ヒヨコピヨピヨ

いつの間にやら5年目も終盤。会社の策略にはまり北の地への赴任。もう少しがんばります。

保守点検の意味と契約範囲

2007-10-18 21:27:49 | Weblog
スーパーの西友でエスカレーターと壁に首を挟まれた男の子が
意識不明の重体、というニュースが流れていました。

続報によると、これが建築基準法違反だったということ。

脇に設置してある保護板の長さが不足していたらしい。
そんな基準があったのか、というのが最初の感想。

んでニュースを読んでいると系列店のエスカレーター8基が使用禁止になると。

私が一番利用しているスーパーが実は西友なので、今日行ってみました。

案の定、使用禁止になってました。

西友のエスカレーターってお年寄りに配慮ということで
スピードが異常に遅いんです。
普段エスカレーターに乗る時はなるべく歩かずに乗るように
しているのですが、ここのエスカレーターだけはさすがに
歩こうか、という位遅いのです。
恐らく事故があったエスカレーターもそうだったのではないかと。

保護板の長さが必要とされるのは、保護板にぶつかってから
壁にぶつかるまでのタイムラグを取る為だと思いますが
今回の場合板が短すぎたから間に合わなかった…というのが
想像できます。
前述の通りエスカレーターの速度は非常に遅いので
保護板が短い分多少は補えるんじゃないか、と考えましたが
だめだったようですね。
まぁ、これは余談です。


このエスカレーターの設置・点検はシンドラー。
恐らく点検は下請けがやってシンドラー名で報告をしているという構図なのでしょうが。
事故の前にも点検をしていて報告を出していたとか。
エスカレーターメンテ業者のメンテ項目を調べると
保護板の項目はあったり無かったり。
でもね、保護板ってぶら下がってるだけで消耗もへったくれもないので
点検って言っても実際はせいぜい留め具に破損が無いか、
とかいう程度なんじゃないかと予想します。
最初に取り付けた状態で誰も疑わないんじゃないかと。
特にメンテナンス業者は建築基準法が遵守されてるか、
という所までは見ないのでは。
契約した項目に「保護板」が含まれていたとしても
果たしてそれはどこまでが契約範囲内なのか?
破損してたら同じ物に交換、というスタンスなのではないかと。
保守点検と遵法は必ずしも同じではないと思うのです。

てことは設置した業者がやはり悪い…やっぱりシンドラーか。



とりあえず、身近な所で西友でエスカレーターが使えないという
のが自分としては大問題です。
階段がめんどくさいのでエレベーターで上り下りをするのですが…

ん?もしやこのエレベーターはシンドラー?