少し前へ!

歩いてきた道をもう少し前へ

直進2

2023年06月14日 | できました

直進2

今日も練習、車の中でAM 放送を聞きながら田んぼや山を駆け抜ける

運転席の後ろからうーさんの張り切っている様子が伝わってくる

この喜び、時間をかければ自分でもやれることがある

それを実感したのでしょう。

今まで「腹這い、寝返り、」何十年間も、頑張って練習してきてもできなかった

この度電動車椅子のレバーへ触れることができた

300回~400回の練習であってもできた

うーさんの人生で初めてできた喜びは

格別にうれしく自信につなげることができた

うれしくてたまらないのでしょう

この嬉しさを最大限生かしてやりたい

練習会場へ向かう車の中は歓喜に溢れ

今日の練習も

レバーから手を放さず走行できできることを目標

少し走るとすぐ手を放す麻痺の強さが思うようにいかない

それでも彼は楽しんで練習をしている

私はこんなに頑張るうーさんに胸が熱くなってくる

願わくば私の手と変えてやりたい

それでもうーさんは喜んで練習をしている

 

 

 


直進1

2023年06月08日 | 日記

直進1

レバーへ手が届き少し触れる。スイッチを押すと電動車椅子がうごく

どこへ走るか分からないので私はしっかり彼の手から目も、手も、離さず緊張しながら介助する

彼は力の調整ができないので危険と隣り合わせ いよいよ動かす、最低速度にする

いよいよ50センチメートル自力で走る。大きなため息をし満面の笑顔を見せてくれた

どれほどうれしかったか、初めてできた電動車椅子走行、

うーさんできたか?自力でできた?

大きな口を開け喜びに満ち溢れている

さすがうーさん、素晴らしい、本当に素晴らしい

私はありったけの言葉で褒めてやった。

たった50センチ

スイッチを握れるまで2ケ月かかった練習

走行は同じくらい時間がかかることを覚悟してましたが

思いのほか早かった

50センチから距離を伸ばしていく練習が始まります。

何よりうーさんの喜ぶ顔が輝いている

まだまだやる気満々

脳性麻痺児でも練習の積み重ねによって(長、短がある)できる

気の遠くなる思はありますが

私も改めて勉強しました。

先生にこの姿見て頂こう。次の練習に取り組むためにも

 

 

 

 

 

 

 

 


次は直進に挑戦

2023年06月07日 | 日記

直進に挑戦

ようやくレバーに触ることができた

長い時間がかかった( 脳性麻痺で運動機能面がすべて麻痺しているため手も足もすべて自由には動けないのです)

たった触るだけなのに

うーさんにしてみればこれでも触れた喜びをかみしめている

300回も400回も練習しようやく触れた

できた喜びを大きな口を開けて無心に喜んでいる

私はこの喜びを共に大きな喜びとした

そしてこのくらい頑張ればできることがあるのだ

これが脳性麻痺の実態なのでしょう

次の段階は

300回~400回同じことを練習すれば

何とか前へ進むことができる

そう思うと次につながる何かをつかんだ。

どんなに時間がかかってもできることがある

やりたい気持ちを大切にしてやりつづける

飽きもせず本当によく頑張った

初めはレバーにちょと触りちょっと押す

ほんの少し前へ進む

それでも前へ進めた喜びは大きな宝物

こうしてまた繰り返し繰り返し練習が続く

うーさんのやりたい気持ちはどこから出てくるのでしょうか?

喜んで挑戦するうーさんの姿、笑顔満載のうーさん

私はこの挑戦は無理、そう思っていましたが、日々喜んで当たり前のように挑戦している

うーさんの姿に脱帽

 

 

 

 

 

 

 

 

 


できた

2023年06月05日 | 日記

何とかレバーに触れたできた

1ケ月も練習するとようやく 手でレバーを触れるようになる

触るとグルグルまわらなく手をレバーの上に静かにおける

気持ちも落ち着いて練習も慣れてきた

「さすがうーさん素晴らしい」と大きな声で褒めてやる

にやりと笑って私の顔を見る  満たされた彼の顔が輝いて見える

「すごいね」と私 やればできたじゃん

リハビリの先生に報告せねば?

自力で頑張ったこの練習1ケ月頑張ってできたこと

どんなにうれしいか?

今まで何を頑張っても何にもできなかった訓練

初めてできた喜び

レバーに手を触るだけ ただそれだけなのですが

うーさんにとって、動けない手で触れることは

どれほど大変なことか?

不可能を可能に導いてくれたうーさんの手感動してしまいました。

これから1Mの走行練習ようやく希望が見えてきました。

今日も充実した練習ができました。帰り道

桜のつぼみも膨らんできたこのころ

車の窓を全開し山道を走る さわやかな風が車の中へ入り込んでくる

木々の芽吹きも車の中へ     

 

 

 

 


練習4

2023年06月04日 | 日記

船岡支援学校寄宿舎へつき先生たちに

うーさんご苦労さんと言われニコニコしながら職員の方と

寄宿舎へはいっていった。

翌日

疲れた様子もなく笑顔で私を待っていた。

昨日疲れなかった?の問に

頭を振り疲れなかったとの答えでした。

会場につき先生に挨拶し練習です。

手を伸ばしレバーを握る練習

思うようにできないので、ゆっくり、急がず

できるまで練習です。

初め手を添えてホールを走る

うーさんはそれだけでもうれしいのです。

・それから1人で手を伸ばし(レバーまで)

・ レバーを握る

・そこまでできるとスイッチオンです

この練習の繰り返し  飽きてこないように

時折手を添えて走る 何週か走り又手を伸ばしスイッチを握る

その繰り返し

毎日毎日その練習、うーさんは決して飽きずやる気満々です。

そんな姿を見て飽きるまでかなりの時間がかかる

改めて思う。唯、うーさんの喜ぶ姿を見ると

この子がやりたい事

自分からやりたい と思った気持ち 納得できるまでやり通す

笑顔で頑張る姿に

これから生きていくために困難に立ち進める力を

持つためにも「もう練習終わり」というまで

私は笑顔で支えてやりたい

道のりは果てしなく遠いけれども

かれのやりたい気持ちを力尽きるまで

私も、ともに進んでいきたい

思う存分笑顔で進もう、うーさん