一部で「仕事を断らない女」と呼ばれる伝説の女。
それはキティちゃん。
観光地に行くと必ずと言って良いほどその土地
ゆかりの格好をした彼女がいますよね。
俗に言う「ご当地キティ」。
ご当地衣装を着た者から原形を留めない者まで
バリエーションが様々あり、「仕事を断らない女」
と呼ばれる所以でもあります。
私は出張なり旅行なりに行くと必ずご当地キティをチェックし
心に迫る彼女がいると買ってくることにしております。
最近数が揃ってきたので、ここらで彼女の仕事を
分類・整理してみようと考えました。
以下、考察の結果である。
----------------------------------------------------
まず手元にあるキティちゃんの分類を考える。
![思ったより少なかった](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/bd/f460e70f44047baf0ca89d61575b9961.jpg)
図1 クリックで大きくなるよ
考察の結果、以下の4種類に分類することとした。
1.正統派系
2.かぶりもの系
3.箱系
4.クリーチャー系
次のそれぞれの系統について論ずる。
■分類ごとの特色
1.正統派系
この分類に属する者は、キティとしての原形を保ちながら
ご当地のコスチュームを着用、もしくはご当地名産品を
手に持つ者とする(図2参照)。
![正統派](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/a9/02f50d648c9b495b21caf1a482a4ed74.jpg)
図2 クリックで大きくなるよ
島根のどじょうすくいをしている者は、実はキティではなく
ボーイフレンドのダニエルである。
こういったレアケースも稀に存在する。
先日行った中尊寺で発見した「義経&弁慶」は珍しい
セット販売に魅かれ購入に至った。
現に手元にある者の数は4分類の中で1番少ない。
正統派過ぎるが故に心に迫るものが少ないことが
理由だと考える。
2.かぶりもの系
この分類に属する者はキティとしての原形を保ちながら
動物、食物、など本来人の着用する物ではない衣装を
着用するものとする。
![いわゆるコスプレ](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/3a/4f73b52e1cc263e2113fc293051e424e.jpg)
図3 クリックで大きくなるよ
この分類では動物のかぶりものを着用した者から
いくらなどの食物を強引に着用した者まで幅が広い。
各地を観察した印象でもこの分類に属する者は比較的
多いように思われる。
手っ取り早くご当地ゆかりのものを、と考える時に
比較的思いつきやすいのではないかと推察する。
この分類で特筆すべきは正統派との境界線である。
例をとると大阪に生息する「たこやきキティ」。
自らの足で自立していることから一見すると正統派に分類する
ところであるが、人間がたこ焼きを着用することは通常無い
という観点から考え、手足があることより着用する物から
正統派系との境界線を見出すものとする。
3.箱系
この分類に属する者は一見してキティとわかる外観をもち、
箱、その他箱に類する物に収められているものとする。
![箱入り娘](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/7c/5657869a697050c2a0b4d06a80ec5aab.jpg)
図4 クリックで大きくなるよ
この分類で最も見られるのは「バナナ」、「納豆の藁」、
「鉄瓶」など特産品の中にそのまま入った者である。
「こけし」に関しては後述のクリーチャー系に属する者と
意見が分かれる所であると思われるが、筒状の物に入り顔
だけを外に出していると考え箱系に分類するものとする。
なお余談だが、猫は狭い所を好み目の前に箱があると中に
入りたがる傾向がある。キティは人と猫の中間属する生物
であるが猫としての本能は残されており、この分類のような
狭い物の中に入るというシチュエーションは彼女の最も好む
所なのではないだろうか。
4.クリーチャー系
この分類に属する者はキティとしての原形を保持しておらず、
手足が変形・消失している者、表情のみキティの様相を呈する者
とする。
![箱入り娘](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/8a/805e6c91712b7dd23d5996fab3b11889.jpg)
図5 クリックで大きくなるよ
この分類のキティを目にした者はその目を疑うであろう。
それがキティであると判別出来るまで数分を要する者も存在する。
クリーチャー系は各個体ごとに特筆する点が多い為、
いくつか抜き出し解説をする。
![アルビノ](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/9c/6ea0013365c8d667b9e276d0a60cdcda.jpg)
図6 クリックで大きくなるよ
図6は筆者が初めて遭遇したクリーチャー・米型(アルビノ)である。
遭遇の瞬間、稲妻を受けた様な衝撃を覚えたことを鮮明に記憶している。
顔とリボンからかろうじてキティと判別することはできたが
手と足が全く変形してしまっている。
携帯電話のストラップとして永らく活躍した後、
筆者自宅にて隠居生活を送っている。その後のモデルチェンジ
によりこれと全く同じ者は絶滅しており、保存用にもう1つ捕獲
していなかったことが悔やまれる。
キティは常に進化をする為、発見した際は速やかに捕獲する
ことをおすすめする。
尚、アルビノとしたのは、後に黄金色をした米型を発見した為である。
黄金色の者は一見するとかぶりものと見えなくもないが、
米の表面にキティの顔のパーツのみが描かれている所から
米と完全に同化しており、クリーチャーの分類とした。(図5参照)
![クリーチャー・八つ橋](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/08/5350bb5fb92e3c4f518de241653377b4.jpg)
図7 クリックで大きくなるよ
図7はクリーチャー・八つ橋型である。
京都にて発見・捕獲した。中には桜餡が詰まっていると推察する。
抹茶色の者が現在筆者の携帯電話にぶらさがっているが、
その色と相まってまさにクリーチャーの様相を呈する。
説明するまでキティであると認識しない者までいた。
背中には「京都」と書かれているのが微笑ましい。
![クリーチャー・さやえんどう](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/bd/a857b19b1a28dd2042e79ccc55d2f08c.jpg)
図8 クリックで大きくなるよ
図8はクリーチャー・さやえんどうである。
2007年2月に発見・捕獲した者である。
最早手足は消失し、豆の様な物に目、鼻、ヒゲが
描かれリボンが付けられているのみである。
この個体から推測されるのは、キティをキティたらしめる
重要な要素というのが「リボン」であるということだ。
認知心理学の観点から考えると、キティがどのような格好を
していてもキティと認識できるのは「目、鼻、ヒゲ、リボン」
を記号として捕らえているからである。
その中でも「リボン」は彼女の際立った特徴であり、
リボンがあることでこれがキティであるという判断を
脳が下しているものと推測する。
認知心理学など大学1年の頃に履修しただけのため
だいぶ適当なことを言っているだがご容赦いだだきたい。
筆者はこの分類に属するキティの存在を3年程前に初めて確認した。
それ以来確実に個体数が増えている印象がある。
単なるコスチュームプレイに飽きた為か、人外の者へと変貌を
遂げるキティの身が案じられる。
■結論
以上の考察から下記を結論とし、この考察を結ぶものとする。
・キティは単なるコスチュームプレイからの脱却をはかっているが
その方向は人外の者へと向かっており、その身が案じられる。
しかし、その方向性がキティ自信の意思によるものという仮定は
推測の域を出ない。
・モデルチェンジが常に行われている為、捕獲を先延ばし
にすると絶滅の可能性がある。
・目、鼻、ヒゲ、リボンがあればそれはキティである。
その中でもリボンは特に重要な要素である。
・サンリオの懐は深い
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と、いうわけでやたら長文になってしまいました。
でも書ききれて満足です。
私は上に書いた通り、クリーチャーに衝撃を受けこの道に入りました。
今後どう進化してくのかとても楽しみです。
しかし、このキティちゃんを考える人は一体誰なのでしょう?
並みの思考回路じゃさやえんどうみたいなクリーチャーは
生まれないと思う。敬意すら覚えます。
ちなみにかぶりもの系の様な愛らしいのも大好きです。
一応厳選して買っているため思ったより数は少なかったです。
全部買ったらお金がいくらあっても足りないわなぁ。
その他のキティちゃんに関してはサイトがたくさんありますので
そちらをご参照下さいませ。
また、これはあくまで今手元にあるキティちゃんを元に行った考察です。
サンリオさん、今後も独創的なキティを宜しくお願いいたします。
それはキティちゃん。
観光地に行くと必ずと言って良いほどその土地
ゆかりの格好をした彼女がいますよね。
俗に言う「ご当地キティ」。
ご当地衣装を着た者から原形を留めない者まで
バリエーションが様々あり、「仕事を断らない女」
と呼ばれる所以でもあります。
私は出張なり旅行なりに行くと必ずご当地キティをチェックし
心に迫る彼女がいると買ってくることにしております。
最近数が揃ってきたので、ここらで彼女の仕事を
分類・整理してみようと考えました。
以下、考察の結果である。
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まず手元にあるキティちゃんの分類を考える。
![思ったより少なかった](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/bd/f460e70f44047baf0ca89d61575b9961.jpg)
図1 クリックで大きくなるよ
考察の結果、以下の4種類に分類することとした。
1.正統派系
2.かぶりもの系
3.箱系
4.クリーチャー系
次のそれぞれの系統について論ずる。
■分類ごとの特色
1.正統派系
この分類に属する者は、キティとしての原形を保ちながら
ご当地のコスチュームを着用、もしくはご当地名産品を
手に持つ者とする(図2参照)。
![正統派](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/a9/02f50d648c9b495b21caf1a482a4ed74.jpg)
図2 クリックで大きくなるよ
島根のどじょうすくいをしている者は、実はキティではなく
ボーイフレンドのダニエルである。
こういったレアケースも稀に存在する。
先日行った中尊寺で発見した「義経&弁慶」は珍しい
セット販売に魅かれ購入に至った。
現に手元にある者の数は4分類の中で1番少ない。
正統派過ぎるが故に心に迫るものが少ないことが
理由だと考える。
2.かぶりもの系
この分類に属する者はキティとしての原形を保ちながら
動物、食物、など本来人の着用する物ではない衣装を
着用するものとする。
![いわゆるコスプレ](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/3a/4f73b52e1cc263e2113fc293051e424e.jpg)
図3 クリックで大きくなるよ
この分類では動物のかぶりものを着用した者から
いくらなどの食物を強引に着用した者まで幅が広い。
各地を観察した印象でもこの分類に属する者は比較的
多いように思われる。
手っ取り早くご当地ゆかりのものを、と考える時に
比較的思いつきやすいのではないかと推察する。
この分類で特筆すべきは正統派との境界線である。
例をとると大阪に生息する「たこやきキティ」。
自らの足で自立していることから一見すると正統派に分類する
ところであるが、人間がたこ焼きを着用することは通常無い
という観点から考え、手足があることより着用する物から
正統派系との境界線を見出すものとする。
3.箱系
この分類に属する者は一見してキティとわかる外観をもち、
箱、その他箱に類する物に収められているものとする。
![箱入り娘](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/7c/5657869a697050c2a0b4d06a80ec5aab.jpg)
図4 クリックで大きくなるよ
この分類で最も見られるのは「バナナ」、「納豆の藁」、
「鉄瓶」など特産品の中にそのまま入った者である。
「こけし」に関しては後述のクリーチャー系に属する者と
意見が分かれる所であると思われるが、筒状の物に入り顔
だけを外に出していると考え箱系に分類するものとする。
なお余談だが、猫は狭い所を好み目の前に箱があると中に
入りたがる傾向がある。キティは人と猫の中間属する生物
であるが猫としての本能は残されており、この分類のような
狭い物の中に入るというシチュエーションは彼女の最も好む
所なのではないだろうか。
4.クリーチャー系
この分類に属する者はキティとしての原形を保持しておらず、
手足が変形・消失している者、表情のみキティの様相を呈する者
とする。
![箱入り娘](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/8a/805e6c91712b7dd23d5996fab3b11889.jpg)
図5 クリックで大きくなるよ
この分類のキティを目にした者はその目を疑うであろう。
それがキティであると判別出来るまで数分を要する者も存在する。
クリーチャー系は各個体ごとに特筆する点が多い為、
いくつか抜き出し解説をする。
![アルビノ](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/9c/6ea0013365c8d667b9e276d0a60cdcda.jpg)
図6 クリックで大きくなるよ
図6は筆者が初めて遭遇したクリーチャー・米型(アルビノ)である。
遭遇の瞬間、稲妻を受けた様な衝撃を覚えたことを鮮明に記憶している。
顔とリボンからかろうじてキティと判別することはできたが
手と足が全く変形してしまっている。
携帯電話のストラップとして永らく活躍した後、
筆者自宅にて隠居生活を送っている。その後のモデルチェンジ
によりこれと全く同じ者は絶滅しており、保存用にもう1つ捕獲
していなかったことが悔やまれる。
キティは常に進化をする為、発見した際は速やかに捕獲する
ことをおすすめする。
尚、アルビノとしたのは、後に黄金色をした米型を発見した為である。
黄金色の者は一見するとかぶりものと見えなくもないが、
米の表面にキティの顔のパーツのみが描かれている所から
米と完全に同化しており、クリーチャーの分類とした。(図5参照)
![クリーチャー・八つ橋](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/08/5350bb5fb92e3c4f518de241653377b4.jpg)
図7 クリックで大きくなるよ
図7はクリーチャー・八つ橋型である。
京都にて発見・捕獲した。中には桜餡が詰まっていると推察する。
抹茶色の者が現在筆者の携帯電話にぶらさがっているが、
その色と相まってまさにクリーチャーの様相を呈する。
説明するまでキティであると認識しない者までいた。
背中には「京都」と書かれているのが微笑ましい。
![クリーチャー・さやえんどう](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/bd/a857b19b1a28dd2042e79ccc55d2f08c.jpg)
図8 クリックで大きくなるよ
図8はクリーチャー・さやえんどうである。
2007年2月に発見・捕獲した者である。
最早手足は消失し、豆の様な物に目、鼻、ヒゲが
描かれリボンが付けられているのみである。
この個体から推測されるのは、キティをキティたらしめる
重要な要素というのが「リボン」であるということだ。
認知心理学の観点から考えると、キティがどのような格好を
していてもキティと認識できるのは「目、鼻、ヒゲ、リボン」
を記号として捕らえているからである。
その中でも「リボン」は彼女の際立った特徴であり、
リボンがあることでこれがキティであるという判断を
脳が下しているものと推測する。
認知心理学など大学1年の頃に履修しただけのため
だいぶ適当なことを言っているだがご容赦いだだきたい。
筆者はこの分類に属するキティの存在を3年程前に初めて確認した。
それ以来確実に個体数が増えている印象がある。
単なるコスチュームプレイに飽きた為か、人外の者へと変貌を
遂げるキティの身が案じられる。
■結論
以上の考察から下記を結論とし、この考察を結ぶものとする。
・キティは単なるコスチュームプレイからの脱却をはかっているが
その方向は人外の者へと向かっており、その身が案じられる。
しかし、その方向性がキティ自信の意思によるものという仮定は
推測の域を出ない。
・モデルチェンジが常に行われている為、捕獲を先延ばし
にすると絶滅の可能性がある。
・目、鼻、ヒゲ、リボンがあればそれはキティである。
その中でもリボンは特に重要な要素である。
・サンリオの懐は深い
------------------------------------------------------------
と、いうわけでやたら長文になってしまいました。
でも書ききれて満足です。
私は上に書いた通り、クリーチャーに衝撃を受けこの道に入りました。
今後どう進化してくのかとても楽しみです。
しかし、このキティちゃんを考える人は一体誰なのでしょう?
並みの思考回路じゃさやえんどうみたいなクリーチャーは
生まれないと思う。敬意すら覚えます。
ちなみにかぶりもの系の様な愛らしいのも大好きです。
一応厳選して買っているため思ったより数は少なかったです。
全部買ったらお金がいくらあっても足りないわなぁ。
その他のキティちゃんに関してはサイトがたくさんありますので
そちらをご参照下さいませ。
また、これはあくまで今手元にあるキティちゃんを元に行った考察です。
サンリオさん、今後も独創的なキティを宜しくお願いいたします。