アユ母日記

東日本大震災
平成23年3月11日
あの日から会えなくなったアユと凛へ
思いが届きますように

アユと凛を思う事

2017年03月11日 | アユと凛のこと
6年目の今日
本当に私的には濃い一日だったと思います。

ゆう君や家族は
本当は静かにこの日を迎えたかっただろうと思うけど
アユは…

賑やかに集まったり騒いだりする事が好きだったアユは
やっぱり
「おっ母の思う通りでいいんじゃない」
って 言っていると思います。

それは
「私の事」じゃないんだよ。
「悲しい私」じゃなくて

主役はアユと凛で
全てが「アユと凛を思う事」につながったんだと思います。

ただ追悼式に出て
ただ手を合わせて来るだけじゃない。
ご先祖様じゃない。
「アユと凛を思う事」を膨らませてもらった一日だったと思います。

それはメディアの力だなぁ と思います。

色々 取り上げて下さって
ありがとうございました。



アユと凛がいるから
私はそこに言葉を添えられる。
アユと凛がいるから
その思いを伝えられる。
アユと凛が目の前にいないから
涙がでる。

「悲しいだけの自分」じゃなくて
それは
「アユと凛を思う事」

ちゃんと思いは届いたかなぁ


今夜は一日前の
ほぼ満月


アユが仲良しだった
としみちゃんのお墓まいりをして石巻を出る時
雲に隠れていたお月様が顔を出してくれました。
いつもの様に
アユと凛が見守ってくれる様に…

帰り道
時々雲に隠れながら
見守ってくれた
アユと凛のお月様
ホントにホントに
ありがとう^_^

悲しかった
会いたかった
抱きしめたかった
疲れた…

アユ

会いたいよ。
コメント (1)
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女川 商店街

2017年03月11日 | アユと凛のこと
女川の新しい駅前商店街に
前に仮設店舗で何度か通ったお花屋さんがありました。
キレイなお姉さんが変わってなかったナ

そのお花屋さんと一緒の店舗だった雑貨屋さんで
アユと凛におさらを買いました。

駅前の街中ステーションに
「レンガプロジェクト」と言うのがあって
名前を入れたレンガが敷かれてありました。
その中にアユと凛のが…

ゆう君が前に作ってくれました。
駅前商店街に行った時
見つけて下さい。
みんなに踏みつけられるのが
ちょっと切ないなぁ
なんて…レンガだから大丈夫なんですよね(笑)

アユと凛のモノが
一つでもあるだけで
「また来なくちゃ」って思える。

私、単純だから
名前があるだけで
あそこにまた行こうと思えます。
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帰って来てしまいました。

2017年03月11日 | アユと凛のこと
酒田に帰って来てしまいました。

あの震災のあと
毎週
アユと凛を連れて帰って来れない事が
悲しくて
あとどうすれば、何をしたら連れて帰って来れるのかわからなかった。
ただ泣いた。

子供を連れて帰って来る事なんて
簡単な事だと思っていたのに
人一人
人二人を探し出す事が
こんなに難しい事だと知った。

人一人を
人五人で探しても見つけられなかった。
人の力なんて
なんて無力なんだろうと思った。

あれから六年
そんな思いが今もずーっと続いているような気がします。

今でも連れて帰りたい。
なぜ連れて帰れないのかわからない。

立ち寄った石巻イオンで見た後ろ姿の若いお母さんが
みんなアユに見えて
何度付いて行ったことか…
そんな事も思い出して…
今は誰も似ていなくて付いていく事もない。

脳ミソの回路も壊れていたんですよね。
今もそこの部分の完全復旧はしておりません。

短時間の間に
色々思って
色々思い出す一日でした。

クタクタ
明日も色々あるのでとりあえず
寝ます。

この子達が待っててくれました。
喜ぶ、よろこぶ…
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3月11日

2017年03月11日 | アユと凛のこと
あれから六年がたちます。
早いのか
まだ六年なのか
今も時間のスピードはわかりません。

六年経って落ち着いたか?
と聞かれたら…
表面上は、考えて答えられる位 落ち着いたと思います。
内面はこの六年変わらない。
あの日から今日まで
要所要所はハッキリ覚えていて
アユと凛がどこでどうなったのかわからない日々が続いて
自分はどうしたらいいのか
どこに身を置けばいいのか
何が何だかわからなかった。

今も時々何が何だかわからない。
どうして
アユと凛がいなくて
ゆう君だけが仙台にいて
違う家庭があって……

考えると頭が変になりそう。

だから現実逃避していると思います。


6年前の今頃は普通の生活をしていた。
あと数時間で怖い事に巻き込まれて、もう会えなくなってしまうなんて誰も想像できなかった。

「明けない夜はない」
「明日は必ずやってくる」なんて嘘だ!
アユと凛の夜は明けない。
アユと凛に明日は来なかった。

6年たった今もどこの何を恨めばいいのか
どうしたらもどしてもらえるのか
そんな事ばかりを考えてしまいます。

順番でなくなるお年寄りとは違う。御先祖様として拝む事なんて出来ない。

今も生きているコ達と同じ様に思っているし
生きている子達と同じ様に何かをしてあげたい。

だから、今日も女川に行って来ます。
コメント (2)
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