ニシキソウの仲間の中では一番大きい オオニシキソウ です。
ニシキソウの仲間はニシキソウ属(Chamaesyce) にまとめられてましたが、今は トウダイグサ属 Euphorbia(ユーフォルビア)に分類されています。
他のニシキソウの仲間は地面を這うように横に伸びるのですが、オオニシキソウだけは上に立ち上がってきます。
ニシキソウの仲間(Euphorbia)は 杯状花序 といってコップのような葉の変化した苞葉の中から 花序を産出します。
中央に2つの杯状花序があります。
左手は雌花序が杯(カップ)の中から産まれてきたところです。カップの口をふさぐほど大きな子房です。
右は雄花序で葯が褐色の葯を持った雄しべが複数本立っています。
それぞれの杯(カップ)の口についている白いエプロンのようなひらひらは付属体といってそれが囲んでいる腺体(緑色の米粒のような器官で、蜜を産出します)の付属体で、おそらく虫に蜜のありかを知らせる役目をしていると思われます。
たくさんの青いヒメリンゴみたいなのがなっていますが 子房です。
雌花序は杯(カップ)から産まれるとすぐ大きくなって、あとから雄花序が生えることができないので、移動してカップの横にぶら下がります。
ひとつの杯(カップ)では 雌花序が先行して産出されあとから雄花序(おしべ)が出てくるのですが、このように 雄花序だけの杯(カップ)もあります。
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