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晴れときどき・・・

旧街道あるき、古戦場巡り、城攻め、図書館通いの4本立ての日々を綴ります。。

琵琶湖疎水を辿って・・・6

2013-10-23 19:31:43 | 街道歩き
 琵琶湖疎水記念館は京都市が琵琶疎水竣工100周年を記念して開館しました。
写真は入り口に展示してあったペルトン式発電機です

こちらはスタンレー式発電機です

記念館はインクラインの終点「南禅寺舟溜り」に隣接しています

内部には水道関係の様々な展示物が・・


インクラインのジオラマが素晴らしいっ!

疎水のもう一つの楽しみ扁額

記念館から眺めた「琵琶湖疎水」鴨川方面へ向かっています


 様々な疎水関連の施設があった「蹴上」地区を後にして、
もう少し京都の市街地を流れる「琵琶湖疎水」を辿ってみることにしました。

先日の台風の影響か合流地点には土砂が流れ込んでいました

向こう側に見える赤い橋の向こう側は「平安神宮」です

水路というより運河のように広いです

でもここは「琵琶湖疎水」京都の人は単に「疎水」と呼ぶそうです。

疎水は直角に折れ曲がります

そしてとても広い場所へ出ました。
「夷川発電所」のダムです。(ダムというよりちょっとした池ぐらいですが・・・)

この辺へ来ると観光客もまばらでとても静かな雰囲気でした

それにしてもこんな街中に水力発電所だなんて、驚きました。しかも今でも現役ですっ!
京都のもう一つの顔ですね。

発電所施設もレンガ造りで素晴らしいのです

放水路もレンガ造りです

疎水は勢い良く流れ落ちていました

そして一路鴨川へ向かって流れていきます。そろそろ夕暮れも近い時間になりました。

もうひとつの、初めて見る京都の顔...

遂に鴨川に到達しましたっ!

がっ!「疎水」は鴨川に到達すると水門によって直角に曲げられ、暗渠の中を鴨川と平行に流れている模様・・

でも、今回の旅はここでゴールとします^^。

 大津市の琵琶湖取水口より、疎水の流れを追いかけて約6時間半歩きました。。
疎水は思った以上に見所満載で、本当に楽しい旅でした。
全部の区間を歩くのは大変かもしれませんが、
山科の自然いっぱいのコースとか、蹴上や南禅寺周辺とか、鴨川までの散歩道など、
これまでと少し違った京都の観光が出来ると思います。。

 これから紅葉の季節になりますし、琵琶湖疎水巡り・・いかがですか?




琵琶湖疎水を辿って・・・5

2013-10-23 07:13:26 | 街道歩き
 一体、いつまで引っ張るんだとお思いでしょうが・・・。

 疎水が途絶えてびっくり仰天でしたが・・

水は脇の水門から流れていました

こちらが出口のようです

一旦広い場所へ出て・・

それから三方から合流して・・・

水圧管路!!なんと水力発電所でしたっ!

堂々たる建物「蹴上発電所」です。日本最初の一般営業用発電所だそうです


 そして疎水は更に流れて・・

うっそうとした森の中を流れて・・・

更に流れて・・・

何と、これがあの有名な「南禅寺水路閣」ですっ!!

階段を下りて見上げるとほらっ!!よくTVサスペンスとかのロケで使われる・・。

かっこよすぎ~~っ!!

で、いきなり南禅寺の境内です。

臨済宗総本山「南禅寺」です。
しかし、明治の時代によく南禅寺さんは境内に水道管を通すことを承知しましたね。

ホント裏口から勝手に入ってすみませんってぐらい立派でした。

素晴らしい三門、本当に大きいです。

これだけ観光客で賑わう南禅寺でお豆腐も食べずに、水道追いかけてる私っていったい・・・。


 ・・・で、水路閣を流れる疎水は北へ北へと流れていくのですが、
ふと、気になるのは、先ほど陸地で行き止まりになっていたもう一方の方・・・
だって、船は発電所の水路は通れないし・・・。

 
 これがあの有名な「インクライン」なのですね~。。
こうやって船を滑車に乗せて坂の下まで運んだのですね、凄い~。

坂道を駆け降りた先は・・・

また水路になっていて・・

その先に今は京都市立動物園、そして「琵琶湖疎水記念館」があります。

琵琶湖疎水記念館の入り口・・

モチロン、見学させていただきました^^(更に続く・・)





 

琵琶湖疎水を辿って・・・4

2013-10-22 07:13:04 | 街道歩き
 琵琶湖疎水を辿ってテクテク歩くこと約3時間。

第二のトンネルが現われました

ちょっと不気味な雰囲気です

そして出口はこんな感じです

疎水に近づけないのが残念っ!

かなりカッチョいいのですが・・・

取水場が見えてきました、新山科浄水場の日ノ岡取水場です

ここから水を取り入れるんだぁ

日本最初の鉄筋コンクリートの橋。何もかも「初」だった琵琶湖疎水です

一見何気ない橋なのですが

ちょっと渡ってみました^^

第二トンネルより更に不気味でカッチョいい第3トンネル

かってはここを船で行き来していたのですね・・・恐~~

第3トンネルの長さは約850m。出口は南禅寺の近くの蹴上です。
と、言うことは・・・ニンゲンはまたも「峠越え」・・orz
しかも、ここはあの猛暑の中歩いた旧東海道・・・。
あの日の暑さと苦しさが蘇り足が竦んでしまいそうです。

おっ!28度。確か東海道を歩いたときは38度でした。

懐かしい、現代の京都市浄水場

京阪地下鉄東西線の「蹴上」駅付近にあるトンネルの出口。
浄水場の向こう側で全く近づけません。

旧御所水道(京都御所の防火用水)ポンプ室

日向大神宮へ続く大神宮橋。ここから疎水が覗けます。
なにしろ大正12年に造られた橋です。
京都的には新しいのか・・大正って・・。

疎水工事で亡くなられた方を顕彰する石碑。
難工事だったことが伺えます

ここから眺めた京都の町並み。確かに高層ビルは見当たりませんね。

がっ!!疎水はいきなり陸地に・・・え~~~~っ!!(まだ続く・・)



琵琶湖疎水を辿って・・・3

2013-10-21 07:04:57 | 街道歩き
 疎水脇のソメイヨシノは結構咲いていました。

花は小ぶりですが、これって春はもう咲かないのでしょうか?

遊歩道を歩いていくと・・

少し広い場所にでました

水鳥も泳いでいてのんびり~

向こう岸にニャンコ発見!!

疎水は「諸羽トンネル」に吸い込まれていきます

トンネルの向こう側には光が見えています
そんなに長いトンネルじゃないのかしら?

でも、トンネルってことは、またも峠越えかっ!
・・と思ったら、脇に遊歩道がありました^^

おぉ、この「諸羽トンネル」が出来る前はこちらの遊歩道の方が琵琶湖疎水だったのかぁ。。

えっ?!イノシシを餌付けする人がいるの?

トンネルの試作品だそうです

この道が疎水だと思うと感慨深いなぁ

左手には「山科」の町が見えます。
いつの間にか京都に入っていました。

トンネルの出口も広い池になっていました。

これからまた疎水と一緒に歩くことができます

疎水は真っ直ぐに京都へ向かっています

一見普通の川のようですが・・・

なんと疎水とホンモノの川が立体交差しています
上手く写真が撮れなくて残念っ!

緑と疎水・・紅葉の頃がどれほど美しいか・・

左手は「天智天皇陵」です。

だから管理は「宮内省」です

うっそうとした森の中を疎水は流れていきます

赤い欄干の橋

ちょっとだけ紅葉していました

日本最初のコンクリートアーチ橋「山の谷橋」

ここには「日本初」がごろごろしています。

そしてまだまだ疎水は続きます・・(続く)


琵琶湖疎水を辿って・・・2

2013-10-20 17:50:03 | 街道歩き
 琵琶湖疎水は約2.5キロのトンネルへ・・

ニンゲンは迂回すること約5キロの小関越えです・・・。

小関越えは東海道の逢坂越えを「大関」に見立てた「脇街道」です。
三井寺って沢山のお寺の集合体なのですね。知りませんでした(恥)


天満宮にある追分道標

新光寺さん

等正寺さん

このあたりはお墓やお地蔵さんがいっぱい

そして峠道は結構険しいっす・・。

小関峠を登りきったところにあるお地蔵様

でも、道はまだまだ険しいです・・。一人で歩く道じゃありません・・。

おっと!!旧街道沿いで大発見!!

琵琶湖疎水の「第一堅坑(たてこう)」です!!
建設当時日本一長いトンネルだった「琵琶湖疎水」は
工期の短縮の為両端からだけでなく、このように途中に穴を開けて
そこからも掘り進んだそうです。これはその名残です。

坂道を下った場所にあったお堂

そろそろ旧街道ともお別れして琵琶湖疎水の出口を探します。。ここは普門寺

中々見つからなくてうろうろ・・・。

あっ!あった!!ここだぁ!!

柵に阻まれて殆ど写真がとれていませんがトンネルから出てきた疎水を発見しました!

おなじみの案内板もあるから、間違いありません。。

なんか懐かしいなぁ~~。。

しばらく疎水の流れを右手に見ながら歩きます

ナント桜が咲いていました!

橋脚がレンガで出来た橋 やはり歴史を感じさせてくれます

いいなぁ、真っ直ぐに伸びた水路・・

ずっとず~~~っと歩いていたいって思います(続く)