台湾の李前総統、靖国神社を参拝 「個人的行為」と説明
2007年06月07日 ASAHI.COM
来日している台湾の李登輝前総統(84)は7日午前10時ごろ、東京・九段の靖国神社に参拝した。関係者の話によると、本殿に上がり黙祷(もくとう)したという。李氏の兄は第2次大戦中、日本が植民地統治していた台湾から日本軍兵士として出征、戦死して、靖国神社にまつられている。李氏は「62年前に別れた兄に頭を下げる個人的行為だ」と説明した。
靖国神社には、李氏の実兄、故李登欽氏が「岩里武則」の日本名でまつられている。登欽氏は海軍兵士としてフィリピンで戦死したとされる。参拝時間は約40分。参拝形式について、神社側は「個人の参拝なので説明は控えたい」という。
李氏はキリスト教徒。神社訪問直前、記者団に「政治的、歴史的(行為)と考えないでほしい」「父が兄の戦死を信じていなかったため、実家には位牌(いはい)もなく、(追悼も)何もしてこなかった」と語った。
李氏は副総統時代の85年に東京を訪問。今回の来日に際して「22年前は(兄がまつられていることを)知らなかった。今回行かないのは人情として忍びない」と述べていた。中国の反応については「問題ない」との認識を示していた。
「台湾は中国の一部」とする中国は、「日本植民地経験を持つ台湾は中国とは違う」という李氏の主張を「独立派の証し」と警戒。総統退任後の来日自体も「台湾独立をにらんだ動き」と一貫して批判してきた。
李氏は5月30日に「私人としての学術文化交流」を目的として来日。6日まで「日本文化を深く知るため」、東北地方の「奥の細道」ゆかりの地を回っていた。総統退任後は01年4月と04年12月に来日している
・・・・・・・・・・
人として。
親族を祀るのは当たり前。
アジアもヨーロッパもアフリカも。
どこでもいっしょ。
これ世界標準。
2007年06月07日 ASAHI.COM
来日している台湾の李登輝前総統(84)は7日午前10時ごろ、東京・九段の靖国神社に参拝した。関係者の話によると、本殿に上がり黙祷(もくとう)したという。李氏の兄は第2次大戦中、日本が植民地統治していた台湾から日本軍兵士として出征、戦死して、靖国神社にまつられている。李氏は「62年前に別れた兄に頭を下げる個人的行為だ」と説明した。
靖国神社には、李氏の実兄、故李登欽氏が「岩里武則」の日本名でまつられている。登欽氏は海軍兵士としてフィリピンで戦死したとされる。参拝時間は約40分。参拝形式について、神社側は「個人の参拝なので説明は控えたい」という。
李氏はキリスト教徒。神社訪問直前、記者団に「政治的、歴史的(行為)と考えないでほしい」「父が兄の戦死を信じていなかったため、実家には位牌(いはい)もなく、(追悼も)何もしてこなかった」と語った。
李氏は副総統時代の85年に東京を訪問。今回の来日に際して「22年前は(兄がまつられていることを)知らなかった。今回行かないのは人情として忍びない」と述べていた。中国の反応については「問題ない」との認識を示していた。
「台湾は中国の一部」とする中国は、「日本植民地経験を持つ台湾は中国とは違う」という李氏の主張を「独立派の証し」と警戒。総統退任後の来日自体も「台湾独立をにらんだ動き」と一貫して批判してきた。
李氏は5月30日に「私人としての学術文化交流」を目的として来日。6日まで「日本文化を深く知るため」、東北地方の「奥の細道」ゆかりの地を回っていた。総統退任後は01年4月と04年12月に来日している
・・・・・・・・・・
人として。
親族を祀るのは当たり前。
アジアもヨーロッパもアフリカも。
どこでもいっしょ。
これ世界標準。