人の「死」はあっけなくやってくる。
そんな事は
アユと凛で十分過ぎる
イヤイヤ
そんな言葉では足りないほど
知ってる。
このウイルス騒ぎで
日が増せば増すほど
ザワザワしてくるのは
どこか
あの津波に迫られる場面と
あの見つからない不安と
近づくウイルスの怖さと
テレビの報道の不安を増す感じが
震災の時と似ているからか……
見えない敵に迫られてる。
昨日
東京は一日の感染者数が三桁に突入した。
それが四桁になるのはあっという間だったりして…
都市封鎖
そうなったら地方は物流も止まる?
そしたらスーパーにもコンビニにも食料はなくなるのかな…
封鎖の前に人が地方に流れるのかな…?
どちらにしても
地方にコロナウイルスが大量に発生するのは時間の問題かもしれない。
まだまだ呑気な酒田
そんなに呑気でいいのか?
「新年度の飲み会の話?」してる場合じゃないでしょ
確かに都会より空間は保っているけど
集まってはダメでしょ
静かに過ごす時でしょ
知り合いがなくなるのは嫌だし
知ってる人が身内の遺体と対面できなくなるのは嫌だ。
あの9年前の震災の時
アユはブルーシートのその下にいたのに
「開けないで下さい」
と言われ
最後、顔も見ないで「さよなら」をした。
そんな事が誰かにおこるのは嫌だよ。
でも
みんな危機感が薄い
「自分は安全」
そんな自信はどこから来るんだろう。
安全神話はどこにもない。
今日、明日
どこかの誰かからウイルスをもらってしまうかもしれない。
それをまた
誰かにうつしてしまうかもしれない。
それが酷くなって
命を落とすかもしれない。
そんな怖いモノが迫っている気がする。
「安全だ」と思ってはいけない。
人は突然あっけなくしぬよ