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三井住友銀、インド銀に出資 邦銀初

2010年06月30日 | 日記
 三井住友銀行が、インド民間銀行4位のコタック・マヒンドラ銀行に250~300億円を出資し、資本・業務提携することが30日、分かった。出資比率はインドの外資規制の上限に近い4・5%に達する見込み。邦銀がインドの銀行に出資するのは初めて。

 今秋にもコタック銀の第三者割当増資を引き受け、創業家と米投資会社に次ぐ3位の大株主となる。インドは外資による国内銀行への出資は原則5%までしか認めていない。今後の規制緩和で出資比率の引き上げも検討する。

 コタック銀は傘下に銀行のほか証券、保険部門をもつ複合金融グループ。三井住友は、インドで英スタンダードチャータード銀行と商業銀行業務で提携している。コタック銀との提携で投資銀行業務を拡充する。三井住友は、日系企業がインドで資金調達するときの株式や社債の引き受けを強化するとみられる。

 国内市場が少子高齢化で縮小する中、邦銀は経済成長の続くアジア市場での事業拡大を目指している。三井住友フィナンシャルグループは昨年度、二度の大型増資に踏み切っており、調達した資金を成長市場に投入することで、海外部門の収益向上にはずみをつけたい考えだ。

引用元:yahoo ニュース