アユ母日記

東日本大震災
平成23年3月11日
あの日から会えなくなったアユと凛へ
思いが届きますように

心の中心

2017年12月28日 | 思う事
ある人から

7年近くもたって
世間では震災の事には触れられる事もなくなってきて
悲しい事はなかった事かの様にされる。

「そんな事いつまでも言ってないで
前を向いてすすもうじゃないか!
一度きりの人生だから」

とか………

生きている人中心の考え方には
ならないか?
と聞かれました。



私にとって一度きりの人生なら
アユと凛にとっても一度きりの人生だった。

それが
アユは26年
凛は6ヶ月
でおしまいにさせられた。

なのに
50年以上も生きてる私が
自分中心に
生きてる人中心になんて
考えられない。

もちろん
生きる事は大変でその事を考えない訳にはいかない。
いつも
「右から左か」
「上か下か」
選択を迫られたり
時間に追われたり
心配したり
悩んだり
ハラハラしたり
いろいろな事がおこる。

それが
「生きてる」
という事だと思う。

日常に振り回されながらも
私の心の中では
いつも中心は
アユと凛


でも…
何もしてあげられる事がない…
いつも、いつも
祈る事しか…
花を飾る事しか…
香りのいいお線香を選んでくる事しか…

ワガママも言ってくれない
話しもできない。

思う事しか出来ない。

でも
私の心の中の中心が
アユと凛でなくなる事はないと思います。


コメント
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