
ロザリーが母の敵を討とうとヴェルサイユに乗りこんでくる。目印は「青い花模様のドレス」。
↓ 母を轢いた馬車に乗っていた貴婦人は、青い花模様のドレスを着ていた。ジャルジェ邸の近くの茂みで待ち伏せしていたところ、敵が着ていたのとよく似たドレスをまとった貴婦人が馬車から降りてきた。短剣を握りしめ裸足で近づき復讐しようとするロザリーを制するオスカル。
↓ この時代、ダマスク織の青い花模様のドレスは、貴婦人ならみな1着を持っていた。
↓ ポリニャック夫人のドレス姿。
↓ 彼女が着ていたのは、こんな感じの青いローヴ・ア・ラ・フランセーズ?
↓ 解説によると、「ローヴ・ア・ラ・フランセーズ(18世紀) 中国製の空色の絹地に、白とやや青みがかった明るい灰色の花模様を散らしている。肘丈の袖口には、切り込みのある3段のカフスが付いている。ペチコートが紛失し、裳裾にわずかにしみがあるものの素晴らしいドレスである。」とある。
↓ 後ろ姿
18世紀、貴族の婦人なら誰でも1着は持っていたであろう青い花模様のダマスク織のドレス。ブロンド系の髪に映える上品な色合い。どんな貴婦人が着ても、このドレスなら大きく外れることはなく、着る人の美しさをより一層引き出してくれただろう。この写真を見ていると、汚れやシミが見つからない。想像するにドレスの持ち主が大切に着て、保管・管理を任された人が適切な方法で現代まで守ってきた。これまでもブログに何度も書いてきたけれど、18世紀の職人芸のレベルの高さをこのドレスにも感じる。
読んでくださり、どうもありがとうございます。
青い花模様のドレス・・・素敵です
広がったスカートが床にぴったり・・・って
つい「展開図」というか どんな型紙・・・と思ってしまいました
沢山のくるみボタンもすごいです・・・ひとつでも掛け間違えたら 面倒なことになりそうで・・・
青い花・・・蒔いた種が発芽しました
来年の春には咲いてくれるでしょうか・・・
青い・・・・つながりで「美しく青きドナウ」
あの最初の弦楽器のトレモロのところがけっこう好きです
ウイーンフィルのニューイヤーコンサートでここが始まると 拍手が来ていたようね・・・・
>つい「展開図」というか どんな型紙・・・と思ってしまいました
伽羅さまは型紙を見れば、3Dに想像できますか?洋裁の心得がおありとか?私はダメです。完成したドレスを見て、目の保養をさせていただいてます。
>青い花・・・蒔いた種が発芽しました
どのように冬を越させますか?室内で育てていらっしゃいますか?
>ウイーンフィルのニューイヤーコンサートでここが始まると 拍手が来ていたようね・・・・
定番中の定番曲ですね。これを聴かないと新年が始まらない人も多いでしょう。毎年NHKの放送を見ると、会場には結構日本人もいるようです。アントワネットはセーヌ川を見て、ふと故郷の川を思い出したでしょうか?