振り向けばカジュアルウォーターII

某ゴルフサイトで連載していたコラムの続編です。

No.47 孤軍奮闘

2005-08-29 | ゴルフ
伊豆 根府川 木の上の露天風呂


【今週の1枚】伊豆 根府川 木の上の露天風呂
木の上に組まれた足場に置かれた露天風呂。まるでトム・ソーヤのような感じ。目の前に広がる自然との一体感がすばらしい。しばし喧騒を忘れ、ゆっくりとした時間を味わおう。
 → 壁紙 → グリーティングカード
----------------------------------

先週、ちらっとだけ書きましたが、先週のシニアツアーに中嶋常幸プロが出場していました。以前、ゴルフ西遊記をやっていたときも、シニアツアーをなんとかしないといけないというようなことをおっしゃってましたが、いよいよという感じなんでしょうか。

先週の試合も、今週の試合も、新聞の片隅にもうしわけなさそうに載っているだけ。男女のレギュラーツアーが、やれ伊沢プロだ、宮里藍プロだ、やれ伊藤涼太君だといってるときに、限りある紙面のスペースはやはり割けない。

それはまだわかります。私も編集者やらデスクやらやっていましたから、紙面をどう活用したらいいかというのはやはり考えますし、その割合もやはり公平にはできない。でも、インターネットだったら話は別ですよね。スペースの問題はないわけですから。

しかし、先週の試合のあった当日、いろいろなサイトを見て回りましたが、シニアツアーについて書かれた記事はほとんどありませんでした。あったことはあったんですが、一般の人はここには見に来ないだろうというサイトで……。

このままでは本当にまずいですよね。レギュラーツアーでずっと活躍できるならいいです。中嶋プロのように永久シードを持っているとか、ずっと第一線で戦える実力がある選手、そんなにはいません。30代までは試合に出ていたのに、いつのまにか見かけなくなった……そういうプロは多いと思います。

そういう環境の中で試合に出られなくなったプロはその後どうするんでしょう。ゴルフは引退がありません。しかし、肩書きを持っているだけで食べられるわけでもなく、試合から撤退した後の収入口は他のスポーツよりさらに少ないんじゃないでしょうか。監督やコーチになるということはありませんし、解説者も数えるほどの人で占められている。

これを救うにはシニアツアーがきちんと確立する必要がありますよね。そのために中嶋プロもがんばっていると思うんですが、どこか空回りしている感じが否めません。JPGAがもっと告知などに力を入れて、早いうちに立て直さないといけない気がします。まあ、告知云々というところはJGツアーもあまり変わりないですが(^_^;)


 from Manabu **Springwater** Shimizu
 Home:エリアSW
 Wallpaper:壁紙コーナー
 Greeting Card:グリーティングカード
 Column:続・SW Club編集後記
 Ranking:ゴルフブログの人気ランキング