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星に願いを

2009-01-21 | 存在と事象のこと
「生物がいる可能性が高い太陽系内の星」トップ5
2009年1月20日 WIRED VISION
Clara Moskowitz

太陽系内で「地球外生命体」を探すとしたら、歩いたり話したりする緑色のヒトをみつけるというよりは、いくつかの細胞をみつける、ということになるだろう。けれども、どんな形であれ、地球外に生命をみつけることができたらすごいことだ。最も可能性が高い星5つについて紹介しよう。

1.エンケラドス
土星の衛星の中で6番目の大きさを持つエンケラドスは、生命が存在する最有力候補と言われている。
適度な温度があり、水と、単純な有機分子が存在していると見られるからだ。エンケラドスの表面を覆う氷は、そのおよそ99%が水が固体となったものと考えられており、氷の下に液体の水が存在する可能性は十分にある(日本語版記事)。
土星探査機『カッシーニ』が2005年にエンケラドスに接近して観測した際には、炭素、水素、窒素、および酸素という、生物の成長に欠かせないと考えられている有機分子が存在する可能性が示された。
また、この衛星の中心部には煮えたぎる溶岩が存在しているとみられており、生命の誕生が可能な適度な温度が得られる可能性がある。
[エンケラドスの平均表面温度は最高で145Kとされるが、地下に液体の水が存在し貯水池のような役割を果たしている可能性があり、次項のエウロパ同様、熱水噴出孔の周りに生命が生まれる可能性も考えられるという]

2.エウロパ
木星の衛星であるエウロパも、地球外生命のたまり場になっているかもしれない。水が存在し、火山も活動している可能性があるからだ。
衛星の表面は氷で覆われているようだが、その下には液体の水の海が隠れている、と推測する研究者は多い。[エウロパの表面は、少なくとも厚さ3km以上の氷で覆われており、所々にひび割れが走っている]
また、[海底の]火山活動によって、生命を支える熱と、有機生命体に欠かせない重要な化学物質がもたらされている可能性がある。地球上におけるのと同じように、微生物生命体がエウロパの熱水噴出孔近くで生息しているかもしれない。
[木星からの潮汐力で発生する熱によって、エウロパ表面の固い氷層の下は、深さ数十から百数十kmにわたって氷が融け、シャーベット状ないし液体の海になっており、地球の海洋深部にあるような熱水噴出孔も存在すると考えられている。
地球上の、太陽光がまったく届かない深海における生命体調査の結果、生命には必ずしも太陽は必要ではなく、水とエネルギーがありさえすればよいということが明らかになった。このことから、エウロパの光の届かない海洋でも、地球外生命存在の可能性があるとされる]

3.火星
惑星に目を転じると、生命が存在する可能性の圧倒的に高いのは、隣の惑星である火星だ。
この赤い惑星は、地球に最も似た太陽系の惑星で、その大きさも温度範囲も地球に近い。火星の北極と南極には凍った水が大量に存在しているため、その下に液体の水がある可能性は大きい。
火星の大気は薄いため、生物を死に至らせる太陽熱の放射から星を保護することはできないだろうが、微生物なら地面の下に存在しているかもしれない。また、昔は今よりはるかに生命の存在に適していた、と思われる証拠も見つかっている。
火星の地質学的特徴から、かつては地表に水が流れていたと考えられている。また、今は停止しているが過去には活発だった火山活動によって、化学物質やミネラルが火星の地表と内部を循環していたと考えられる。
[火星大気にはメタンが含まれている。メタンの生成源としては、火山活動や彗星の衝突、あるいはメタン菌のような微生物の形で生命が存在するなどの可能性が考えられるが、いずれも未確認。
火星大気中に大量のホルムアルデヒドが存在しており、火星の地表に微生物が存在する可能性が高いとする研究についての過去記事はこちら↓。
http://wiredvision.jp/archives/200505/2005051004.html
ホルムアルデヒドは、メタンの分解によって作りだされるが、わずか7.5時間で分解される物質で、これが130ppbという高濃度で存在しているという。
将来の「宇宙植民地化」の可能性に関しては、火星は人間の生存にかなり適しており、有力な選択肢となるとされている]

4.タイタン
土星最大の衛星であるタイタンには、生命体が存在しているとしか思えない現象が見られる。
タイタンの厚い大気層には、有機生命体の存在を示すことの多い化合物が豊富に含まれているからだ。たとえば、タイタンの大気にはメタンが含まれているのだが、メタンは通常なら太陽の光によって分解される。地球の場合、生物が常にメタンを補給していることから、タイタンのメタンも、同じく生物の関与によるものかもしれないというわけだ。
[タイタン大気の主成分は窒素(97%)とメタン(2%)]
ただし、タイタンはかなり気温が低い。液体の水が存在するとしても、凍結した地表から深い場所にあるにちがいない。

5.イオ
木星の衛星であるイオは、太陽系にある衛星の中では大気を持つ数少ない星の1つで、生命の存在を期待させる複合化学物質が存在する。また、火山活動によって、イオが他の星よりも気温が高いことも良い条件だ。
それでもやはり、イオに生命が存在する可能性はかなり低いと言わざるをえない。イオは木星磁場の内側に存在するため、生物を死に至らせる放射線を常に浴びているからだ。
また、イオの荒々しい地表も、生物が住むには不向きだ。温度は生命を維持するには低すぎることが多く、活発な火山による高温の噴出口の存在も生命には致命的だ。
・・・・・・・・・・・
エンケラドスとかエウロパって火星をテラフォーミングする時に使えそうですね。
水は大量に欲しい感じですから・・・

エンケラドスの質量は1.08×(10の20乗) kg
エウロパの質量は4.800 ×(10の22乗) kg
火星は6.4191 ×(10の23乗) kg
重力は火星で地球の40%ほどですから、やっぱり住むには圧倒的に火星が有利。
ちなみにエウロパ以外のガリレオ衛星の質量は
ガニメデ1.49×(10の23乗)kg
カリスト1.08×(10の23乗) kg
イオ8.94 ×(10の22乗) kg

タイタンは1.345×(10の23乗) kg

ついでに
地球5.9742 ×(10の24乗) kg
月7.347673 ×(10の22乗) kg
金星4.869×(10の24乗)kg

つくづく、金星の位置は惜しい。

火星と入れ替わってればねぇ。

テラフォーミングもメチャクチャ簡単だったのに。

質量ってのはデカイですからねぇ。

重力が大きすぎると生きて行くのにシンドイですし(爆)、小さすぎると大気の形成が大変です。

もっとも今考えられる方法では、一説に火星でも1000年、金星は10000年もの時間が必要とされていますから、これはまず、地球人が“寿命”と言うモノから自由にならなければ無理ですねぇ。

ってか今みたいにいがみあってたらダメです。

しかしこれほど貴重な地球の上で、何を醜く争ってるんですかねぇ、人間は。

次のステップに進むのはいつのことやら。

本当にしょうがない生き物ですねぇ。


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