第二十二帖の「玉鬘」から「真木柱」までの十帖を
「玉鬘十帖」と呼ぶ事があります。
これは源氏物語五十四帖のなかで、本筋のお話から外れた、
いわばスピンアウト物語なのですね。
この十帖だけで一つの物語にもなっています。
高貴な生まれでありながら、流転の半生を送った美人のお姫様が、
都の実力者に見出され、ちょっと麗しの王子様とはタイプが違うけど、
ちゃんと伴侶を見つけて幸せになるという物語です。
おそらく、「玉鬘十帖」は書かれた当時、
とても人気があったと思います。
ハッピーエンドだし、判りやすい。
この後、源氏物語の本流は女三宮降家に始まり、紫の上死去という
不幸に向かってまっしぐらですから、その前の一休みの十帖です。
「玉鬘」の母親「夕顔」は源氏が連れ出した廃院で物の怪によって亡くなりますが、
なよやかで、奔放で、まさにオンナを全面に出した存在。
そのせいか、まったく母親らしさゼロ。
子育てしている気配すらない。
身分を隠したオトコと逢引して、そのまま死んじゃうんですから、
娘の側からしたら、許せませんよね。
おかげで彼女の前半生はずっと不遇でした。
源氏の元へ引き取られてからは、
類稀なる美貌の為、都中の男性に求婚され、大騒ぎになります。
でも彼女は至って冷静です。
殆ど怪しいエロ親父と化した源氏の求婚も必死でかわします。
そして半ば強引ではありますが、不器用だけれど、
真っ直ぐで、地に足の着いた男性と堅実な家庭を作ります。
幼い頃の苦労を肥やしにして、玉鬘は美しさだけでなく
大変に聡明な女人に成長しました。
そして母親とは正反対の人生を歩むのです。
源氏物語では、この玉鬘だけでなく、
秋好中宮や、明石の女御等、恋愛に泣いた母親を反面教師として
第二世代の姫君は幸せで堅実な人生を送ります。
「玉鬘十帖」と呼ぶ事があります。
これは源氏物語五十四帖のなかで、本筋のお話から外れた、
いわばスピンアウト物語なのですね。
この十帖だけで一つの物語にもなっています。
高貴な生まれでありながら、流転の半生を送った美人のお姫様が、
都の実力者に見出され、ちょっと麗しの王子様とはタイプが違うけど、
ちゃんと伴侶を見つけて幸せになるという物語です。
おそらく、「玉鬘十帖」は書かれた当時、
とても人気があったと思います。
ハッピーエンドだし、判りやすい。
この後、源氏物語の本流は女三宮降家に始まり、紫の上死去という
不幸に向かってまっしぐらですから、その前の一休みの十帖です。
「玉鬘」の母親「夕顔」は源氏が連れ出した廃院で物の怪によって亡くなりますが、
なよやかで、奔放で、まさにオンナを全面に出した存在。
そのせいか、まったく母親らしさゼロ。
子育てしている気配すらない。
身分を隠したオトコと逢引して、そのまま死んじゃうんですから、
娘の側からしたら、許せませんよね。
おかげで彼女の前半生はずっと不遇でした。
源氏の元へ引き取られてからは、
類稀なる美貌の為、都中の男性に求婚され、大騒ぎになります。
でも彼女は至って冷静です。
殆ど怪しいエロ親父と化した源氏の求婚も必死でかわします。
そして半ば強引ではありますが、不器用だけれど、
真っ直ぐで、地に足の着いた男性と堅実な家庭を作ります。
幼い頃の苦労を肥やしにして、玉鬘は美しさだけでなく
大変に聡明な女人に成長しました。
そして母親とは正反対の人生を歩むのです。
源氏物語では、この玉鬘だけでなく、
秋好中宮や、明石の女御等、恋愛に泣いた母親を反面教師として
第二世代の姫君は幸せで堅実な人生を送ります。