月と空の浜辺

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イグナクロス零号駅 リローデッド

2010-09-05 12:19:19 | Comic
前回記事
イグナクロス零号駅

CHOCO氏のSF漫画「イグナクロス零号駅」のリニューアル版を買いました(^o^)/
10年前の漫画の再版ですが、2巻もやっと出てくれたので購入!
帯の「BLACK LAGOONの宏江礼威氏が興奮!!」と言う売り文句に、私や友人が興奮!(本当か?)

まず初めの感想「応援している人がラグーンの人で大丈夫なの?(~o~)」でした。
友人も、それを見たときの反応は同じだったようで苦笑。

「漫画とかって、応援している人って重要ですからねぇ。
 おいおい、ラグーンで良いのかよ!って思ってしまいましたよ」とこと。
う~ん、わかる(~-~)

ブラックラグーンは「海賊物を現代でやってみました!」って言うギャグマンガです。
「海賊達は港町の酒場で大乱闘!」のコンセプトをそのままに、喧嘩の時は「銃を持って突撃」していきます。
いやいや、ピストルなら無意味に突撃せずに、カバー(障害物)を使って、その場で撃てよ!とか、突っ込みどころが満載なのが売り。

最近では、M1911(45口径の反動が凄いピストル)に、ドラムマガジン二丁拳銃(絶対まともに当たらない代物)を出したり、バレットM82対物ライフル(にリボルビンググレネードを装着:重量10kgは軽く超えるはず)を、腕一本で振り回して「ガンダム撃ち」並で背後の敵を倒したり、凄まじいまでのギャグ性能を誇ります。
まともな人は、一回見るだけで呆気にとられ、呆然としてしまうこと請け合い!(^o^)/

イグナクロスと方向性違うくない?と思いつつも、ちょっと共通点が見られたりもします。
イグナ2巻の双子の話の下りとか・・・ね(~-~)


「イグナクロス零号駅」アマゾン・ストア データ
イグナクロス零号駅 1巻(リニューアル)レビュー
イグナクロス零号駅 2巻レビュー
イグナクロス零号駅 3巻予約中!
レビューが凄いことになっております(^o^)/

色々言われているけど、漫画のリニューアル版って全く同じで出版社(やブランド)を変えて出すのは普通ですね。
1巻が、表紙以外「以前の物と全く同じ!」なのは私も笑ったけど。
あ、カバーの内側の表紙は「なしの武装モード」のイラスト、になっていたりしたかな。
2巻が「ミランダ武装モード」になっています。
3巻は「にう子」になるのかな。

ちなみに最初に出た時点のレビューは以下の感じです。
イグナクロス零号駅 (01) (Dengeki comics EX)
CHOCO
メディアワークス

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私のイグナクロス零号駅のレビューとしては前回記事をご参照下さい。
ちなみに「零号駅」は、「ゼロゴウ駅」ではなく「レイゴウ駅」と読むようです。
結構マニアックな趣味の人って、「零はレイと読む」って人が多い気がします。
私とかは普通に「ゼロ」って読んでいたけど・・・。

零戦は、ゼロセンと読むかレイセンと読むか、みたいな。
蛇足だけど・・・零戦は「零式(レイシキ)艦上戦闘機」だから、正確にはレイセンで良いみたい?


内容的には、銀河鉄道999と殆ど変わらない。
設定的にアレンジを加えた程度ですね。

宇宙を旅する宇宙船と、その駅。
交通のあるとこに、様々な人と出会い、それぞれにドラマがある、と。
視点が駅側になったと言うだけですね。

理解するのは「結構難しいレベル」の作品で、読み手に要求するレベルは高いですね。
特に1巻の時点では、漫画家としての実力が不足気味で「色々背景設定はあるようだが、説明不足」な点が見られます。
俗に言う「イラストレーターの漫画」という感じですね。

ただ、この作者はSFに明るいので「SFを知っている人なら理解できる」と言うのが救い。
オービタルリングや、人種、種族間のいざこざ、等々。
SFのお約束要素は出てきます。

メインヒロインの「駅長」こと、神林ミランダはイグナクロス零号駅(IGNAJU CROSS GATES STATION THE No.00=イグナージュ・クロス・ゲート・ステーション ナンバー0)の駅長。
このイグナクロス駅は、公共の交通施設であり、独自の自治権を持った中立施設。
外部からの圧力を受け付けず、独自の判断で力を発揮する権限を持ちます。

1巻の時点では「12~13歳の外見を持つ少女。実年齢は不明なほど長生きらしい。何故こんな少女がイグナクロス駅の駅長をしているのかは不明」とか、思いっきり投げっぱなしスタイル(設定先に作っちゃいました!てへ♪)な感じが至る所に見られました。

多分、これはCHOCO氏も自覚しており、相当悩んだと見えます。
10年振りの再開に、結構手法を変えてきました。
ドクトル・ガッシュや、クーヤと言う、おじさんや少年など、男のレギュラーキャラの配置。
「ミランダの謎を知る人物」を設定したことで、先に述べた「設定先に作っちゃいました!」の矛盾を解決しようとしています。

1巻において、突然「普段は毅然としている駅長も、実はか弱い女の子なんです!」表現とか飛び出しちゃって「???」と読者置いてきぼりだったシーンなども、2巻後半の「罪深き父親」のシーンで説明されました。

この世界は過去に大戦争があり、人々は大破壊を恐れて「自らに制約を課した」ようなのですが(これは私が読み解いた上での推測)、その旧大戦の原因が、ミランダの父親にある、と言うことのようです。
2巻を書く上での、後付設定でしょうけどね。
(設定だけの構想はあったのでしょうけれど・・・)

また1巻の時点では設定だけあった、「イグナクロス九十九(ツクモ)駅」の話(ギャグ要員)や、その駅長「神林イプシィ」も登場したのが大きなポイント。
ミランダとイプシィには、色々と因果な関係であるようで、次巻で語られるとか・・・。
神林ということは、ミランダの身内、と言うことになりそうですが・・・。


さて、駅長が装備しているコスモモーゼルなのですが、銀河鉄道999の戦士の銃そのままの設定っぽいな・・・と。
やっぱりメカデザイナーは、モーゼルは好きな人多いよなぁ・・・。
島田フミカネ氏とかも好きそうだし。

コスモモーゼルは、旧大戦の時に、いくつか作られた超兵器の名残っぽいけど、何丁かしか存在しないようで、かなりの貴重品。
「持っていると言うこと」に、意味があるようです。
この辺の背景はまだ語られていません。
今後出てきそうですね。

この作品のコスモモーゼルは、装弾数10発で、9発がスタン弾で、10発目が波動カードリッジ弾と言う設定。
実物のモーゼルって、かなりの大型拳銃なので、グリップが大きかったり色々と「少女の体格で使える代物ではない」はずですが、ちゃんとカスタマイズしてグリップの小型化など、ミランダが使えるようにしているようです。

1巻の最後とか「スカートの中のホルスターから直接抜き打ち出来る」とかちゃんと設定を生かしており、緊急時にスカートの中から発砲して、スカートがボロボロになっている、とか。
フルオートモードがついており、「にう子(ゼノサーガのコスモスポジション?)」と呼ばれる旧時代の兵器との撃ち合いで、波動カードリッジ弾(10発目)まで速射したりなど、この辺の表現がリアルで素晴らしい。
こういう細かい仕掛けは流石CHOCOって感じでしょうか(^o^)/


なんだかんだ言って「復活」は巧く行ったのではないかと思います。
「基本的には古くさい漫画」ですし、難易度も高いSF作品。

しかし独特の雰囲気は、惹かれる所があり「広江 礼威氏が興奮!」のくだりが見えるところもあります。
好みは分かれるかも知れないれど、試してみる価値はあると思います。


個人的には3巻が楽しみですね(^o^)/



ブラック・ラグーン 1 (サンデーGXコミックス)
広江 礼威
小学館

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2 コメント

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Unknown (志烏)
2010-09-05 12:31:39
そのマンガは見たことないけど
ブラック・ラグーンは飽きて
売った(笑
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あらら (Rui)
2010-09-06 19:21:10
>シオ君
ラグーンはかなり人を選びますね。
最近は、段々グダグダになってきている感じなので、仕方ないかも知れないですね(^-^)

イグナクロスも買うのだ!
お勧めはしないけどね!!(~o~)/<こら
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