海と空

天は高く、海は深し

ヨブの忍耐

2005年10月31日 | 宗教一般

 

久しぶりにヨブ記を読む。

ヨブは七人の息子と三人の娘と羊七千匹、ラクダ三千頭、牛五百頭など財産のすべてを失ったとき、ヨブは言った。


「私は裸で母の胎から生まれてきた。そして裸で死んでゆく。主は与えられ、また、奪われる。主の御名は称えられるように。」第一章。

「人間の生活は兵役に従事しているようなものだ。つらい手仕事に耐えなければならない。奴隷のように日暮れを望み、日雇いのように支払いを待つ。得るものは何も無く、空しく月日は去り、夜毎の嘆きがあるのみ。・・・
私の一生は機織りの梭よりも速く、望みも無く過ぎ行く。・・・
私は生きるのに疲れました。私を独りにしてください。私の一生には何の意味も無いのです。」第七章。

「神が壊されたものを誰が建て直すことができるのか。神が閉じ込められたのに誰が解放できるのか。・・・
神は国を興し、強める。しかし、また国を衰えさせ、滅ぼされる。」第十二章。

「女から生まれる人間は弱く儚い。生涯は短く困難は多い。花のように咲き、花のように枯れる。我々は影のように消える。」第十四章。

「語られるときには聴き従い、尋ねられたとき答えるように、あなたは言われた。昔は他の者たちが語っていたことを知っていただけです。しかし、今は私の眼であなたを見ました。だから、私はかって私の言ったすべてのことを恥じます。そして、塵と灰の上で悔い改めます。」第四十二章。


詩篇第百三十一篇

ダビデの都上りの歌


主よ、私の心はおごり高ぶりません。そして、高望みはしません。私には身に余ること、難しすぎることを追い求めようとはしない。私の心を落ち着かせ和ませます。母の乳を飲み終えた子のように。母の胸に抱かれる幼子のように。イスラエルよ、主に信頼せよ。今もいつまでも。

 

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