小川で溺れるコイ。
朝刊のスポーツ面を読んでいた。
テレビ依存症が、重症的症状になりつつある自分。
藤山直美さんが、テレビに出ているではないか。
中山秀征さんとの対談の画面だった。
藤山直美さんといえば、あの喜劇役者藤山寛美さんの
愛娘だ。
ヒマなときは、テレビで野球を観戦するという直美さんが、
今、もっとも気に入っているのが、阪神の西岡選手だと
言っていた。
結構、年の差はあるで。(^^)
そして、最後に中山くんが、直球勝負で質問をした。
「直美さんにとって、喜劇役者とはなんですか」
「はい。うちの家業です」
で、僕の家業は、お坊さんです。
久しぶりに、某葬儀場へお参りしました。
1ヶ月ぶりぐらいですが、人がだいぶん変わっていました。
司会の方も、控え室に来てくださる方も、新顔でした。
控え室は、ガンガンに冷やされていて、きのうなんか、
お通夜を終わって、外に出ると、めがねが突然曇ってきました。
夜とはいえ、外の湿度がとても高いのがわかります。
きょうは、日曜日ということもあって、法事も入っていたので、
そっちは副住職に任せて、伴僧なしで、私一人で行きました。
七条袈裟を着けることは、自分ひとりではできないので、
いつも、係りの人が着付けを手伝ってくださいます。
開式の5分前に、控え室に来てくださったんですが、
「この、お着物って、とてもきれいですね」
「ええ、はい。ありがとうございます」
これって、確かに、着る物には間違いないんですが。
七条袈裟といいます。
襦袢を着て、その上に白衣を着て、色衣を着て、
そして、七条袈裟を着ます。
昔は、今みたいなエアコン付きの葬儀場はありません。
ご自宅での葬儀の時は、
真夏の炎天下、扇風機も動いてはいるんですけど、
ロウソクの炎が消えるということで、私たちの方には
向けてもらえません。
そんな中で、サウナ状態で、お葬式はやってたんです。
死んだ父が、よく言ってました。
ある悪口じいさんが、そんな様子を見て、
こう、おっしゃったそうです。
「こんなに、クソ暑いときに、寺の坊主が、布団を着て、
舞いを舞いよる」
布団とは、失礼な(^^)
父は、あんな性分ですから、ひどく傷付いたと思います。
夏がきて、お葬儀があるたびに、いつも、
このことを言ってました。
わかったよ。もういいから。( ̄m ̄*)
その、悪口じいさんの最後を、お送りしたのは、実は、この私。
「この度は、●●●さま。86年を一期として、お浄土へ
お還りになりました」
お通夜の法話のときは、いつも、こんな言葉で始めるんです。
「こんなに、クソ暑いときに、寺の坊主が、布団を着て、
舞いを舞いよる」
●●●じいちゃんの、この言葉が、再び僕の頭をよぎりました。
「お浄土へ
お還りになりました」とは、
僕も、心にもないことを申し上げたと、後悔しております。
これも、家業の宿命というか、心にもないことを。
ううっ!
きょうも来てくださって、ありがとうございます
朝刊のスポーツ面を読んでいた。
テレビ依存症が、重症的症状になりつつある自分。
藤山直美さんが、テレビに出ているではないか。
中山秀征さんとの対談の画面だった。
藤山直美さんといえば、あの喜劇役者藤山寛美さんの
愛娘だ。
ヒマなときは、テレビで野球を観戦するという直美さんが、
今、もっとも気に入っているのが、阪神の西岡選手だと
言っていた。
結構、年の差はあるで。(^^)
そして、最後に中山くんが、直球勝負で質問をした。
「直美さんにとって、喜劇役者とはなんですか」
「はい。うちの家業です」
で、僕の家業は、お坊さんです。
久しぶりに、某葬儀場へお参りしました。
1ヶ月ぶりぐらいですが、人がだいぶん変わっていました。
司会の方も、控え室に来てくださる方も、新顔でした。
控え室は、ガンガンに冷やされていて、きのうなんか、
お通夜を終わって、外に出ると、めがねが突然曇ってきました。
夜とはいえ、外の湿度がとても高いのがわかります。
きょうは、日曜日ということもあって、法事も入っていたので、
そっちは副住職に任せて、伴僧なしで、私一人で行きました。
七条袈裟を着けることは、自分ひとりではできないので、
いつも、係りの人が着付けを手伝ってくださいます。
開式の5分前に、控え室に来てくださったんですが、
「この、お着物って、とてもきれいですね」
「ええ、はい。ありがとうございます」
これって、確かに、着る物には間違いないんですが。
七条袈裟といいます。
襦袢を着て、その上に白衣を着て、色衣を着て、
そして、七条袈裟を着ます。
昔は、今みたいなエアコン付きの葬儀場はありません。
ご自宅での葬儀の時は、
真夏の炎天下、扇風機も動いてはいるんですけど、
ロウソクの炎が消えるということで、私たちの方には
向けてもらえません。
そんな中で、サウナ状態で、お葬式はやってたんです。
死んだ父が、よく言ってました。
ある悪口じいさんが、そんな様子を見て、
こう、おっしゃったそうです。
「こんなに、クソ暑いときに、寺の坊主が、布団を着て、
舞いを舞いよる」
布団とは、失礼な(^^)
父は、あんな性分ですから、ひどく傷付いたと思います。
夏がきて、お葬儀があるたびに、いつも、
このことを言ってました。
わかったよ。もういいから。( ̄m ̄*)
その、悪口じいさんの最後を、お送りしたのは、実は、この私。
「この度は、●●●さま。86年を一期として、お浄土へ
お還りになりました」
お通夜の法話のときは、いつも、こんな言葉で始めるんです。
「こんなに、クソ暑いときに、寺の坊主が、布団を着て、
舞いを舞いよる」
●●●じいちゃんの、この言葉が、再び僕の頭をよぎりました。
「お浄土へ
お還りになりました」とは、
僕も、心にもないことを申し上げたと、後悔しております。
これも、家業の宿命というか、心にもないことを。
ううっ!
きょうも来てくださって、ありがとうございます