goo blog サービス終了のお知らせ 

フライフィッシングの話

河川、湖沼、管理釣場などの国内釣行記、海外釣行記、タックル、フライなど、フライフィッシングにまつわる話と美しい写真。

ZXLはLLの再来か?

2007-12-25 11:16:18 | タックル

待っていましたよ。
こういうロッドを・・・。

往年のバーガンディレッド。
しなやかなティップのミディアムアクション。
やはりあの銘竿、LLシリーズを思い起こさずには居られません。

今のところ3番から6番までのラインナップで、全て4ピースですが、G5テクノロジーという最新のハイテク技術を用いながらも、トラディショナルなミディアムアクションに仕上げたところは、まさに伝統とモダンの融合と言えるでしょう。

実際にはまだ触ってないのだけれど、う~ん、やっぱこれ欲しいわ。

写真は日光湯川の流れ。

修理完了

2007-07-01 14:58:15 | タックル

今週末、バット部分の折れたセージのロッドが、2ヶ月振りに帰って来た。
早速ケースから取り出してみると、思った通りバット部はピカピカの新品状態だ。
ところが、リールシートの金具が「カラカラ」と軽い音がして、何だか安っぽくなっている。

「これって、もしかして Launch の?」

色から察するに、恐らく FLi からの流用品だろう。
一方、ワインディングチェックは上位クラスと同じものが使われており、フックキーパーはリングではなく、通常のU字型に変更されていた。

もちろん、生涯保証で修理してもらっているわけだから、何の不満も無いのだが、気になる点がもうひとつ。それは、ロッドの重量表示が、修理前は2 3/8 oz.だったのに、戻って来たら3 1/16 oz.になっていた事だ。

持った感じは以前と変わらないので、もしかしたら以前の表示自体が間違っていたのかも知れない。
そう言えば、SP の時は表示重量よりも明らかに重たかったけど、XP 以降は逆に軽く感じるようになっている。
もしそれが事実なら、SP 以前のセージは、全て表示より重いという事になるが、だからと言って困るわけでもなく、「それが何か?」と言われれば、「いえ、別に。」といった程度のものでしかない。

とりあえず、これでロッドは無事元通り?になった事だし、とにかく今は、このロッドを持って一刻も早く釣りに行きたい気分なのである。

ピンクのセージ

2007-05-19 16:12:40 | タックル

セージのロッドはもう何本も持ってるけど、特にセージフリークって程ではないし、別に限定マニアってわけでもない。だけど・・・、このピンクのロッドには妙にソソラレてしまった。

乳ガン基金のピンク色のロッドやリールが、以前から限定で発売されていたのは知っていたが、先日『Casting for Recovery(CFR) Outfit』なるものが発売になったというので、早速ネットで調べてみたところ、これがなかなか興味をそそられる内容だった。

その中身はと言うと、まずロッドが、限定300本のピンクカラーSAGE 586-4 VT2 CFR。それと、リールがピンクバージョンのROSS EVOLUTION 2 CFR。さらに、Jim Teeny CFR Flyline(ピンク/パープル)という組み合わせ。昨年はリズムのピンクバージョンだったが、今回はエボリューションになっている。

その気になるアウトフィットの値段だが、ズバリ850ドル。
これが果して高いのか安いのか良く判らなかったので、それぞれの価格を調べてみたところ、まず、SAGE 586-4 VT2が415ドル、ROSS EVOLUTION 2が295ドル、そして、Teeny Flylineが45ドル、合計で755ドルだった。
という事は、通常の仕様より95ドルも割高になってしまう。
ロッド1本につき100ドルが自動的に乳ガン基金に入るという事ではあるが、特別色というアドバンテージを含めなければ、その分をただ上乗せしているだけじゃないのか?と言われても仕方無いくらいピッタリと差額が一致している。もっとも募金という性質上、高いとか安いとかいう事はあまり関係無いのだが・・・。

このロッドを全部売り切った場合、募金額は30,000ドルになる計算だが、セージ側は「例え全て売れなかったとしても、最低25,000ドルの募金は保証する。」としている。

まあ、ちょっと派手だけど、綺麗だし、自分がもし女だったら買ってたかもね。

黒くて太いのが好き?

2007-04-27 01:11:55 | タックル

自分達の世代にとって、一眼レフカメラやオーディオアンプは黒いものというイメージがある。当時はテレビだって黒が主流だったし、喪服に間違われそうな黒ずくめのファッションだって、ちょうどその頃に流行したものだ。

一方、フライリールはと言うと、私がフライを始めた1970年代後半は、ほとんどが銀色だったと思う。確かに当時主流だったバンブーやグラスロッドには、ハーディ製のシルバーやガンメタ色のリールが良く似合っていた。

やがて、カーボングラファイトという画期的な新素材の出現により、フライロッドは目覚ましい進化を遂げる事になるのだが、構造が極めてシンプルで変わりようの無かったフライリールも、それに追従する形で進化せざるを得なかった。確か、黒いリールが出現したのもちょうどそんな時だったと思う。

当時、ハーディのマーキスシリーズが、黒っぽいカーボンロッドに合わせてガンメタ色になった時は、さすがに違和感を覚えたものだが、真っ黒いリールというのはまだハーディには無かった。
では、一番最初の黒いリールというのは、どこのどんなリールだったのだろうか? 今ではすっかり記憶が曖昧で思い出せない。もしかしたら日本製が最初なのかも知れないが、もしそうだとすれば、私の知る限りではイーアンのXGシリーズしか思い浮かばないのだが・・・。(もしご存知の方が居たら教えて下さい。)

その後フライリールは、変形しやすいアルミダイキャスト製から、頑丈なアルミ塊から削り出された、いわゆるバーストックが主流となり、オービスのCFOリールも全てバーストックモデルになった。そしてエーベルやロスといったフライリールの専門メーカーが次々に現れると、いつの間にか世の中のフライリールは黒一色となっていたのである。

果してそういう時代を過ごしたせいなのかはわからないが、所有するフライリールも気が付けばハーディ以外は黒ばかり、たまに銀色のリールも買ったりするけど、結局オークション行きだったりで、今は黒いラージアーバーのリールばかりである。

写真手前はダニエルソンリール社のFW2six、奥はガルバンフライリール社のラッシュR-4。
FW2sixにはDT3FかDT4Fを、そしてR-4にはDT3Fをセットしている。

最近はほとんどラージアーバーしか使わなくなって、だんだん径の大きなリールを好むようになったが、時代はさらに大型化&軽量化に向かっているようだ。
そう言えば、ラムソンのライトスピードはとうとう穴だらけになっちゃったけど、出来れば以前の型でブラックバージョンが欲しかったなぁ。まあ、この先も黒は出ないだろうけど・・・。

憧れのソルトリール

2006-08-17 13:30:59 | タックル
私がフライを始めた頃、フライの対象魚と言えばトラウトやサーモンと相場が決まっていた。当時は、まさにロッド素材の変革期で、各メーカーは竹やグラスファイバーからカーボングラファイトという新素材への可能性を模索している最中だった。
その後、フライロッドはあっという間にカーボングラファイト一色となり、そのお陰で、これまで不可能だった事も可能になった。その中のひとつがソルトウォーターフライフィッシングである。

当時の日本でも、テレビや雑誌でターポンやボーンフィッシュの釣りが紹介されていたが、それはフロリダやバハマ、コスタリカやクリスマス島といった非常に現実離れした世界での話で、所詮は高嶺の花だった。
さらにそこで使われていた道具も現実離れしていた。
当時は、ソルト用フライリールと言えばフィンノールだった。金色の、のっぺりとした肉厚のボディに穴の無いスプールという外観は、圧倒的な迫力があり、その一方でどこか気品を感じさせるものがあったが、何しろ価格が一桁違っていた。もちろん私にとって憧れのリールだった。

その後、ソルトをやる機会が無かったので、リールを買う事も無かったが、最近シーバスのフライが注目されるようになり、ようやく道具を一式揃える事になった。もちろんリールはフィンノール・・・と行きたいところであるが、最近はソルトの需要も増えたためか選択肢も多くなっている。私はコロラドの山奥にある1973年創業のロスリール社からキャニオンBG-4というモデルを選択した。

もちろん選択のポイントは「金色」だ。

SAGEの新製品

2006-08-08 11:50:41 | タックル
来月、SAGEから新しいモデルが発表されるようだ。
その名は「Z-AXIS」
内容は明らかではないが、XPの後継モデルという事で、XPと比べて10%以上も軽くなっているらしい。もちろんXPは今ある在庫限りとなる。

SAGEにはこれまで銘竿と呼ばれるものがいくつもあった。
その始まりは何と言ってもRPLシリーズだ。何しろ開発に携わったのが当時のキャスティング世界チャンピオンだったスティーブ・レイジェフ氏である。グラファイト2や3といった当時最先端の素材を用い、現代ロッドの原形とも言えるティッピーなファストアクションに仕上げられたロッドは今でこそ普通に思えるが、当時は相当に硬く感じられたものだ。
また、それと平行して人気が高かったのがLLシリーズだ。RPLと同じ素材を使用しながらも、非常にしなやかなミディアムアクションに仕上げた低番手のシリーズで、特に8フィート前後の3、4番は日本での人気も高かった。
その後、グラファイト4を採用した驚異的な軽さを持つSPシリーズが発表されるが、今でもこのシリーズは世界中で人気が高い。そしてこのSPシリーズを最後に○○+というバットの強いモデルは姿を消し、XPとSLTという新たなシリーズが生まれた。

XPシリーズは、ファストアクションという性質上、ディスタンス性能が求められる高番手モデルの人気が高かったが、相対的に見ると実際はそれ程硬いというわけではなく、パワーと繊細さを両立させたオールラウンドロッドとして長い間SAGEの看板ロッドという役割を担って来た。そのXPシリーズが無くなってしまうというのは何とも寂しい限りだが、その一方で、今回満を持して発表されたG5仕様の新しい「Z-AXIS」というロッド、一体どのようなロッドなのか、今から非常に気になるのも事実なのである。

写真は20年前に買ったコロンビアスポーツ社のヘンリーズフォーク2ベスト(Made in USA)。胸部に貼られたセージのワッペンはファーストモデルを購入した時のオマケだった。

ラージアーバー

2005-06-24 13:45:13 | タックル
「リールと言えばハーディ」
そう仰る方が今でも多数いらっしゃいますが、実は私もそのひとりです。
特にLRH.LightweightやFeatherweight、Marquisといったベストセラーシリーズは、隙の無い完璧とも言えるデザインで、現在も絶大な人気を誇っています。
一方、フライフィッシング先進国の米国では、もはやラージアーバーリールが主流となっています。ハーディ社もラージアーバーモデルを次々に発表しました。確かに、実用面で考えれば、ラージアーバーの方が優れているのは明らかなのですが、あまりにもデザインに違いがあるのと、その大きさに、違和感を感じている方も多い事でしょう。当初は私もそうでした。しかし、慣れというものは恐ろしいですね。ラージアーバーを使うようになってからは、リールとロッドのバランス感覚がすっかり変わってしまい、逆に今では普通のリールをセットすると小さく感じてしまいます。特にループのリールを使うようになってからは、その傾向が顕著です。
写真のLOOP Evotech LW 4sevenは、スプール径が95ミリもあるのに、キャパはWF5F+100yds.しか入りません。一応適応ラインは#4~7という事になってますが、#6/7はシンキングラインを使えという事ですかねー。

忍野用ロッド

2005-06-23 17:39:20 | タックル
私の忍野用ロッドは、十数年前まで5番がメインでした。一時期3番ロッドを使っていた事もありますが、大型魚のランディングに手間どり、魚を死なせてしまった事があるので、それ以降は殆ど使っていません。最近のロッドは硬いので、4番くらいが丁度良いと思います。

私の忍野ロッド遍歴

1977年頃 Browning Silaflex 8ft. #6/7
キャスティングの基本はこのロッドでマスターしました。グラスロッドの銘品。使ってませんが今も持ってます。

1982年頃 Leonard Golden Shadow 805
当時レナードに憧れ、せめてグラファイトロッドと思い購入を決意。それでも結構な値段だったため、ローンを組んでもらいました。今でもたまに使ってますが、本当に素晴らしいロッドです。

1985年頃 Rodon Boron Graphite 8.5ft. #5
このロッドは新富町のマッキーさんに製作して貰いました。縦繊維にボロンを組込んだバンブーのようなしなやかで粘りのあるアクションです。かなり使い込んだため、グリップが痛んでしまい、今は使っていませんが、これも素晴らしいロッドです。

1990年頃 Diamondback Arrowstraight 8634(#3/4)
レナードのゴールデンシャドウと全く同じブランクだと言うので、購入してみましたが、全く違ってました。でもダイヤモンドバックらしい粘りのあるアクションは、なかなか良かったと思います。これはすでに手放しました。

2005年~ Damon Chateaugay 8.5ft. #4 4pc.(写真参照)
今シーズンよりメインで使用しています。
ウェットアクションというだけあって、ティップがとてもしなやかで、イマージャーやピューパといったフライを使用した際の魚の乗りがとてもいいです。それと、バットが強いので、大型のレインボーに走られても充分に対応出来ます。実はこれと同じシリーズの9フィートも持っているのですが、ウェーディングをしない忍野では、ブッシュが邪魔になる時があるので、最終的にこの長さに落ち着きました。