少し前へ!

歩いてきた道をもう少し前へ

練習4

2023年06月04日 | 日記

船岡支援学校寄宿舎へつき先生たちに

うーさんご苦労さんと言われニコニコしながら職員の方と

寄宿舎へはいっていった。

翌日

疲れた様子もなく笑顔で私を待っていた。

昨日疲れなかった?の問に

頭を振り疲れなかったとの答えでした。

会場につき先生に挨拶し練習です。

手を伸ばしレバーを握る練習

思うようにできないので、ゆっくり、急がず

できるまで練習です。

初め手を添えてホールを走る

うーさんはそれだけでもうれしいのです。

・それから1人で手を伸ばし(レバーまで)

・ レバーを握る

・そこまでできるとスイッチオンです

この練習の繰り返し  飽きてこないように

時折手を添えて走る 何週か走り又手を伸ばしスイッチを握る

その繰り返し

毎日毎日その練習、うーさんは決して飽きずやる気満々です。

そんな姿を見て飽きるまでかなりの時間がかかる

改めて思う。唯、うーさんの喜ぶ姿を見ると

この子がやりたい事

自分からやりたい と思った気持ち 納得できるまでやり通す

笑顔で頑張る姿に

これから生きていくために困難に立ち進める力を

持つためにも「もう練習終わり」というまで

私は笑顔で支えてやりたい

道のりは果てしなく遠いけれども

かれのやりたい気持ちを力尽きるまで

私も、ともに進んでいきたい

思う存分笑顔で進もう、うーさん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  


電動車椅子練習3

2023年06月04日 | 日記

午后1時船岡養護学校から出発まで

そのための準備

当時は(32年前)まだ自家用車は車椅子使用車(リフトつき)ではないため

手作りで股ベルト,座版(木製)、胸ベルトで

体をしっかり固定し、走行、親子共安全運転のため固定の体制を整えた。

おかげでからだも安定し2人で快適に通うことができた.

これは車に乗るために以前から体を固定するための準備をしていましたが

かなりの長距離のため新たに私が作ったものです

この体制で練習会場まで、いよいよ出発

受付を済ませ いいの広場(ホール)にリハビリの先生と一緒に行く。

電動車いすに体を固定し安全を確認してから始まりです。

その間うーさんは表情一つ変えず真剣に固定されていました。

第1,電動車いすを動かすためにスイッチのレバーを手で握る練習から始まる。

   先生はうーさんの手に先生の手を添えてスイッチを入れ一諸に動かしてくれた

   麻痺がなければ人間はいとも簡単に手を伸ばしレバーに触ることができるのですが

   うーさんの麻痺は目的、意識的に手を伸ばすには不随運動が強く

   手は思うように伸ばすこともできず、更に把握反応も強く、触ったとたんに

   電動車椅子は急発進をするのです

   急発進すると電動車椅子は急速にグルグルと回る

   とても危険なので私は電動椅子から離れず付き添う

   何度も何度も同じ動作を繰り返す

   うーさんはどんなに大変でも(手を伸ばせず、レバーをにぎれず)

   それでも練習できることがうれしいらしく満面の笑顔です。

   ただ練習できることがうれしいようです。

   先生は一通り説明をされてそれではとその場をさりました

   その後

   私も同じように手を添えて動かす、しばらくその練習をした

   スイッチの所で介助の手を放す、

   途端に電動車椅子はグルグルグルグル回り始める

   緊張のため力が入りすぎて危険なので少し休み

  「緊張のためレバーを握る時力が入るのでグルグルとなる」

   麻痺していると目的意識的にやろうとすれば余計緊張し目的の所へは

   手が届かないのです。

   それでもうーさんはうれしくて練習できる喜びで満足なのです

   笑顔いっぱいで練習

   レバーを自分の手で触れるまで

   どんなにできなくとも練習をやめようとせずじっくりと取り組んでいる

   グルグル続いても自分で動かしている気持ちなのでしょうか?

   1時間ほど練習し

  疲れない?と問いかけるとにっと笑い頭を振り大丈夫と答える

  また明日ねというと素直に終える。

  疲れた? 違うの答え(頭を振る)

  楽しかった? 「うん うん」

  汗場んでいる顔

  本日の練習は終了としました。

  汗ばんだ顔水分補給をし帰路に就く

  外に出るともう4も過ぎている

  爽やかな風がなんとも心地よい

  車の両窓を開け  

  船岡までの帰り道35㎞の農道をはしる

  両側に流れる雪解け水の音がなんとも爽やかに聞こえてくる

  うーさんは練習できた満足、充実した表情で帰路に就いた。