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前回記事
シドニアの騎士
関連記事
バイオメガ6 宇多田ヒカル
シドニアの騎士の新刊が出ました(^o^)/
数々の謎が明かされる本巻。
まだ3巻ですが、既に物語の中の「長い歴史」を感じさせてくれる作品になっているところが、他の漫画に無いレベルの高さを感じさせてくれます。
今回明かされた伏線
・光合成でエネルギーを作れるので食事をする必要のない「今の人類」の誕生について
・通常兵器ではダメージを与えられない宿敵「ガウナ」に唯一決定打を与えられるカビザシの正体
・傷がすぐに治る「食事をする人間」である主人公「長手」の出生の秘密と、その爺さんの正体
・艦長や熊の寮母さんが、主人公長手に思い入れを持っている理由
・・・等々。
またカビザシ誕生までの過去の話には、旧式のロボットが出てくるのですが、衛人(モリト)というようです。
主人公の乗る、継衛(ツグモリ)の直接的な前世代機になっているようですね。
その衛人に装備されたヘイグス粒子砲(この世界でのビーム兵器:ガンダムの世界で言うメガ粒子砲みたいな物)の試作型が描写されているのですが、そのマーキングに「ヘイグス粒子加速装置試験機」と言う文字と、独特なオリジナル書体で「東亜重工」と言う文字が・・・。
そう、2巻でシドニアの騎士の世界は、同じ作者の前作「バイオメガ」に出てきた世界と繋がっていると言う描写があったのですが、それを裏付けているのです。
東亜重工とは、バイオメガの主人公である合成人間の製造元で、かなりの科学力を持った複合企業なのですね。
2巻では「その東亜重工が解体され、別の財閥企業になった」と言うのが、昔の新聞、ニュース記事みたいな中で語られています。
それも普通の漫画なら、重要そうな会話シーンの背景で「どうでも良いようなテレビが流れている」と言うような感じかな。
実はこの漫画の場合「そのどうでも良いテレビの中で説明している」みたいな雰囲気だったはず(この辺については、ちょっとは重要ぽく書かれていたかも)
前作バイオメガの知識がない人なら、普通にスルーしてしまいそうな描写の仕方です(笑)
特に説明的な文章すらなく、漫画の1コマのマーキングだけで「そう言う背景を説明」してしまっているのです。
この辺が、この作者「弐瓶 勉」が「天才だ」と思わせる所以ですね。
基本的には、良くできた映像作品並・・・いえ、それ以上に「無駄なコマがありません」
1度見てもわからないな・・・と思っても、何度か読み返してみると「そのコマの意味がわかって」きます。
たった3巻なのに、既に6巻以上は回を重ねている漫画以上の重厚感を持つ作品。
本作は、同作者の作品の中では「簡単で読みやすい」のでお勧めです(^o^)/
シドニアの騎士
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シドニアの騎士の新刊が出ました(^o^)/
数々の謎が明かされる本巻。
まだ3巻ですが、既に物語の中の「長い歴史」を感じさせてくれる作品になっているところが、他の漫画に無いレベルの高さを感じさせてくれます。
今回明かされた伏線
・光合成でエネルギーを作れるので食事をする必要のない「今の人類」の誕生について
・通常兵器ではダメージを与えられない宿敵「ガウナ」に唯一決定打を与えられるカビザシの正体
・傷がすぐに治る「食事をする人間」である主人公「長手」の出生の秘密と、その爺さんの正体
・艦長や熊の寮母さんが、主人公長手に思い入れを持っている理由
・・・等々。
またカビザシ誕生までの過去の話には、旧式のロボットが出てくるのですが、衛人(モリト)というようです。
主人公の乗る、継衛(ツグモリ)の直接的な前世代機になっているようですね。
その衛人に装備されたヘイグス粒子砲(この世界でのビーム兵器:ガンダムの世界で言うメガ粒子砲みたいな物)の試作型が描写されているのですが、そのマーキングに「ヘイグス粒子加速装置試験機」と言う文字と、独特なオリジナル書体で「東亜重工」と言う文字が・・・。
そう、2巻でシドニアの騎士の世界は、同じ作者の前作「バイオメガ」に出てきた世界と繋がっていると言う描写があったのですが、それを裏付けているのです。
東亜重工とは、バイオメガの主人公である合成人間の製造元で、かなりの科学力を持った複合企業なのですね。
2巻では「その東亜重工が解体され、別の財閥企業になった」と言うのが、昔の新聞、ニュース記事みたいな中で語られています。
それも普通の漫画なら、重要そうな会話シーンの背景で「どうでも良いようなテレビが流れている」と言うような感じかな。
実はこの漫画の場合「そのどうでも良いテレビの中で説明している」みたいな雰囲気だったはず(この辺については、ちょっとは重要ぽく書かれていたかも)
前作バイオメガの知識がない人なら、普通にスルーしてしまいそうな描写の仕方です(笑)
特に説明的な文章すらなく、漫画の1コマのマーキングだけで「そう言う背景を説明」してしまっているのです。
この辺が、この作者「弐瓶 勉」が「天才だ」と思わせる所以ですね。
基本的には、良くできた映像作品並・・・いえ、それ以上に「無駄なコマがありません」
1度見てもわからないな・・・と思っても、何度か読み返してみると「そのコマの意味がわかって」きます。
たった3巻なのに、既に6巻以上は回を重ねている漫画以上の重厚感を持つ作品。
本作は、同作者の作品の中では「簡単で読みやすい」のでお勧めです(^o^)/
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