アユ母日記

東日本大震災
平成23年3月11日
あの日から会えなくなったアユと凛へ
思いが届きますように

言葉の地雷

2015年10月04日 | 思う事
昨日も取材の方が二人付いてくれました。
一人は地元タウン紙の記者さん
彼は毎年一緒なので余計な事は言わない。
そして多分 じーっといろんな場所で
しっかり見ていてくれたと思います。

もう一人は石巻の新聞記者さん

つながりは
私の母の親友のお孫さんだった。
彼が記者だった。って所からですが…
その人に代わって
可愛らしいお姉さん記者さんが取材

言葉って…
ダメだ。
ちょっとした言葉違いが
私の様な者には大きな違いに変換されてしまいます。
何気なく言った言葉だし
全然悪気ある言葉でもないし
でも、それが地雷になってしまったり
するんですよね。

もちろん記者さんなので
「そんな言葉じゃないんですよ」って
言わせていただきました。
「一般的にはそんな言葉かもしれない。
別の言葉は今見つけられないけど
その言葉ではないんですよ」

女川の海をバックに話したからか
悲しかった。

前に別の記者さんから
「遺族に話しを聞くのは難しい」って
言われました。
ホントに…
だって心の底の方に沈んでたモノを
掘り起こしてくる作業だよ。
澄んでた心も濁ります。
簡単じゃない
人の死は簡単じゃない。
まして、我が子のしは簡単じゃない 全然

そう言う事だと思います。

昨日 一緒に行った人も
笑ってる私に
「少し気持ちスッキリした?」
って聞いてきました。

これでスッキリできるなら
トックの昔に………(。-_-。)

「どんだけ笑っても
どんだけ涙流しても
スッキリする事はないし
薄くも、少なくもならないよ」
とお伝えしました。

わかったかな?
わからないだろうな
わからないんだよね…人って
その状況に立たされないと

私もわからない
自分の事しか…
自分の事もわからない。

言葉は難しい
だから、あんまり声掛けないで貰いたい。
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