あららぎ高原で撮影したものが、ようやく完成しました。
あららぎ高原で撮影したものが、ようやく完成しました。
先週土曜日に茨城で撮影しました。
お約束の富士五合目で撮りました。
久しぶりの更新となりました。撮影と画像処理に没頭しておりました。
先週末、星太朗さんと一緒に茨城県へ行って来ました。これまで富士山と千葉と都内でしか撮った事がなかったのですが、今回初めて北関東で撮影しました。
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黄色い鏡筒でLRGB撮影したのは今回が初めてだと思います。イプならではのシャープかつクリアな星像、といきたいところでしたが、温度変化による主鏡の圧迫が発生していたようで、星が若干いびつな形になってしまいました。少し控えめなサイズにて掲載させていただいております…。カメラも一度結露しました。QSIを急冷するのはやめようと心に誓いました。
撮影方向に少し光害が見られたものの、星がほとんど瞬いていなかったので、空の条件としてはまずまずだったのではないでしょうか。露光はしっかりできたかなと思います。ちなみに0時を過ぎた頃には星太郎さんと僕で貸切状態でした。またいつか行ってみたいと思います。
画像処理ですが、淡淡すぎて、強調するとフラットのズレが出現して散々苦しみました。パーフェクトフラットはいつになれば撮れるのでしょうかね…。あと近江商人さん、左上は諦めましたのでご了承ください!笑
星太朗さんは初めての遠征との事でテンションが高かったようです 笑 お疲れさまでした!
先週、富士山にて再撮影する事ができました。
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先日別の場所で撮ったすばるは14分露光という残念な結果に終わりましたが、今回のリベンジ撮影は標高2,000mの雲海の上で雲にほぼ邪魔される事なくたくさん露光する事が出来ました。現地で落ち合ったJamesさんと富士山雲海貸切状態でした。天頂付近には彗星がさしかかっているという、はくちょう座天の川が素晴らしい輝きを放っていましたが、二人ともガン無視で東の空を向いていました 笑 この日の下界は天気が悪いところが多かったので、少しもったいなかったかもしれませんね。
画像処理は今回初めて"HDR的アプローチ"で、M45本体および恒星の色保持と、周辺に漂う分子雲抽出の両立を試みました。スタックした同一素材をステライメージで明部(M45本体)と暗部(周辺の分子雲地帯)にそれぞれ主題をわけてデジタル現像し、Photoshopレイヤーでブレンドしています。ちなみに露出時間を二段階にしていますがそれらはまとめて全部スタックしています。これは撮影時にヒストグラムの状況から途中変更したためで、たまたま(?)です。デジタル現像したものをまたPixInsightに戻してつづきを処理する選択肢もありましたが、今回はPhotoshopに重心をおいてみました。
今回、よっちゃん氏に非常に多くのアドバイスをいただきました(インターネット越しに)。中には高度すぎて消化できていない事も多々ありますが、自分なりに解釈出来た範囲で反映したつもりです。今回はエラーが見つかっては何度もはじめからやり直したため、かなりの処理時間がかかってしました。こんなに時間をかけたのはさすがに初めてでしたが、やってみると楽しいものです。今後は同じくらい時間をかけようかなと思っています。
撮影中の機材トラブルの関係(画角ズレ)で一部クロップしたりはしましたが、今年のすばるはひとまず満足です。次は何撮りましょうかねー。