アユ母日記

東日本大震災
平成23年3月11日
あの日から会えなくなったアユと凛へ
思いが届きますように

隣の芝生

2015年10月07日 | 思う事
前から知っている人なのですが
その人から
「実は夫は数年前に自死したんです」
っていわれました。

ずっと誰にも言わずに過ごして来たらしい。

元気で明るい人です。
仕事も子供の活動でもバリバリする。

「人は何かを乗り越えると
ステキな笑顔になるんですね」

って

それはね…
隣の芝生
というものでしょうか。

乗り越える

私の嫌いな言葉です。

何も乗り越えていないし
乗り越えようとも思っていない。

何を⁈
それは アユと凛 って事でしょうか?
悲しみ でしょうか?

何も乗り越えていない。
乗り越えようとも思っていません。

彼女も多分
まだまだ苦しいのでしょう。
当たり前だけど…
だから
「笑顔と悲しみは共存する」
「自分の悲しみは自分しかわからない」
って話しをさせてもらいました。

笑ってる私が今もあの時と同じだけ悲しいなんて
他人にはわからないし
だからこそ苦しいし
苦しい事を口に出来ない。

人は本当に悲しい事とか苦しい事って
言葉に出来ないんだよね。

コメント
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