11日の日

東日本大震災から115回目の11日の日だそうです。

どんどん遠くなるな……

でも時々

手が届きそうなほど

近くにある気がしたりして……

時間感覚がそこだけまだまだ変な感じです。

いつもは全然元気に過ごせるのに

フッと世の中が違って見える。

くだらなく思えたり

つまらなく思えたり

ちっぽけな感じに思えたり……

「命の大切さ」

って話しを誰かがしているのを聞いても

薄っぺらく感じてしまったり……

そんな

沢山の事をアユと凛は私に置いていった。

重たい程ドッサリと……

「おっかあ！」ってアユの声が聞こえてくるよ。

会いたいな……

コロナ禍で「会えない」のとは全然違う…会えない。

お天気がいいのでお墓参りに…

台風は遠ざかってくれたようで…良かった。

ラジオを聴きながら…

昨日はラジオで…

女川で息子さんをなくされた方のラジオを聞いていました。

「震災から10年

悲しいだけの人にはなりたくない」

「命をつなぐ活動を…」

「誰かの為になる活動につなげたい」

立派だなあ

と思いながら聞いていました。

私は……

まだまだ

「悲しいだけの人」だ。

もちろん毎日　涙を流してそれだけで生きているわけじゃないけど…

仕事も

「誰かの為になる」仕事だけど

なんだか意味が違う。

アユと凛がいない事に全てを向き合ってないのかな……

そんな言葉もなんだか違う気がする。

「悲しいだけの人にはなりたくない」

この言葉が

なんだか離れなくて

なんだかムシャクシャする。