アユ母日記

東日本大震災
平成23年3月11日
あの日から会えなくなったアユと凛へ
思いが届きますように

去年の事

2012年05月02日 | アユと凛のこと
今日5月2日
去年の今日焼肉を食べた
家の家族と私の姉一家で

辛かった
アユと凛が居ない事に耐えられなかった
苦しすぎて狂いそうだった
いや
狂ってしまったのだと思う
でもゆう君の事も心配で
どうにかしてあげたかったから
女川で一人になって
ひたすら捜索の日々が
辛くいたたまれなかったから
せめて連休だけでも
酒田にと連れてきた

3日はゆう君の実家へ行き
ゆう君を置いて私達だけ女川へ行く予定が
実家で落ち着かないゆう君も
結局ゆっくりする間も無く
一緒に女川へ帰る事になり
すぐに安置所へ
そしてアユらしき遺体を見つけた
ゆう君に見つけてもらうのを
待っていたかのように

私にはアユかどうかわからなかった
26年も母だったのに我が子かどうか
わからなかった
わかりたくなかった
DNA鑑定し
半月後にアユだと言われた

あの日アユも凛を連れて
私達家族とずーっと一緒に
居たのだと思う
ゆう君に見つけてもらうために
ずっと一緒にいたはず




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昨日の事

2012年05月01日 | アユと凛のこと
昨日は多賀城市にある
なおちゃんの所に泊まって
何て事のない話しで盛り上がりました。

1年前は知り合いじゃなかった。
震災がなかったら知り合うはずもなかった。
でも一緒にいて同じ気持ちで涙する。
子供同士もつながってないはずなのに
つながってる気がする。

運命?
運命て言葉は私は嫌いだ。
運命でアユと凜がいなくなった訳じゃない。
運命で2万人もいなくなってしまった訳じゃない
偶然の出来事
明日誰の身にも起きうる事
だから運命とは違う
そう思いたい。

なおちゃんやつむぎの皆に出会ったのも
偶然の出来事の続き
運命とは違うと思いたい

ところで世の中は連休で
うかれ過ぎているんじゃないかと思う
石巻の日和山では
花より被災地見学&撮影会にたくさんの人が
いたように思う
私達のように思い出探しに来た人も
もちろんいると思いますが
あの景色を見てまだまだ
うかれ気分にはなれない
そう思います。


コメント (1)
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