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森共同アトリエ 管理人日記

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ワックス原型から鋳造型の制作まで

2019年04月11日 21時42分01秒 | double(2019年1月〜)
ワックスをシリコン型に塗って、型を外す前に中子(作品の内側の空間を型材で埋める)を流し込みます。通常型はルウト(古型材)3:レンガ粉1:石膏1でつくります。固まったら型を外し、作品にリタッチをかけ、仕上げます。



通常頭像の鋳造では頭頂部を下に置くのが普通ですが(多分置きやすいから?)今回は空気が溜まりやすい部分が多いので逆さにしません。しかしそれでは安定しないので、先に下の方に湯道をつけてしまって、下の方だけ型に埋没させ、固定します。とりあえず型持ち(中子と外型を固定する為の釘を打てるだけ打って、埋没させる部分に短い湯道をつけた所です。

鋳肌は特別細かい型材でつくるので、先に埋没部分だけつけておきます。同時に作品の下にも型の厚みが必要なので、先に厚み分を固めておいてその上に作品を乗せる形にします。

周りをレンガで覆って作品を置き、型材を流し込んで固定。

固定後、裏側も釘を打ち込みます。

湯道(溶けたブロンズが流れる道)と、あがり(上部に溜まる空気を逃がす道)をつけてワックスの作業は終わり。



1層目。

補強の為に金網で覆います。

ブリキ板で覆って。

型材を流し込みます。

最後だけルウトが足りなくなり、耐火石膏とレンガ粉と石膏の独自ブレンドになってしまいました。色が違うのはそのため。

次回は窯詰め、そして焼成です。
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