晴れときどき・・・

旧街道あるき、古戦場巡り、城攻め、図書館通いの4本立ての日々を綴ります。。

今年の70冊目「 街歩き・里歩きの名水・湧水散歩」

2013-09-20 07:26:32 | 読書日記
 南正時の「街歩き・里歩きの名水・湧水散歩」を読みました。128ページ。

 どうしてでしょう?
泳げもしないのに水辺が好きです。
次はどこへ行こうかと思案するとき、そこに綺麗な川が流れていたり、
湖があったりすると気持ちがぐらっとそちらへ傾きます。

 街道を歩いているとき、また史跡を訪ねるとき、
近くに湧水などがあると必ず立ち寄ってしまいます。

 私の中では、海<湖<川<湧水の順に好きです。
(あっ城のお堀は別格です^^;)
ふつふつと地下深く或いは岩の間から沁み出すように現われる清水は
まるで生き物のようで、毎分、毎秒違う何かが生まれては拡散していく姿は、
どれだけ見ていても飽きません。

 この本はそんな美しい日本の湧水を厳選して紹介してある本です。
単にペットボトルを抱えて並ぶ為のものではなくて、
その湧水にまつわる伝説や地元の人々との関わりにも触れられていて、
綺麗な写真と共に大変癒されるガイドブックでした。
表紙からも推測されるように飲料としての水だけでなく、
遊んだり、調理したり、洗濯したりと水辺のある生活全般が書かれている点が
気に入りました。

 九州では阿蘇の白川湧水や島原などが紹介されています。
以外なのは東京23区内や横浜市内にも名水が湧いていたことです。
頑張って信州の山の中まで行かなくてもあるんですね。
地元で大切にされている湧水。

 今年の夏私が大感動した「醒ヶ井」も紹介されています。
モチロン世界遺産富士山周辺の豊富な湧水も数多く掲載されています。

 ページをめくりながら「あ~次はどこへ行こう」と迷うひと時・・・。
至福です。。