ここんところは、
PC-G30%を削りまくってます。
この材料はというか、ガラス入り樹脂は臭いし刃物は磨耗するし変形するわで結構嫌な感じです。
こんなんでカメラ部品を作るのってかなり大変です。
今日の納期の品物で、
複合旋盤で旋加工とミーリング工程を0.5mm余肉をつけて粗加工。
仕上げする前にクランプするとこの変形をとって、旋加工して終わり。
5軸で後加工。
すると、なんと旋加工後は10μ位だった真円が60μに!!(@_@)
いままでそれなりにやって来たけど、
想像以上の変形、、、
↑この時点で納期2日前の夜。
ちなみにここまで4日くらいかかってます。
手直しも効かないレベルだったので、
今度は余肉を0.25に減らして徹夜で作り直し、、、
結果は真円度30μくらいになりました。単純に余肉を半分にしたら、真円度も半分(笑)
なんとか納めさせて貰えそうです、、(*_*)
余談ですが、作り直しの時に思うことがあって一つだけ一回り大きい素材から作ってみたところ、
他の物より変形が少なく、
真円も、20μくらいで収まりました。
材料費もあるので仕上げる外形に近い素材から加工をするのが普通ですが、
おそらくガラス入り樹脂の場合、
外周側はガラスの濃度みたいなのが安定して出来ていなくて、
一回り大きいと、比較的素材の内側を使って削るので濃度が安定しているのかなぁ…と思ってます。
ガラス入りやってから、
アルミとか削ると凄く楽に感じます(笑)
今日からはまた真鍮とか鉄もの続き。
年末までノンストップでやらないと、、、( ´△`)