電気の苦手なアコースティック・ギタリストに贈る…

アコースティック・ギターの音色は好きだけど,電気の分からないギタリストの一助となれば幸いです.

Line 6 POD X3 Live 音づくり -その3/3 TRS PHONE仕様-

2014-12-29 16:00:00 | マルチフロア
私のギターにActive MAGのRare Earth(BLEND)が仲間入りしたため,

今まで作ったセットではEffects(WET)の音圧が大きくなりすぎて,芯がはっきりしません.

まるで遠くの方で,霧に煙ったところから演奏しているようです.


しかしこの打開策は簡単で…,

1st Chainと2nd Chainのバランスを取り直すだけで,ある程度聞けるものになります.

当然MAGが変わっているので,細かいイコライジングが必要ですが,

NEO-DとRare Earthとで大きく音の傾向が変わるわけではないので

微調整程度です.(^○^)


Sourceは

1st Chain Guitar

2nd Chain AUX

 で構成しています.


さて次回は今まで眠ってしまっているHD500に挑戦していきます.


乞うご期待っ!




Line 6 POD X3 Live 音づくり -その2/3 標準PHONE仕様-

2014-12-29 15:30:00 | マルチフロア
前回の現状報告に続きまして

「標準PHONE仕様」のお話をさせて戴きます.


ソロ・ギターにおいてEffectsは欠かせないモノだと思いますが,

なかでもReverbの占める割合は大変大きなモノがあります.

深く長いReverbは大変心地よいモノで,

曲の空間や雰囲気を作る上で,大切な役割だと思います.

しかし,深く長いReverbのために原音が霧に包まれてしまったようになっては

演者の思いは聴衆に届きません.

Effects音に原音が埋まってしまい,何を弾いているのかわからなくなってしまいます.

そこで大切になるのが,デュアルトーンです.

この機能のおかげで私は Line 6 のフロアマルチから離れられません.


私の場合は1st Chainで曲に必要なEffects(WET)を構成し,

2nd Chainで原音(DRY)を作ります.


まずはギターからの標準PhoneをX3 Liveの「Guitar」へ入力し,編集を始めます.

私の仕様は

 1.Noise Gate
 2.Compresser
 3.Amp
 4.EQ
 5.Chorus
 6.Delay
 7.Reverb

  という並びです.

ごく標準的な並び方だと思います.


1や2は効果を狙いすぎると,ダイナミックレンジの狭い音になってしまうので,

必要に応じて慎重に掛け具合を調整します.

4は用いるギターと曲の雰囲気によって好みのバランスをとります.

5で少々揺らして音の幅を作り,

6と7で空間を創造します.

 LXP-1の場合,Reverbは単なるReverbではなく,Delay+Reverbという感じがします.


1st Chainでは以上のことを考慮し,Effects(WET)を意識しながら,空間作りに専念します.


2nd Chainは源音(DRY)を中心に作りますが,

ここでは芯となる原音づくりですので,

大したEffectsは乗せません.軽~くReverb程度でしょう.


最後に1st Chainと2nd Chainのバランスをとって保存します.

標準Phone仕様ですのでボディヒットのみに深いReverbをかけるということはできません.(汗)


1st Chain,2nd ChainともそのSourceは「Guitar」です.


次回は「Line 6 POD X3 Live 音づくり -その3/3 TRS PHONE仕様-」です.


Line 6 POD X3 Live 音づくり -その1/3 現状-

2014-12-29 12:16:48 | マルチフロア
そんなミスタッチ(2014/09/23)のあった私のLine 6 POD X3 Live ですが,

年末・年始のお休みになって,あらためて音づくりです.


以前はどのギターにもNicoPinだったのですが,

今ではNicoEarth,NicoEarth BLEND & WEAVER WPS-1 をインストールされたギターも仲間入りし,

それぞれに対応した音づくりです.


まずは現状を紹介しておきますと…,


エンドピンジャック:

NicoシリーズのギターのエンドピンにはTRSのジャックが,

WAVER WSP-1には標準のエンドピンジャックがインストールされています.

   T(Tip):MAG

   R(Ring):CNT

   S(Slave):GND

この構成はEnfini Custom Works PM-200の仕様とはTipとRingが逆になっています,

  Enfini Custom Works:

       Tip:CNT

       Ring:MAG

  なんらかの事情でTRSケーブルやYケーブルにトラブルが発生し,使えないときには,

  モノラルのシールドでしたら街の楽器屋さんですぐに手に入ります.

  こんな時のためにもハウリングの心配の少ないMAGをTipにした方が対処しやすいと思っています.


MAG:

1.Fishman NEO-D Single(Passive)
  NicoPinにはこれ.販売価格は安くても,決して侮れません.

2.Fishman Rare Earth(Active)
  NicoEarthにはこれ.プリアンプ内蔵で音圧も高く,耐雑音性能はかなりアップ.
  ただし,電池の予備は持ち歩かなければ.(汗)

3.Fishman Rare Earth BLEND(Active)
  NicoEarth BLENDにはこれ.MAGのボディ内でコンデンサマイクとブレンドされます.
  電池の心配は消えません.(汗)

4.WEAVER WM-1(Passive)
  WPS-1にはこれ.初のボールピン仕様です.各弦のバランスも調整可能.

 ってな具合です.


CNT:

1.Nico
  新岡ギター教室にてお買い上げ.

2.WAVER WPS-1 2ピエゾタイプ
  ボディ内にブレンダーがあり,MAGとCNTの比率を変えられます.


WAVER WPS-1はMAGとCNTがボディ内でブレンドされ,エンドピンジャックのTipに,

NicoシリーズはMAGがエンドピンジャックのTipへ,CNTがRingに出力されます.


これらの仕様に対応すべく,BANKには

1.標準PHONE仕様

2.PASSIVE TRS 仕様

3.ACTIVE TRS 仕様

 …の3種類を作っていきます.


まずは,一番ユーザーが多いであろう「1.標準PHONE仕様」からです.

次回 「Line 6 POD X3 Live 音づくり -その2/3 標準PHONE仕様-」に続く.