アユ母日記

東日本大震災
平成23年3月11日
あの日から会えなくなったアユと凛へ
思いが届きますように

もうひとつの命日

2012年05月22日 | アユと凛のこと
5月22日
去年の今日
アユの体が無くなってしまいました。
だから今日がもうひとつの命日です。

何より辛い日でした。
3月11日は生きてると思ったから

朝から親戚一同が女川の火葬場に集合
酒田にお墓を・・・と言ってくれたゆう君
お願いした酒田の和尚さんも来てくれて
丁寧に拝んで下さいました。

アユの前後の方達は拝んでくれる和尚さんもいなければ
親戚と思われる方々も少なくて、お花も少ししかなくて
とても気の毒でした。
それほど、まだまだ大変な状況でした。

アユは・・・
きれいにしてくれたとはいえ
土葬されてしまったので棺の隅は
土の染みがあったり
中はブルーシートで覆われて
顔を見ることも体にふれることもできなかった。
役場の方が
「中にはものを入れないで下さい」
というのを
だだっこのように
「アユの服も凛の物も入れないとだめだ」
と騒いだ記憶がある。

結局持って来た物すべてアユに持たせ
お花もたくさん入れた。
写真も手紙も・・・凛の服もおもちゃも・・・

ゆう君の握りこぶしがずっと震えてた。
私の手もずっと震えてた。
これほど哀しい日はない。
とても辛い日でした。

でも良かった事が一つ
やっと暖かい場所に来たんだよね アユ

コメント (2)
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