が待たれるが、豊富な出土物から対外交易の拠点だったと推測できる。


=2007/08/02付 西日本新聞朝刊=
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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E9%83%BD%E5%9B%BD
↑伊都国

ここまでは問題無いよね。

でもドキドキ。

『親魏倭王』の金印でも出たりしたら。

ともあれ、九州っちゃ先進国でしたからね。

何か新しいモノ、でると面白いんですけど。


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