arts便り

情報公開

レオナール・藤田

2010-08-30 08:45:16 | Weblog
レオナール・フジタ「藤田嗣治」氏は日本を捨てフランスに帰化した時の名前である。だいぶ前だが藤田嗣治の作品展があり見に行った時、正直、私自身この人の名前すら知らなかったが今回の掲載写真の婦人画のポスターに惹かれフラフラと会場に引き込まれてしまった。私は絵の良さもウンチクも分からないが会場の入場待ちの行列の長さに、この人は有名な作家なんだと気がつきました。まず入場して直ぐにプロフィール紹介の写真を見た時に完璧なまでのジオメトリックなヘアカットされた画伯の写真を見た時に[サッスーンカット以前にブラントカットの一代ムーブメントがあっのだ]と感じました。この当時は名前こそ「オカッパカット?」だが「モガ・モボ」の時代の最先端であり昔の職人さんもこの斬新さを好んで切り、又、画伯もこのスタイルを受け入れていた事に「新しさ」を感じて感心しました「さすが芸術家ダナ・・」。そう言えば、時代が違うが、あの音楽家の小沢征爾さんは昔から凄い「ぼうぼうの爆発」していそうなヘアスタイルだが、(癖毛?)その当時アメリカで「スケーターのハミルカット」で成功していた当時の「スタジオVの須賀勇介氏(故人)」がヘアカツトを担当してたと知った時、「エッエッあのボウボウ頭が!!」と驚いた事を覚えている。さすがに「乱れた時に本物のカットを知る」である。職業柄すぐヘアスタイルに眼がいってしまうのである。
藤田画伯は早くからフランスに渡り「モジリアーノとかピカソ」達とも親交を深め、初期の頃は食べる事すら困難な時代があったがだんだん認められ、取分け「乳白色の美人画」が有名だがその他に猫の書いて或る絵が多く、又、絵の中の女性や子供の雰囲気が「中性的」で「妖精的」な独特のニュアンスがあり、そのまま「ジブリの主人公」の主役が出来そうタッチなのだ。(なんとなく影絵?の「藤城清二」さんの世界にに似ているー藤代氏が藤田画伯に似ている)只、戦時中日本に帰ってきた時に軍部の従軍画家の要請を受け「戦争鼓舞」をしたとされる絵が『哈爾哈(ハルハ)河畔之戦闘』『アッツ島玉砕』などの作品なのだ。
私も幸運にもこの絵を見ているが「戦争美化」するような絵ではなく戦争とは「地獄の入口」で「人間の極限を超える恐ろしい事なのだ」と言う事を絵を見ただけで分からせるに十分な、そう、岡本太郎と同じ位の説得力を持った絵であったと思うのだが・・・。(特に『アッツ島玉砕』はおぞましく一度見たら忘れられません)戦時中という時代背景や藤田氏を取り巻く環境、当時は全ての分野の芸術家達が駆り出された不幸な時代であったが、敗戦と同時に「戦争協力者」の烙印を押され日本を去ったのである。
皆さんもレオナール・藤田画伯の絵を見て下さい。(私はその時は特に思いませんでしたがどおいう訳かいつも頭から藤田画伯の絵が思い返されます)

(写真は私の頭から離れない作品の一つ「The Cafe」モデルの独特な雰囲気が漂う)

ホームページアドレス


http://www.hairspacearts.com/


定休日 火曜日  9月21(火).22(水)連休   
 
     
パート出来る方募集中 技術を覚えたい方    週2~3日程度(金、土,日)
AM10:00~PM16:00位迄勤務出来る方シャンプー、カラー、ブロー以上の技術が出来る方 時給800円~(能力に応じ)詳細は面接にて   担当 高橋迄  お電話下さい