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百済王族を埋葬か 奈良・カヅマヤマ古墳 板石積み石室

2005年12月02日 | 日本
 高松塚古墳など皇族クラスの古墳が集中し、飛鳥時代の“王家の谷”とされる奈良県明日香村南西部のカヅマヤマ古墳(同村真弓、七世紀後半)で、レンガ状に石を積み上げた石室が見つかり、一日、同村教委が発表した。四世紀から七世紀にかけて朝鮮半島に栄えた百済に多く見られる「磚(せん)積み石室」構造で、高貴な人物に限って使われた漆塗り木棺の破片も出土。皇族か、日本に滞在した百済の王族らが葬られた可能性が高いという。また石室は、一三六一年の南海地震で崩落していたことも判明した。

 同古墳は一辺二十四メートルの二段築成の方墳。尾根の南側を東西約百メートルにわたって削るなど、大規模に土地を造成して築造されていた。築造時期は、出土した土器から六百六十-六百七十年代と推定され、被葬者は四十、五十歳代の男性とみられる。

(産経新聞) - 12月2日2時51分更新

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