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晴れときどき・・・

旧街道あるき、古戦場巡り、城攻め、図書館通いの4本立ての日々を綴ります。。

クサラでお出かけat足助城

2013-05-30 19:09:29 | 紅クサラ
 「足助城」は標高301mの真弓山の山頂を本丸とする山城です。
縄張り図はこちらです。

足助の町並みから国道420号線方面へ車で10分ほどで、到着します。
お城の入口まで車で行くことができました。

 ここは、発掘調査を元に、かなり忠実に中世の山城を復元しています。
ホントにロケに使えそうなくらい素晴らしい建物群です。
全然安っぽくなくて、非常に感動しました。

 ここが入口です。
入場料300円でした。はっきり言って300円は安いと思いました。

いかにも山城らしい門構えです

入っていきなり見えてくる山城らしい風景にテンション上がります

南の丸腰曲輪


井戸の跡です。今は埋められていますが・・。


西の丸の入口です

木柵がめぐらされた西の丸

西の丸からの眺望

西の丸の物見台


中を見ることができます。(でも昇れませんでした)

南ノ丸曲輪への入口

竈の跡です

ここで煮炊きをしたのかしら?

厨のあと此処がお城の台所だったそうです。

発掘調査の際にも炭等が出土したそうです

建物の中もいい感じに復元されていました


ゆっくり見学できるのが嬉しいですね


建物の屋根はこんな感じです。

南の物見台

残念ながらここは登ることができません。

 いよいよ山の頂上にある本丸です。
復元された山城の高櫓。戦国時代の山城に天守閣はありませんでした。

本丸には縄張り図の石碑がありました
瓦は出土していません。から屋根はこんな感じです

靴を脱いで中を見学できますが、無粋なスリッパではなくて、
手作りの草履なところが嬉しいです


あっ、厠だそうです

城主の間

壁には火縄銃

急な階段を登って二階へ

二階は物見台になっています

床は畳が敷かれていました

遥かに足助の街が見下ろせます。
ここから信州方面から攻めてくる武田軍を見張ったのでしょうか?


 発掘調査に基づいて、本格的に山城の復元するなんて、愛知県ってホント凄いです!
しかも、内部までしっかり見学できるなんて・・。

 なんでこんなすごい場所に殆ど人がいないんでしょうか??
嬉しいけどちょっと淋しいぞ!!

 







クサラでお出かけat足助の町並み

2013-05-29 20:00:28 | 紅クサラ
 飯盛山城を降りて、今度は足助の旧市街を散策することにしました。

 ここは古くから尾張・三河方面から信州を結ぶ重要な交通の要所だったところで、
いまも、江戸後期から明治時代に建てられて古い町並みが残されていました。

 「むかし町」大好きな私は是非訪ねて見たかった場所です。


江戸末期に建てられて現在も営業中の旅籠「玉田屋」さん

弘化2年の道しるべ

明治19年建造の足助商工会



マリン書店さん

街道脇の小道も風情がありました


この屋根のカタチは「シコロ葺き」と呼ぶそうです。

連続する「妻入家屋」

「田口家住宅」江戸末期の建造

「大田家住宅」天保期~

なまこ壁仕上げの「白久商店」文化12年~

加東家さん文化元年

足助中馬館

ここは、昔銀行だったところです。
金庫室の扉が分厚くて凄い!

金庫の中です

天井がとても高いです

かつてのカウンターの跡かな?


 町並みから少し離れたところに建つ
「足助資料館」この建物もレトロです


靴を脱いであがります

足助城のジオラマ

縄張図も


 というわけで、町並みを堪能した後、本日のメインイベント
「足助城(真弓山城)」へ向かうべく駐車場でお留守番していたクサラちゃんの元へ・・・。(続く)



クサラでお出かけat飯盛山城

2013-05-28 19:57:17 | 紅クサラ
 ホントに一日で色々な所を回ったので、
順番にUPさせていただきますね。。

 「三州足助屋敷」を後にして、
今度は1427年創建の「香積寺」へやってきました。
ここが登り口です。

青もみじに囲まれた山門

このお寺のご住職がもみじを植えたのが「香嵐渓」のはじまりと言われているそうです。

静かで、落ち着いたお寺でした。


 「飯盛山城」へは、このお寺の裏山を登ります。


 瞬く行くと、歴代住職のお墓があります。

更に飯盛山城主だった鈴木家代々の墓所も・・


 そうなんですっ!
ここ「足助」は古くから交通の要所だったために、こんな小さな山城であるにもかかわらず、
戦国時代のいわゆる「大物」から散々攻められています。
徳川家康のお祖父ちゃん「松平清康」に始まって、「今川義元」「武田信玄&勝頼」・・・。
毎回、負けてます(涙)

 ついでに余談ですが、最後にこの城を武田方から奪い返したのは、
私の心の友、「瀬名姫」の一人息子で「悲劇の長男」岡崎三郎信康様です。
信康様は奪ったこの城を元の城主鈴木氏に再び託したのです。

 更に登ると「装束塚」と呼ばれる塚があります。

古い塚です

そしてナントあの犬山城と繋がりがあったとはっ!!


 このあたりから段々道が険しくなってきました。。
「豊栄稲荷」です



 「飯盛山城」には殆ど遺構は残っていませんが、
曲輪らしきモノは見えます。

堀切らしきものも・・

この平坦地も人工のものだと思われます。

そんなこんなで、飯盛山の頂上に到着!!

石碑には「足助城」の文字が見えました。
頂上は意外と狭いです。

麓の足助方面が見えました。

「香嵐渓」方面へ下山するとみえてくる「太子堂」です。


 久しぶりの山城攻略に少々ヒザが笑いだしそうでしたが、
なんとか無事に「飯盛山城」へ登城できました。

 今度は、古い町並みが残る足助の街を探索いたします(続く)




クサラでお出かけat三州足助屋敷

2013-05-27 21:19:02 | 紅クサラ
 「足助」周辺には見所が沢山あって、
一日ゆっくり遅べるところでした。

 紅葉の名所「香嵐渓」は有名ですが、
その奥にこんな面白い施設があることを、
私は行くまで知りませんでした。

 「三州足助屋敷」
ここはまるでタイムスリップしたかのように
小さな村が存在していました。

 入口はこんな感じで、ここで入場料を300円払います。


 入ってすぐのところに「つるべ式」の井戸があります。

実際に自分で操作することができます。

深さは8mあり、下から水を汲み上げるのはかなり力が要りました。

 井戸の奥には茅葺き屋根の「母屋」があります。

なかには囲炉裏やクドがあって、

藁ぞうりを作る作業をしている人や、機織りをやっている人がいます。
人形じゃありません。実際にそこでものを作っていて販売しているのです。

縁側もなんとなく懐かしい雰囲気で良かったです。


 水車小屋もありました。

もちろん本当に動いています


 炭焼き小屋です

中はこんな感じでした


 土蔵も立派です


あんまり見学者もいなくてとってものどかでした


牛さんもいます


ニワトリもいます。モチロン本物ですよ(笑)


本当に山里の雰囲気がして、とっても気に入りました。


 次回はいよいよ城攻めいたします(続く)





クサラでお出かけat伊那街道

2013-05-26 19:52:09 | 紅クサラ
 なにしろ2ヶ月半も待ちましたからねっ

 紅クサラが帰ってきたら、
行きたいところ沢山あったのです。
もう信号待ちで止まるんじゃないかって
心臓バクバクさせなくていいし

 で、そんな紅クサラちゃんとワタシを祝福するかのように
すかっと晴れて、爽やか~な風が吹く5月の空の下、
お出かけしてきました

 昨日の東下りに対して今日は西上作戦ですっ

 行き先は「足助(あすけ)」です。
伊那街道の宿場町で古くから交通の要所として栄えた場所です。
今でも、山の中でありながら、
岐阜・長野・静岡・愛知の四県どこへでも行ける不思議な場所です。

 もう、思った以上に見所満載で、
とても一回では書ききれませんので、
今週いっぱいぐらい、このネタで引っ張ろうかと思っております

 とにかく大満足の旅でした

 まず、「足助」の位置ですが、正確な住所は「愛知県豊田市足助町」です。
東名高速豊田ジャンクションから東海環状自動車道へ入り、
最寄りインターは「豊田勘八」ですが、
静岡県西部地方からなら、引佐経由で国道257号線長篠まで走り、
続いて420号線を走れば2時間半程で到着します。
通称「伊那街道」と呼ばれるこの道は、比較的いつも空いていて
信号機も殆どなく、渓流沿いを非常に快適に走行することができるので、超オススメです

 そんなわけで、10時頃に家を出たクサラちゃんとワタクシは、
丁度、お昼頃にあの紅葉で有名な足助の「香嵐渓」へ到着いたしました。

物凄い紫外線にひるんで思わず売店で500円で帽子を買いました

取り敢えず、昨日の残り物のポテトサラダをパンに挟んだだけの昼食を渓流を見ながら・・

紅葉シーズンの大渋滞と違って空いてるし、青いもみじも生き生きとして素敵です

ホントは川へ入って見たかったのですが・・


 もうこれだけで心が洗われるような景色ですが、
今日はこんなものじゃありません。
これから、山村体験街道歩き城攻めにとやりたい放題。。。(続く)