えごころ・まごころ

はじめの頃は、絵とかイラストが多かったけど、最近はデジカメで撮った写真が多くなってきたみたい。そんなブログです♪

バス フォレストガンプ キング

2006-12-05 | 映画

バスで職場まで通っています。
以前はバスは時間が読めず、通勤には不向きと思い込んでいましたが、最近はバス専用道路も完備され、いたって快適です。
淀川の河川敷公園と、ゆっくりと流れる穏やかな川の風景を眺めながら、会社に向かいます。
満員電車と違って、のんびり座っての通勤です。
駅に着いたら、赤や黄色に色づいた紅葉を見ながら10分ほど歩きます。

さて、バスといえば、この話を思い出します。
バスの中で起こった出来事が、たくさんの人々を動かすきっかけとなったモンゴメリー・バスボイコット運動です。
1955年12月、アラバマ州モンゴメリーの町で、仕事を終えてバスに乗っていた黒人女性に、あとから乗ってきた白人男性が席を譲るようにと言いました。
その頃の法律では、黒人は白人のために、席を譲らなければならなかったのです。
でも疲れていた彼女は、席を譲らなかったので、逮捕されました。
怒ったモンゴメリーの黒人たちは、決してバスに乗らないと決め、自由と開放のために立ち上がりました。
人々の心に勇気を与えたマーティン・ルーサー・キング牧師の言葉、
「私には夢があるのです。
 いつの日かきっと、幼い白人の少年少女たちが、幼い黒人の少年少女たちと、手を取り合い、力を合わせる日がくるだろうと。」
10年に及ぶ抗議行進で、南部の町から「白人専用」の標識がなくなったそうです。

もう一つ、バスにまつわるお話。
映画「フォレスト・ガンプ」のワンシーン。
トム・ハンクス演じる、フォレスト・ガンプは、バス停で出会ったおばさんに、話しかけます。
「ママがいつも言っていた。人生はチョコレートの箱なんだ。食べてみないとわからない。」

バスを降りて、ふと、思います。いい時もあるし、そうでない時もある。
あきらめない強さと、チョコレートの箱の発想、どんなことでも楽しめるユーモアがあれば、きっと良い結果をもたらしてくれるんじゃないかと。
以前は、本に没頭して駅を乗り過ごしてしまうことがよくあったけど、バスは始発から乗って終点で降りるので、それがなくなりました(笑) バス通勤も悪くないかも。

イラストのバスは、コラージュと水彩画を組み合わせた独自の画法で、たくさんの賞を受賞している、ブライアン・コリアーさんの絵本を参考にしました。
大胆な構図と独特の色使いが素晴らしい絵本です。
機会があれば是非読んでみてください。
 

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