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「東北の手仕事」Part2 素敵なお話し会

2012-08-02 12:09:36 | AVANTI通信
            
                

         昨日は11時から「ゆずりは」オーナーの田中さんの
         とっても素敵なお話し会がありました。

         お店は定休日でしたので
         ご参加出来るお客様と待ち合わせをして
         私もちゃっかり参加させて頂きました。

         群馬県の地方紙「上毛新聞」に大きく記事にして頂けましたので
         お話し会にも沢山の方がご来場下さいました。
         私のように、青山のギャラリーに通ってご存知の方や
         十和田湖畔の「ゆずりは」さんへ行ってファンになられた方など
         色々なご縁で集まって頂き、何だかとっても嬉しかったです。
         最も田中さんが結構雑誌でご紹介されている方なので有名なのですけれど。

         東北の工芸を始めたきっかけや、職人さん達との心温まる交流のエピソードなど
         とても分かりやすく、又、胸に響く言葉の魅力に60分という時間は
         あっという間に過ぎていきました。

         皆さん、本当に感動されていました。
         それからの皆さんは、工芸品に「命」を感じているようでした。
         「物」達からの言葉では聴こえぬメッセージを受け取られたんだと思います。
         手に取り、眺めている様子がまるでその物たちと
         ゆっくり呼吸を合わせ、会話をしているようでした。

         人の手から作られたものには、「神様」の想いが込められている。
         私が始めて書道を教えて頂いた先生の言葉です。
         小学校2年生の時でした。
         硯・文鎮・筆・墨・半紙のお道具を大切に使うという事から始まったお稽古。
         最初に必ず、お道具に手を合わせ「お願いします。」と一礼。
         終わると、綺麗に硯を拭いて筆を調え、又、一礼。
         お道具には、その道を極めることへの「願い」が込められている。
         職人さん達はその「願い」を常に神様にお願いして下さっていると教えられました。

         その教えは、私にとっては大きな「宝物」となっております。

         昨日も「曲げわっぱ」や「桜皮工芸」にまつわるお話しを伺い
         胸がいっぱいになりました。
         東北の工芸品は後継者が少ないようですし、既に今の方が亡くなられたら終わり・・
         という技術もあるようです。もうかなり高齢化していらっしゃいますもんね。

         何とか遺せる手立てはないものでしょうか・・。
         感動する気持ちの中に、そんな切ない「想い」も感じた素晴らしいお話し会でした。

               


         日程:7月31日~8月5日  10:30~18:30
         会場:前橋市千代田町3-6-15 AVANTI 4F


         是非、お立ち寄り下さいませ。
         お会い出来ますことを楽しみにしております。


         

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