電気の苦手なアコースティック・ギタリストに贈る…

アコースティック・ギターの音色は好きだけど,電気の分からないギタリストの一助となれば幸いです.

クラシックギターの勧め -Form-

2016-09-18 02:42:30 | Essay

クラシックギターの業界では

「カルカッシ」という聖典がございます.

金属弦よりも遙かに歴史の長いガット弦ですが,

この教則本はその歴史に裏付けされています.


どんなスポーツでもそうだと思いますが,

まずはフォームから!


右利きのみなさんは,

左脚を足台に置き,

ギターのウェストを左膝に置き,

ヘッド上がり45°程度に構えます.

ちょうど目の高さにギターのヘッドがくる感じ.

これがクラシックギターの基本形!
(「クラシックギター フォーム」等のキーワードで画像検索してみてください)


金属弦を弾く方の多くは

ほぼギターは水平状態.

これでは人間工学上,

どうしても右肩上がりになる形状で

ギターは設計されています.


おかげで身体は左にねじられるか,

ヘッド側を前に突きだし,左手が伸びた状態.


長年,金属弦を弾いていると,

右肩の痛みを訴えるギタリストの多いこと,多いこと!

きっと,このフォームのせいだと思います.


私は足台は使いませんが,

座っていてもストラップを使い,

ギターのウェストは私の左膝にある状態です.


加齢とともに各軟骨はその柔軟性を失い,

身体は硬くなる一方!


無駄な力を抜いて,リラックスして弾くことは

奏でる音楽のダイナミクスに必ず影響することでしょう!


いつまでもギターを楽しく弾き続ける為に

長い歴史を持つクラシックギターから

素直に勉強し直してみませんか?!



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